花とゆめ
『俺はあばれはっちゃく』52話で最終回が掲載された『乙女コックス』を持って、三つ色すみれが長太郎を訪ねてきます。長太郎は『湖は今日もエメラルド』のとこまで、ページを捲るのですが、その時雑誌の誌名が右上に見れるのです。
それが『花とゆめ』
つまり架空の少女漫画雑誌は『花とゆめ』を元にして作られた小道具だったということですね。
同じ時期に発売されていた漫画雑誌
ちなみにこの52話では、実在する漫画雑誌も登場していて、そのうちの一つがヒトミちゃんが立ち読みしている『週刊マーガレット』。この『週刊マーガレット』は、表紙から1980年6号であることがわかります。その週刊マーガレットと一緒に売っていた小百合と明子が買った『乙女コミック』2月号(下の引用画像参照)です。
素人の単純な考えで、1980年週刊マーガレット6号と同じ時期に発売されていた『花とゆめ』を『乙女コミック』にしたのかなって思いますね。長太郎が三つ色すみれからもらったのは、翌月号の3月号なので、もしかしたら2月号と3月号で元にした雑誌が違うかもしれませんが。
はみだしっ子
長太郎が三ツ色すみれの『湖は今日もエメラルド』までページを捲る途中で、掲載されている他の漫画作品が目に入ります。
私は当時1980年に『花とゆめ』を購読してなかったので自信がないのですが、その漫画が僅かな絵柄から、当時『花とゆめ』で連載していた三原順先生の『はみだしっ子』じゃないかなって思いました。
この僅かなページの情報から、当時『花とゆめ』を購読されていた方、『はみだしっ子』のファンの方なら、何号の『花とゆめ』かが分かるのでしょうね。
おまけ・公一が持っていたジャンプ
ちなみに同じく52話で公一が持っていた雑誌は背表紙から『少年ジャンプ3.4号』と分かるのですが、ヤフオクや古本屋のサイトで出ている1980年週刊少年ジャンプ3.4号とは裏表紙広告が違うので、断定出来ませんでした。ジャンプはジャンプでも月刊かなあ……。