初代長太郎が多分好きだったアイドル
『俺はあばれはっちゃく』が始まった頃、ピンク・レディーが大人気でした。かくいう私も当時はピンク・レディーに夢中で、特にケイちゃんが大好きでした。そのピンク・レディーの人気は『俺はあばれはっちゃく』のドラマの中にも少し反映されています。上記の引用画像は、2話で長太郎が見ていたテレビ番組です。
過去記事でも紹介しています。この番組は、エルビスさんのコメントからの情報でテレビ朝日で放送されていた『走れ！ピンク・レディー』（1978年10月5日～1979年3月29日）だと判明しました。改めてエルビスさん情報ありがとうございました。決め手はピンク・レディーの後ろで踊っている着ぐるみのキャラクターモンピーです。
『走れ！ピンク・レディー』は、毎週木曜日19時半から放送されていた番組なのですが、『俺はあばれはっちゃく』の2話で長太郎が見ていた時は、劇中で日曜日だということが、てるほの台詞から分かるようになっています。ドラマの世界では2話は日曜日から始まっているんですね。
現実の世界では『走れ！ピンク・レディー』は毎週木曜日の放送だったけれども、『俺はあばれはっちゃく』の世界では日曜日のお昼の放送だったということに。それとも、桜間家が既に家庭用ビデオデッキを所有していて、長太郎は録画を見ていた可能性もなくはないのですが、ビデオデッキの存在を確認出来ません。
それに、てるほがテレビの電源を切ってしまいますから、録画ではなくテレビ放送を見ていたと考えるのが自然でしょうね。あるいは、昼間に再放送があったとか。しかし、考えてみれば少し現実の世界の影響があったとしても、必ずしもドラマと現実の世界がシンクロしているとは限らないですしね。
ちなみに長太郎が見ていた『走れ！ピンク・レディー』では、「ミーとケイの10曲目の新曲カメレオンアーミー」を紹介していて、「カメレオンアーミー」は1978年12月5日にリリースされた曲。ここからも、『俺はあばれはっちゃく』が1978年12月に撮影が始まったことが分かります。
長太郎はテレビでピンク・レディーの歌や踊りを真似ているだけではなく、自分の部屋にピンク・レディーの写真を貼っているところから見ても、初代長太郎はピンク・レディーのファンだったんじゃないかなって思うんですよね。熱烈なファンというよりは、当時はピンク・レディーのファンの子どもは多くいたので、自然に好きだったんじゃないかなって思います。
私の周辺では私を含めて、ピンク・レディーのファンは女の子が多かったんですが、だからと言って男の子のファンが皆無という訳ではないだろうし、昔は国民的な人気者というのがいて、大衆の大半が好きな芸能人とか有名スポーツ選手とかいましたから。そんな感じで初代長太郎もピンク・レディーが好きだったんじゃないのかなって私は思っています。
ピンク・レディーの解散
ピンク・レディーは1981年3月31日に解散します。その解散については、『男！あばれはっちゃく』54話でお巡りさんが触れていますね。このお巡りさんを演じたのが久里みのるさん。母ちゃん役の久里千春さんの実弟であり、前作『俺はあばれはっちゃく』26話で泥棒役でゲスト出演され、その後も『あばれはっちゃく』シリーズに出演していかれました。
久里みのるさんが出演した『あばれはっちゃく』シリーズ作品については、上記の過去記事でも書いていますが、その時に書ききれなかったシリーズ作品での久里みのるさんが演じた役を紹介すると、5代目『逆転あばれはっちゃく』の6話に長太郎のクラスメイトの一人、西田の父親役で登場しています。
