柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

みんなお父さんが死んじゃうんだね

『鉄人タイガーセブン』第18話で北川さんのお父さんが亡くなり、その父親の亡骸を背負って歩く北川さんを見ながら次郎が呟く。

「みんなお父さんが死んじゃうんだね」

 ジュンと次郎の父親は物語が始まる前に既に死んでいる。直接的にはないにしろムー帝国の事を調べている時にろくろウィルスに侵されて亡くなっているので、間接的にムー原人に殺されたと言えなくもない。剛の父親も第一話でムー原人達に殺されている。そして、第18話でも北川さんの父親が殺され、ムー原人の事を世にアピールしたらどうかと高井戸博士を取材していた記者も自身の父親がムー原人に殺されている。

 以前にも『鉄人タイガーセブン』は父親と子供関係を描いた作品だと書いたが、話の中で登場人物の父親的な存在はムー原人達によって殺され、子供たちの前から姿を消している。剛達の父親的な立場にいた高井戸博士もギル太子との戦いで命を落とし剛達の前から消えた。

 例え、殺されなくても親は子供より先に死ぬ事が多い。大抵の父親は子供を守ってくれる存在だったりする。(そうでない場合も時にはあるし、母親もその役割を担うが)しかし、いつまでも守ってくれるものではない。いつか、その存在は消えてなくなってしまう。父親が守っていたいろんな痛みや災いをそうなった時に子供は直接浴びる事になる。その時子供はそれに耐えるだけの強さを身につけていなくてはならない。

「みんなお父さんが死んじゃうんだね」

 次郎の言葉には先に父親を失った者として父親を失った北川さんの寂しさを思い、それでも生きていかなければいけない父親を失った自分たちのこれからの厳しさを感じているような発言に感じた。