柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

リメイク

 前にも書いたように『俺はあばれはっちゃく』のリメイクは基本的には望まないのですが、時々、この話のこの場面を今の吉田友紀さんや早瀬優香子さん達で見てみたいなと思う場面はあります。前回、書いた脳内リメイク - 柿の葉日記第41話を元にしたリメイクと、もう一つは最終話での父ちゃんと母ちゃんのやり取り、それを聞いたてるほが二人をからかう場面を、今の吉田さん達で見て見たいのです。勿論、父ちゃんは吉田友紀さん、そしてこの時の母ちゃんは早瀬優香子さん。てるほ役の人はちょっと思い浮かばなかったけど(当時の島田歌穂さんと同い年かドラマのてるほと同い年の現役の女優さんに詳しくないので…)でこの場面を見てみたいのです。

「女の尻ばかり追いかけやがって、情けない」
と吉田さん演じる父ちゃんが言えば、
「あら、私が北海道へ転校する事になった時、大騒ぎをして妨害しようとしたのはどこのどなた様でしたっけ?」
母ちゃん役の早瀬さんが切り返してくれたら面白いな…って。この時の二人の役名は長太郎とヒトミ。第41話でのリメイクではこの二人が結ばれていないという設定での脳内リメイクなので、この最終話の脳内リメイクと第41話の脳内リメイクはパラレルワールドで繋がりなんかないのですが、脳内だからこそ勝手に出来る成立する、私の中だけのリメイクなのです。

 もう一度だけでも、あの頃の元気な時代を思い出せるようなドラマが見てみたい。でも、リメイクというのはこうして脳内で妄想している間は楽しかったりしますが、過去に見たドラマのリメイクは時として思い出の中の作品を傷つけてしまうこともあるので、ちょっと怖かったりします。全く違う作品なら平気でも、なまじ同じタイトルだったりすると、さらにそれがオリジナルを知らない人間にリメイクの方が良いと絶賛されると複雑だったり、逆にオリジナルを愛するあまりリメイク作品を否定してしまったり…なんて事が過去にリメイクされたドラマを巡ってあったりしたので、好きで大切にしたい作品ほどリメイクはして欲しくないなと思ってしまいます。

 さらに、私は作品の内容だけでなく、そこに出演されている役者さんのファンにもなってしまいますので、前作に縁もゆかりもない人が前作に出演した人が現役として活躍しているにも関わらず出演されてないと、新しい人達にその作品を乗っ取られたような気がして、心が狭いと思いますが悔しいという気持ちが起きてしまうのです。それならば、リメイクよりも再放送の方を私は望みます。いらぬ心配かもしれませんが、『熱中時代』(1978年)のリメイクの話を聞いた時に『俺はあばれはっちゃく』のリメイクの話があったら…と少しそんな心配と脳内リメイクの妄想をしてしまいました。