柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

『あばれはっちゃく』初代と2代目の中の漫画

読んでる漫画雑誌

『俺はあばれはっちゃく』『男!あばれはっちゃく』の中には、現実に存在する本や雑誌が登場してきます。

過去にもとりあげて紹介してきましたが、現在『俺はあばれはっちゃく』と『男!あばれはっちゃく』を見返しながら、特に大きく気づいた『あばれはっちゃく』の作品の中での「漫画雑誌」について書きます。

過去にも『俺はあばれはっちゃく』の中に登場してきた雑誌について記事に書きました。

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左・1話より、右・52話より
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左・52話より、右・1話より

 過去記事でも書きましたが漫画雑誌を読んでいたのは、女の子達が多く、長太郎の部屋にも漫画雑誌はありましたが、ヒトミちゃん、恵子ちゃん、明子、小百合が良く読んでいるという印象があります。

明子と小百合は52話で2人がメインの話「恐怖の劇画だ」の回が印象的です。この52話では、てるほも漫画の愛読者だと分かります。

ちなみに1話で恵子ちゃんとヒトミちゃんが読んでいる雑誌が『週刊少女フレンド』、52話で三ッ色すみれのサイン会の情報を得たのは『週刊少女マーガレット』、三ッ色すみれの漫画『湖は今日もエメラルド』を連載している雑誌は『乙女コミック』です。

『週刊少女フレンド』(1962年創刊、1974年から月2回、1991年月刊化、1996年10月号廃刊)と『週刊少女マーガレット』(1963年創刊、1988年から月2回、表記名を『Margaret』に変更、1990年に『マーガレット』に戻す、2016年『マーガレット』(伸ばし棒はくるりと上にひねった形)に表記変更)現在刊行中は実在した少女漫画雑誌ですが、『乙女コミック』は架空の少女漫画雑誌です。

52話「恐怖の劇画だ」の回にゲスト出演した漫画家の三ッ色すみれ役の紅理子さんと担当編集者役の藤岡洋右さんは、役名こそ違いますが『男!あばれはっちゃく』71話「天才マンガ家」の回で紅さんが少女漫画家桜井亜子、藤岡さんが亜子の夫兼マネジャ一也役で『あばれはっちゃく』に再登場します。

 『俺はあばれはっちゃく』と『男!あばれはっちゃく』に限らず、『あばれはっちゃく』の世界はそれぞれの代で独立していて世界観に繋がりはないのですが、父ちゃんや母ちゃん、先生以外のレギュラー以外の単発のゲストキャラで、前作と同じ役どころで同じ俳優の方達が再登場するのは珍しく目立ちました。

『俺はあばれはっちゃく』の52話では結婚することが女の幸せとして三ッ色すみれが結婚して漫画家を辞めましたが、『男!あばれはっちゃく』71話では亜子と一也と結婚していても、亜子が漫画家として仕事を続けていて、ネタに詰まりながらも、長太郎の持ち込み原稿を見て活気を取り戻して漫画家として奮起していて、『俺はあばれはっちゃく』の三ッ色すみれとは対照的な結末を選んでいることが面白く、『俺はあばれはっちゃく』52話の脚本が男性の市川靖さんで、『男!あばれはっちゃく』の71話が女性の三宅直子さんというのも、社会での男女の役割、男性と女性の仕事を持つ女性に対する考え方の相違が時代背景と重なり、初代で専業主婦だった母ちゃんが腕に職を持つ自営業をする2代目以降の『あばれはっちゃく』の違いを感じたことでした。

母ちゃんの職業に関しては、過去記事でも追及しているので、よろしかったらお読みください。

母ちゃんの仕事に関して考えた『俺はあばれはっちゃく』54話の脚本も三宅直子さんでした。

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なお、『男!あばれはっちゃく』71話で漫画家の絵としてでてくるのは、いがらしゆみこ先生の絵で、協力としていがらしゆみこ先生の名前があります。

『俺はあばれはっちゃく』52話の方では台本の方にも漫画協力者の名前がないので、どの漫画家の先生かは不明です。

いろいろな経験を積む

『男!あばれはっちゃく』71話では、亜子が長太郎のまた従妹、はとこの漫画家志望のはなえに漫画家は絵が描けるだけではダメで、いろいろな経験、体験、勉強をすることの大切さを伝えています。

これは、作劇をされる方々の多くが話されていることで、脚本家としての三宅直子さん自身の言葉のように受けとめました。

少女漫画家のサイン会、原画展、はなえの漫画の原稿などが本格的で、漫画がどんなものなのかというのが、誇張は少しあっても、現実に近いように思えました。

この辺りは初代よりも2代目の方が漫画に対する職業に対して、開かれているように感じました。

また、2代目長太郎も初代長太郎同様に、漫画を読んでいるイメージはあまりないのですが、最終回のアバンタイトルで、『週刊少年ジャンプ』を読んでいて、ああ、ジャンプ黄金期の頃だなって懐かしく嬉しく感じました。表紙が『キャッツアイ』です。2代目長太郎と同じ『週刊少年ジャンプ』を読んでいた視聴者も多かったと思います。

ちなみに2代目長太郎が読んでいる『週刊少年ジャンプ』は1981年40号で表紙の『キャッツアイ』が新連載として始まった号です。

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『男!あばれはっちゃく』102話より
ドラマ別冊 プロになるためのシナリオ術 2012年 04月号 [雑誌]

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