柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

3代目長太郎が持っていた漫画雑誌(ドラマを見て分かる設定124)

『熱血あばれはっちゃく』37話より

勉強をしているのを誤魔化す漫画雑誌

『熱血あばはっちゃく』37話(1982年12月25日放送)で、長太郎が勉強をしているのを誤魔化すために使った漫画雑誌が『少年キング』です。ここ、この話を知らない人がいて読むと「え、説明が逆じゃない?」って思うかもしれませんが、長太郎は勉強をしているのを母ちゃんや修一郎の目から誤魔化すために、漫画雑誌を使っているんです。

この辺り、パターンだと逆なことが多いので、この長太郎の勉強をしている誤魔化しがちょっとした笑いになっていてます。でも、母ちゃんも修一郎も長太郎がちゃんと勉強をしていることを知っていて長太郎の頑張りを温かく見守る姿に心が温まります。だから、この後でテスト結果や通信簿の結果を知った長太郎の行動や、その長太郎の行動に対する母ちゃんの言動を見て、こう、胸を掴まれるというか、切ない思いや、話の最後の最後で、ああ、そうだよなあ……。いいなって思うんですよね。この話も心にジーンとくる話です。いずれ、この話についても、いつになるか分かりませんが、改めてちゃんと感想を書く日予定です。

さて、長太郎が持っている雑誌の表紙は少し引用画像では見にくいのですが、長太郎が開いたページの漫画を見ることが出来ます。その場面が下の引用画像です。

『熱血あばれはっちゃく』37話より

長太郎が持っていた『少年キング』は約10年前の『少年キング

この長太郎が開いたページに掲載されている漫画作品は、原作・小池一雄小池一夫)先生、画・松森正先生の『木曜日のリカ』。この『木曜日のリカ』が『少年キング』に連載されていたのが1971年~1972年。『熱血あばれはっちゃく』が放送されていたのが、1982年4月~1983年3月ということで、3代目長太郎の時代から見ると、この37話で出てきた『少年キング』は約10年前の雑誌ということになります。

長太郎は小学5年生の11歳ですから、10年前は1歳ですよね。兄の修一郎は中学1年生で10年前は3歳。ということになると、この『少年キング』を買ったのは誰か。というか、10年前の雑誌があるっていうのは、長太郎達は栃木から引っ越してきたわけだし、栃木から10年前の雑誌も持ってきたというのも考えにくいし、簡単に考えれば約10年前の古雑誌になる『少年キング』を長太郎が買ったと考えるべきなのか。

いや、単に約10年前の小道具を使っただけでしょって話だと思うんですが、なぜ長太郎が約10年前の雑誌を所有して読んでいるって考えた方が楽しいじゃないですか。長太郎の少ない小遣いで、興味のあった昔の漫画雑誌を買って読んでいたんじゃないかなって、どこでその情報を知ったんだろうとか、どんな風にして手に入れたのかなとか、考えると私は楽しい。ひょっとして、父ちゃんが『少年キング』の愛読者でずっと大事に保管していたのかなって考えたりして、ちょっとした小道具からいろいろな話が想像出来て面白くて、私はそんなふうにドラマの話を楽しんだりします。

長太郎が見ていた『木曜日のリカ』の話

『木曜日のリカ』は、kindleなどで購入して読むことが可能です。全5巻で『熱血あばれはっちゃく』37話に出てきた『木曜日のリカ』の話は4巻に収録されている22話「BC8終着駅の手錠」という話です。この『木曜日のリカ』22話「BC8終着駅の手錠」の話がいつの『少年キング』に掲載された話か分かれば、長太郎が持っている『少年キング』が何年の何号か分かるんですけれど、分かる方いますか。

7月24日追記:さとうさんのコメントから、長太郎が持っている「少年キング」は、1971年9月12日・38号だと分かりました。さとうさん、情報ありがとうございました。

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さて、ドラマの場面に出てきた『木曜日のリカ』の話は『木曜日のリカ』の4巻で読むことが出来ます。『木曜日のリカ』に興味を持った方は、kindleやスキマなどで読むことが出来ますので、読んでみてはいかがでしょうか。(7月24日追記:雑誌掲載時とコミックス収録時で話数の割り振りに違いがあるようです。雑誌掲載時には前後編の「BC3渚のコルト45」はコミックスでは6話と1つに纏まっています)

『熱血あばれはっちゃく』37話より