柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

5代目長太郎の親友ワタルの母ちゃん(はなえさん)役・あき竹城さん

『逆転あばれはっちゃく』15話より

訃報

女優のあき竹城さんの訃報が昨日伝えられました。あき竹城さんは、明るさと温かい人柄を感じる方で、女優として数多くの映画やドラマで活躍されていました。昨日の訃報で、2年前から大腸がんを患い、闘病されていたこと、明るいイメージを壊すことなく、病気を伏せていたこと、復帰を目指していたことを知り、周囲を気遣う優しさとファンのイメージを壊さないプロとしての姿勢を知って、そのプロ根性を感じました。

ドラマやバラエティー番組で馴染みのあったあき竹城さんの訃報はとても残念で、回復して欲しかったです。75歳の年齢も若すぎると感じました。元気な姿しか思い出すことが出来ないので、お亡くなりになった実感がわきません。

あき竹城さんの訃報に多くのファンや仕事で共演された方々が、それぞれの思いをTwitterやブログに綴られていましたが、その中に純烈のリーダーである酒井一圭さんがいました。

長太郎の親友ワタルの母ちゃんとして

酒井さんは子役時代に『逆転あばれはっちゃく』で、あき竹城さんと共演されています。あき竹城さんは、酒井さんが演じた5代目長太郎の親友であるワタルの母ちゃんを演じました。

ワタルの母ちゃんの名前は、『逆転あばれはっちゃく』DVD付属の解説書によると、「はなえ」です。ドラマ本編では、ワタルの母ちゃんの名前が呼ばれないので、解説書を読んで知りました。また、ワタルの苗字は「石川」なので、あき竹城さんが演じた役名は「石川はなえ」になります。

あき竹城さんは、『逆転あばれはっちゃく』全27話の内、4話「発見!!一発で成績を上げる法」(脚本・市川靖さん・川島啓志監督)と15話「死闘!ラーメン大食い突撃隊」(脚本・市川靖さん・磯見忠彦監督)に出演しています。

『逆転あばれはっちゃく』4話より
『逆転あばれはっちゃく』15話より

歴代長太郎のランドセル投げの最大の犠牲者?

あき竹城さん演じるワタルの母ちゃんのはなえさんが『逆転あばれはっちゃく』に初登場したのは、4話。長太郎の母ちゃんの美容室のお客さんとして登場するのですが、その時、学校から帰って来た長太郎が投げたランドセルの被害にあってしまいます。このブログでは、長太郎のランドセル投げの犠牲者について紹介をしました。

kakinoha.hatenadiary.com

上記のリンク記事ではとりあげませんでしたが、恐らく『あばれはっちゃく』シリーズで長太郎のランドセル投げの犠牲者の中で、最後にして最大の犠牲者になったのが、ワタルの母ちゃんのはなえさんだと思います。なにしろ、長太郎の投げたランドセルは、はなえさんに被せかれた加温機に当たって大惨事になるのですから。

『逆転あばれはっちゃく』4話より
『逆転あばれはっちゃく』4話より

もう、なんというか。キャプチャーすることは出来なかったのですが、ランドセルが当たった瞬間に加温機の機械から火花が見えたりして。『逆転あばれはっちゃく』は、現在Amazonプライムビデオで視聴することが出来るので、ここでは紹介しきれなかった長太郎のランドセル投げからの一連の流れは、プライムビデオで確認してみてください。ワタルの母ちゃんのはなえさんの山形訛りも聞くことが出来ます。

ラーメン屋のおかみさん

『逆転あばれはっちゃく』15話より

次にあき竹城さんが出演したのは、15話。ワタルの家はラーメン屋で15話ではライバル店のラーメン屋に押され気味なワタルの店を長太郎がなんとかして、盛り上げようとする話です。こちらも、プライムビデオで視聴可能なので、見てみてください。

私は長太郎の最後に出した作戦をした中で、作戦を立てた長太郎も予想外の思わぬ展開に驚き、また、その予想外にもちゃんとした話の伏線があって、その伏線をちゃんと覚えていた長太郎の記憶力と思わぬ展開さえも、ワタルの家のラーメン屋のピンチを救う目的に切り替えた頭の良さが素晴らしいって思いました。

最初は上手くいかなかった長太郎の作戦に、迷惑をかけられて怒っていたワタルの母ちゃんのはなえさんが最後には長太郎を褒めて労ってくれたのが嬉しかったです。

『逆転あばれはっちゃく』15話より

最後に

今も明るく楽しいあき竹城さんの姿しか頭に浮かびません。テレビやドラマを通してしか私は存じ上げませんが、そこから伝わるのは、明るく優しく暖かな人柄でした。あき竹城さんの死がまだ信じられませんが、心よりご冥福をお祈りします。