柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

あばれはっちゃくのライバルがまだライバルじゃなかった頃

kakinoha.hatenadiary.com

上記リンクの過去記事で、次作で主人公長太郎を演じる人達が前作で、どんな役で出演していたかを紹介しました。その時に5代目長太郎役の酒井一圭さんが前作の4代目『痛快あばれはっちゃく』に出演しておらず、その関連で4代目に出演していた5代目の長太郎の同級生、大下五郎役の大島和徳さんと島崎達也役の宇梶忠男さん、追加で5代目のライバル高田秀彦役の阪田智弘さんを紹介し、初代に出演した2代目のライバルの邦彦役を演じた長野昇一さんも紹介しました。

その後、作品や過去記事を見返してきて、3代目『熱血あばれはっちゃく』のライバル輝彦役の小池満敏さん、4代目『痛快あばれはっちゃく』のライバル信彦役の草間忠宏さんの前作での出演を確認できたので、上記リンク記事から、5代目同級生役、ライバル役、2代目ライバル役の記事を削除して、こちらの記事に移転し、ここで改めて『あばれはっちゃくのライバルがまだライバルじゃなかった頃』として、紹介したいと思います。

佐藤邦彦がまだ佐藤邦彦じゃなかった頃

佐藤邦彦は2代目『男!あばれはっちゃく』の5年生の時の長太郎のライバル。父ちゃんの上司・佐藤部長の息子で長太郎と同じくみゆきちゃんに恋をしていた男の子です。邦彦を演じたのは長野昇一さん。長野さんは前作、初代『俺はあばれはっちゃく』27話でお祭り好きの江戸っ子、長太郎と張り合うヒトミちゃんの従弟サトル役で出演していました。

『俺はあばれはっちゃく』DVDBOXのブックレットには、吉田友紀さんへのインタビューの中で、栗又さんも長野さんの出演もカメラテストであることが明記されているので、2人ともに次回作『男!あばれはっちゃく』の主人公長太郎候補としての出演だったと思われます。

『俺はあばれはっちゃく』27話より

井上輝彦がまだ井上輝彦じゃなかった頃

3代目『熱血あばれはっちゃく』の井上輝彦を演じた小池満敏さんは、2代目『男!あばれはっちゃく』43話でカワムラ マサシ役で登場しています。浅見道場に通うマサシは同じ道場に通うタケダ イチロウと共にみゆきちゃんに対決を申し込みにきました。

『男!あばれはっちゃく』43話より

kakinoha.hatenadiary.com

小池さんについては、上記リンクの過去記事でも書きましたが、その後プロゴルファーになった可能性が高く、1970年5月14日生まれかもしれません。

もしも、私が調べた小池さんの生年月日が正しければ、『熱血あばれはっちゃく』は主演の長太郎役の荒木直也さんが1970年10月13日生まれ、ヒロインのあけみちゃん役の浜村砂里さんが1971年3月18日生まれ、あけみちゃんの友人のみどりちゃん役の浅井星美さん(現・浅井星光さん)が1970年7月7日生まれなので、長太郎の同級生レギュラー子役の6人のうち(私が分かっている範囲で)4人が『熱血あばれはっちゃく』(1982年4月10日~1983年3月26日)のドラマの設定年齢よりも1学年上の6年生だったことになります。(ぶっちゃけ『熱血あばれはっちゃく』の写真集を持っている人は、3代目のレギュラー子役の生年月日を全員把握しているんだろうなあ)

飯田信彦がまだ飯田信彦じゃなかった頃

『熱血あばれはっちゃく』41話より

4代目『痛快あばれはっちゃく』で信彦を演じた草間忠宏さんは、3代目『熱血あばれはっちゃく』41話でハヤシダ ケンタロウを演じています。父ちゃんの大事な仕事相手の林田建設の会長の孫のケンタロウ。その為にケンタロウが父ちゃんの大事にしていた魚拓にいたずら書きをしてダメにしても、得意先の孫なので怒るに怒れないという。この林田建設の会長さんが水戸黄門を尊敬する水戸黄門マニアで、その孫のケンタロウは茨城からやってきた子。

