柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

美人は性格が悪い?

 私はそれは単なるやっかみだと思う。美人でも性格のいい人はいる。ブス(嫌な言葉だけどと思われてしまう人)で性格の悪い人もいる。そして、顔が綺麗で美人でも性格が嫌な人もいるし、ブスと思う人でも性格はいい人もいる。

 容姿というのは初対面や第一印象でその人のイメージを決めるのに一役買うと思うが、あくまで一役で全てではないと思う。私はこれまでの人生の中でいろんな人に出会ってきたが、容姿で性格の良しあしが決まるものではないと実感している。

 ただ、人間は完全な人に対しては何処となく不信感を抱いてしまうのではないか?顔も良くて性格もいいなんて…どこか一つくらい欠点がないだろうか?とか、こんなに美人な人と比べてどうして自分はこうなんだろう、せめて性格ぐらい悪ければいいという思いが、特に大きな欠点ではなくても顔がいい分、それ程でもない人よりも悪く見えてしまうのではないか?

 美人な人の欠点を見つける事で自分の心の均衡を保とうとしているのではないかと私は考える。美人は性格が悪いという考えは逆差別みたいなもので、美人と呼ばれる人はその分損をしているように思う。

 そういえば『俺はあばれはっちゃく』の第2話でも長太郎が転校してきたばかりの正彦に言うが人間どこかしら欠点があった方が人間味を感じて安心するのかもしれない。

「俺はお前が気に入らないんだ。ちょっとばかし出来がいいからって気障たらしく、俺はな、欠点がないやつなんて信用できないんだ」

 私は正彦を嫌な奴だと思った事はないが、かといって物凄くいい奴だとも思った事はない。長太郎も正彦も他の皆も欠点はあったけど、それを補う長所を持っていたと思う。ある一部分では嫌だなと思うところがあっても、そうした長所を見ていくと私は長太郎も正彦もヒトミちゃんも、公一も、恵子ちゃんも明子も小百合も、てるほもそれから父ちゃんも母ちゃんも佐々木先生も…(それから、きりがないのでここで止めておくが)嫌いにはならなかった。

 前に利昌さんってどんな人だったのだろう? - 柿の葉日記でも書いたように、人間なんて一方から見たら冷たいつまらない人にしか見えないかもしれないが、また別の一面を見ればその人の良さに気付く。人を一面だけで判断するのは勿体ない事のなのだと思う。

 一見、傍から見たら完璧な人に見える人でも本人の心の中では未熟に思う部分を感じていてコンプレックスを持っているのではないか、完璧な人間と言うのはこの世にはいないと思うが、でも、それに近い人間は存在すると私は思う。