柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

文字の本を読む楽しさを知った『ズッコケ三人組』

小学校の図書館で

小学生の時に図書館で借りて読んだ『ズッコケ三人組』シリーズの作者である那須正幹先生がお亡くなりになりました。小学生時代にとても『ズッコケ』シリーズが大好きでシリーズを図書館で借りまくって読みまくっていました。転校先の小学校に馴染めなかった時に図書館で見つけて、別れたと思っていた友達がここにいた。ああ、友達がいるんだって懐かしく本を借りて読んで、そこで私はとても心が救われました。

のんびりでふくよかなモーちゃん、長太郎のような親分肌のハチベエ、トイレの中では天才のハカセ達が活躍する『ズッコケ三人組』のシリーズは活字の中で縦横無尽に活躍するのは楽しく、また挿絵の前川かずお先生の絵も楽しく馴染み深くて大好きでした。『ズッコケ三人組』シリーズは、テレビでも漫画でもアニメでもないのに、こんなに楽しい世界があるんだって、文字だけの本もこんなに楽しいんだって、こんなに楽しく明るくワクワクな気持ちにさせてくれる世界でした。

その世界を作り出してくれた那須先生がお亡くなりになってしまったのは、とてもとても悲しく寂しいです。

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テレビドラマ版『ズッコケ三人組

ズッコケ三人組』シリーズは過去にテレビドラマ、テレビアニメになっていています。1982年『ハウスこども劇場』の中で3作。その中の1作で山際永三監督が監督をしており、また、1985年に宝塚映像・阪急ドラマシリーズで1年間放送されました。1985年の方には、酒井一圭さんが出演されています。

これ以外にもNHK教育でテレビドラマ化(1999年)されていたり、映画(1991年、1998年)になっていたり、テレビ東京日本テレビでアニメが放送され、OVAにもなっていました。詳しくはウィキペディアをご覧ください。

ja.wikipedia.org

私は映像化されていた『ズッコケ三人組』を見ていないのですが、期間が開いても映像化され続け、大人になった三人組も書かれたこの作品は長く深く、みんなに愛された作品だったのだと思いました。那須正幹先生のご冥福をお祈りし、この作品を生み出してくれたことに心からの感謝を申し上げます。とても残念で悲しいです。

高校生の時にいじめと病気で不登校になった時に本屋で見かけた時にまた救われたいと思って手を伸ばしましたが、その時一緒にいた妹に「高校生になって赤ちゃん返り?やめてよ」って言われて本を買わなかったことが心残りになっています。言われた方は覚えていても、言った方はもう30年以上前の話なので忘れているでしょうね。