柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

自己紹介(ドラマを見て分かる設定19)

アバンタイトル(冒頭で本編とは別にあるショートストーリー)での自己紹介については以前に「俺はあばれはっちゃく」自己紹介(ドラマを見て分かる設定7) - 柿の葉日記で触れたが、この自己紹介は段々と短くなっていく。「美玉市立第一小学校の5年生だ」というのが第24話からなくなり、第25話からは一番短く単純なものになっていく。

あばれはっちゃく』は元々シリーズ化を意図して企画した作品ではなく当初は『俺はあばれはちゃく』1作だけの全26話の予定だった。それが人気が出て延長されシリーズ化された。第25話ではそのご褒美として伊豆にロケに行っている。

思うに第20話の放送が終わった辺りから延長、シリーズ化の話が浮上したのではないだろうか。(「第20話の頃には20%をうかがえる位置にきていた」と解説書のインタビューで吉田友紀さんが答えている)そこで、アバンタイトルでの自己紹介もそれに合わせて2代目以降にも使えるものにしたのではないかと思ってしまう。

2代目以降の長太郎達が通う小学校名は原作とは違うドラマオリジナル名になり、「美玉市立第一小学校」というのは使えなくなるから。もっとも2代目の第29話からこの自己紹介はなくなってしまうのだが。

何も2代目で小学校名をオリジナルにしなくても、そのまま「美玉市立第一小学校」で良かったかもしれないが、初代と世界観を変える事で少し別物として抵抗を少なくしたのかもしれない。その一方で父ちゃんや母ちゃん、先生。逆立ち、父ちゃんの台詞などシリーズとして共通するものを残して馴染みを持たせる事もしてたのかなぁと思う。(もっとも全て素人の憶測にすぎない)

初代の長太郎は正義感も強く優しい所もあるがものすごく良い子というわけでもなく意外と意地悪な所もあって打算的だったりする。悪い子ではないが物凄く良い子という訳ではない。二代目以降も悪ガキの部分は残しているものの印象としてはより正義というか人としていい人になっているというか、ヒーローものの主人公として正しい姿が強調されていたように感じる。