柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

鮮やかな正彦

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『俺はあばれはっちゃく』52話より

女の子の扱いが巧い正彦

初代『俺はあばれはっちゃく』の正彦は女の子にモテいて、女の子の扱いがとても上手。本人も女の子にモテている自覚がしっかりある男の子でした。それでいて、自分の本命の女の子とぬかりなく仲良くしているところが、正彦のすごいところです。

52話では佐々木先生の引率で、いつものメンバー長太郎、ヒトミちゃん、公一、恵子ちゃん、小百合と明子達でスケートをしにきます。そこで、まるっきり滑れない恵子ちゃんとヨタヨタしながら滑る公一、スケート場で仲良くなった女性と滑る佐々木先生がいて、ヒトミちゃんと仲良く滑っている正彦を追いかける長太郎がいます。

そんな様子を小百合と明子が見ていて、長太郎があぶれていると、あぶれた長太郎にスケートを教えてもらおうと手招きをする小百合と明子ですが、長太郎は無視。長太郎の目的はヒトミちゃんだから。なんとか、ヒトミちゃんと正彦の間に割って入ろうとするのですね。

そんな長太郎に正彦は小百合と明子が呼んでいるんだから、そっちでスケートを教えてあげなよと。「両手に花だぜ」なんて言って。だったら、正彦が小百合と明子に教えてあげればいいのにって思うんですけど、正彦はヒトミちゃんがいるし、正彦にとっても小百合と明子はお呼びではないんですよね。

あ、僕じゃないんだ

過去にも書いたんですけど、このスケートに行く前に、小百合と明子、恵子ちゃんとヒトミちゃん、正彦で三ツ色すみれのサイン会に行ったのですが、急遽サイン会が中止になって、正彦は落ち込む小百合と明子に慰めの言葉をかけるんです。

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すると、2人は正彦にすがって泣くかと思うのですが、2人がすがったのは、なんと恵子ちゃん。正彦の立場はなし。この時の絶妙ななんとも言えない表情がいいですね。正彦の的が外れたような、頼れる男の子として扱われなかった恥ずかしさとか、モテる男のプライドが傷ついた心がまぜこぜになったようで、なんとも言い難い表情になっています。

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『俺はあばれはっちゃく』52話より
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『俺はあばれはっちゃく』52話より

ちゃっかりしてる

正彦は初登場時からモテていて、2話で長太郎が正彦を懲らしめるために下駄箱に正彦が大嫌いなカエルを潜ませて、正彦が気絶して倒れても、逆に女の子達にから心配されていたり、20話で学芸会の芝居の主役を決める時にも、明子から「正彦君の方がかっこいいわ」と言われていたりします。

正彦がモテていて、女の子の扱いが巧く、例えみっともない姿を見せても女の子に幻滅されないのは、正彦の強さだと思います。また、自分の本命の女の子以外には、時に無関心というか冷たい態度をとりながらも、適度に優しく親切であるところが、正彦の本命以外の女の子を押し付けられる可能性を低くしているように思います。

正彦が女の子慣れしていると思えるのは、24話「やったぜデートだマル秘作戦」でヒトミちゃんとデートしようとする長太郎に対して、デートのアドバイスをしているところです。正彦は何度かの女の子とのデート経験があって、長太郎にデートのアドバイスをしています。

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『俺はあばれはっちゃく』24話より

正彦は女の子に親切であり、それでいて他人事のように無関心だったり、自分は関わらないけれども心配はするという態度をとることで、自分が困るような女の子の要求をかわしつつ、嫌われないとという、私から見たら神業ような女の子との付き合いを会得しているなって思ってしまいます。

過去にも正彦が女の子の扱いが巧い、慣れていると感じたことについて書いてあるので、そちらの記事も気になったら読んでみてください。

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邦彦に足りなかったもの

さて、正彦の人物像を受け継いで2代目『男!あばれはっちゃく』に登場してきたのが、邦彦でした。邦彦は正彦と同じく父ちゃんの上司の息子で、父子家庭、成績優秀であり、長太郎とは恋のライバルという立ち位置でした。

ただ、正彦と違ってクラスの女子の人気者だったかといえば、そうではなく、またヒロインを巡っての長太郎との恋のライバルだといえば、邦彦は明確にみゆきちゃんを好きだったのに対して、正彦は邦彦がみゆきちゃんを思うほどには、ヒトミちゃんが好きだったかと言えば微妙だったと思います。

もちろん、正彦もヒトミちゃんが好きだったとは思いますが、初代長太郎のようにヒトミちゃんに恋をしていたかというと違うように感じます。正彦のヒトミちゃんに対する思いは親友に近い感情だったのではないかなって、正彦は転校する前の東京の学校でも女の子とちょくちょくデートしていて、女の子と仲良くするのは、正彦には自然なことだったと感じるのです。

ヒトミちゃんもそうした仲良くしていきたい女の子の一人で、さらに友人以上の親友として仲良くしたかったのではないかなって思うんですよね。特にそう思うのは、17話でタマエが転校してきて、長太郎達のクラスに乗り込んできた時に、ヒトミちゃんがいる前でタマエに自己アピールを正彦がしているのを見た時です。

もしも、ヒトミちゃんだけが好きならば、そんな誤解をされるようなことを正彦がするはずがないなって思ったので、現にタマエに抱き着かれて困っている長太郎はヒトミちゃんの前でそんなことをされて、必死に抵抗していましたからね。

邦彦にも時々、こうした正彦の要素というのが出てくるときがあるのですが、やっぱりみゆきちゃんに弱いところが多くあって、さらには正彦のようなスマートな女の子のあしらい方、距離の置き方、お願いの断り方が出来なくて、いいように長太郎に弘子ちゃんや和美ちゃんを押し付けられていた印象が強くあります。20話や30話なんかを見ると、邦彦が正彦とは違うなというのがよく分かると思います。

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正彦も乱れる時もある

女の子の扱い、女の子との距離感を持つのが巧い正彦。取り立てて女の子関連で感情が荒くなることはなかったんですが、唯一あったのはヒトミちゃんの従弟のサトル君がきた時。この時の正彦は珍しく冷静さを欠いていて、さらには長太郎がそんな正彦に気負い負けしていたのが珍しかったですね。

サトル君を演じたのは、後に2代目『男!あばれはっちゃく』で邦彦を演じた長野昇一さんだったのも、面白いなって個人的には思っています。過去記事に初代『俺はあばれはっちゃく』27話について、正彦と長太郎の普段とは違う関係性を中心に記事を書いているので、併せて読んで頂けると嬉しいです。

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『俺はあばれはっちゃく』27話より