柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

最終回

 30年前の今日3月8日『俺はあばれはっちゃく』が最終回をむかえました。この最終回で北海道にいくヒトミちゃんを見送りに羽田空港へ行く場面がありますが、奇しくも今日、私は仕事でこの羽田空港にいました。

 曜日は違えど同じ日付の日に30年前最終回の場所になった羽田空港に30年後自分がいるというのが不思議でした。自分で決めたわけではなく、会社の方で勝手に日にちと場所を決めた研修で、いつもは現場の仕事のシフトの関係で行くことは少なく、また個人的な用で羽田空港へいく事もないので、今日、この日に羽田空港へいったのは全くの偶然でした。

 さて、私事はここまでにして、話は『俺はあばれはっちゃく』へ戻ります。私は原作の終わり方が結構好きで、この終わり方を知った後にドラマを見ると、ドラマの最終回は最終回で素晴らしく好きなのですが、原作のように6年生になってそしてああいう終わり方をして欲しかったなと思ってしまうのです。

 原作の長太郎が進級しているのにも関わらず、ドラマの長太郎が5年生のままだったのは『俺はあばれはっちゃく』が元々半年(全26話)の予定だったからでしょうね。半年で終わる予定だと原作の卒業式で終わるエピソードは出すことが出来なかったのでしょう。もし、予定通り第26話で終わっていたとすると最終回となる日付は8月4日になるはずでした。この日は長太郎役の吉田友紀さんの誕生日なんです。この放送日の時に吉田さんは13歳の誕生日を迎えています。予定通りなら、12歳の内に長太郎役が終わっていたことになります。

まさか、声変りするまで長太郎を演じるとは当初本人も思ってなかったのではないでしょうか。それとも、そのくらい続けてやるという気持ちで臨んでいたのでしょうか。

もし、当初から1年の予定だったら長太郎達も6年生になって、ヒトミちゃんも皆と一緒に卒業できたかもしれません。しかし、これは今だから言える事で、当時は『俺はあばれはっちゃく』が1年続くかどうかなんていう保証はどこにもなかった訳だし、あれ程の人気が出るなんて誰も思いもしなかったでしょうね。

原作の最終回をと思う反面、当時の事情を考えると仕方なかったのかなと思います。だけど、こんな事を書いてはいますが、私はドラマの最終回も好きなのです。あの長太郎とヒトミちゃんの河原での場面が特に好きだったりします。

人気も視聴率も、何もない所に6年半に渡る『あばれはっちゃく』シリーズの基盤を作り上げた初代『俺はあばれはっちゃく』のスタッフ、出演者、関係者の全ての人達の凄さを改めて感じます。そして、感謝してます。自分の子供時代にこの作品があったこと、時を超えて再びこの作品に触れてもらえた元気。大げさかもしれませんが本当に感謝しているのです。