kakinoha.hatenadiary.com

茨城からきたというと、5代目長太郎がそうだったりしますが、もしかすると、3代目でケンタロウが茨城から来ていたことを踏まえると、4代目長太郎は茨城からの転校生にする予定だったりしたのかもしれません。41話のサブタイトルは「俺よりはっちゃくマル秘作戦」で、ケンタロウが長太郎も呆れるいたずらっ子であったことから、草間さんも、栗又さん、長野さん、先に『熱血あばれはっちゃく』34話に出演した坂詰さん同様に、次期長太郎候補としての出演だったのかもしれないなって思います。

高田秀彦がまだ高田秀彦じゃなった頃

5代目『逆転あばれはっちゃく』で秀彦を演じた阪田智弘さんは、4代目『痛快あばれはっちゃく』81話に登場します。阪田さんが4代目で演じたのは、ローラースケートで遊んでいたまゆみちゃん達に言いがかりをつけて嫌がらせをしたマツノキ小の6年生6人組の1人です。6人組は長太郎に名前を聞かれて3人が名前を名乗るのですが、阪田さんが演じた少年は名乗らないので、名前がわかりません。

下記引用画像で阪田さんと一緒にいるのは、この81話のゲストであるマツノキ小6年6人組のリーダー格のウエダアキラ。演じたのは、矢野泰二さんです。矢野さんは1970年7月19日生まれ。子役時代は東京宝映に所属していました。『はいすくーる落書』(1989年・TBS)の猿橋直や『夏子の酒』(1994年・フジテレビ)等数多くのドラマに出演。また、MARKET-CLUBというグループで歌手としての活動もされていました。

『痛快あばれはっちゃく』81話より

大下五郎が大下五郎じゃなかった頃、島崎達也が島崎達也じゃなかった頃

『痛快あばれはっちゃく』90話より

4代目『痛快あばれはっちゃく』には、秀彦役の阪田さんだけでなく、5代目『逆転あばれはっちゃく』で長太郎の同級生の大下五郎を演じた大島和徳さんと島崎達也を演じた宇梶忠男さんが共に『痛快あばれはっちゃく』90話「男の恋はナミダ色マル秘作戦」に出演しています。

この話ではデートをしているカップルがいたずらされる事件が起きて、その犯人を捜していた少年が最初に長太郎に犯人扱いされてしまうのですが、その犯人扱いされた少年を大島和徳さんが演じていて、真犯人、怪人19面相役を宇梶忠男さんが演じていました。大島和徳さんは5代目では長太郎をいじめた役でしたが、4代目ではどちらかというと正彦系統の役だったと思いました。宇梶さんが演じた役は少し調子のよい感じで私は公一系統の少年だと感じました。(個人の感想です)

大島和徳さんと宇梶忠男さんは、5代目の1話から登場していて、比較的目立つ同級生役でしたが、次第に5代目での出演は減っていきます。それでも、2人は最終回はしっかり出演されました。5代目が打ち切りという形(そもそも5代目で『あばれはっちゃく』が終了予定だったという噂も目にしました)にならずに1年間続いていたら、2人とももっと話に多く関わっていたのかなって思いました。

たぶん、全員次回作の長太郎候補だったんじゃないかな

役名のある役、セリフが多く、メインのゲスト役だったり、そうでない役であったりするのですが、次回作でレギュラーとして出演していたのを見ていくと、長太郎のライバル、正彦の後継者の役を演じた人達が前作の『あばれはっちゃく』にゲスト出演していたのは、次回作の長太郎候補、もしくはライバル役候補としての出演だったのかなって思います。

他にも、次回作で長太郎やライバル、親友役での出演がなかった人の中にも、次回作の長太郎の年齢に近い人達は、その候補としてカメラテストを兼ねて出演されていたのではないでしょうか。

今回の記事タイトルは「あばれはっちゃくのライバルがまだライバルじゃなかった頃」にしましたが、既に当時の長太郎と張り合うサトルやケンタロウのような人物もいて、ライバルになる前に、既に前作でライバルだったんじゃないかって思ってしまいました。