柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

三羽烏

 『俺はあばれはっちゃく』第44話で父ちゃんたちのボーナスが出ない事で落ち込み元気のない長太郎、正彦、公一達3人をつかまえて佐々木先生が言った言葉。この3人は長太郎を筆頭に美玉市立第一小学校5年3組を代表する男子3人組といったところかな?もっとも、このドラマの視点が主人公長太郎視点だから、彼は勿論、友人でありドラマの主要人物である2人がそうなるのも当たり前な話。

 長太郎はヒトミちゃんの事で正彦に絡んでくるし、正彦も長太郎を許していたりはしてもちょっとばかし下に見てたりして二人はいがみ合う事もあったけど、あいつ、ちょっと嫌な奴だなと思っても、なんだ、あいつ?と思っていてもなんだかんだで何処かで信頼していたり、何かあると相談に乗ってあげたり、一緒に行動していたりして、互いに憎まれ口を叩きながらも、ああ、しょうがないなと思いつつもその存在は認めていたように思う。

 公一は正彦が転校してくる前から長太郎とは親友で仲が良かった。冷やかしたり笑ったりする事もあったけど、それでも互いに何処かで相手を信頼していて、だからこそそうした冷やかしや笑いなどの相手をすることが出来ていたのかもしれない。ただ、そうした親友だから許されると思ってした行動で、必要以上に相手の心を傷つけてしまった事もあった。長太郎がそれ程でもないと感じていた事でも公一のプライドは深く傷つき、またその傷ついた公一に寄って長太郎自身も傷ついた。

 私にも経験があるが、親しく自分の事を分かってくれていると思っている相手にはその気持ちに甘えて相手が他人である事を忘れて言い過ぎたりして、相手を傷つける事がある。どんなに気心がしれた相手でも、自分以外は全て他人なのだから「親しき仲にも礼儀あり」で相手の事を常に敬い思いやる心が大切だと思う。…そうは言っても自身を省みても感情的になってしまってコントロールが出来ずに暴走して人を傷つけてしまう事があるので、これは私にとっても戒めで耳の痛い言葉だ。

 公一は長太郎の親友だが長太郎と常にべったりという訳でもなく、また、子分という感じでもなかった。自分の考えを持っていて結構自由に動いていた。長太郎と親友関係を保ちながらも、正彦を敵対視していた長太郎を気にすることなく、勉強の出来る正彦を素直に凄いと思い、正彦ともそれなりに良い人間関係を築いていた。正彦も長太郎を小馬鹿にしてた所もあったが、公一と喧嘩しているのを心配していたり、二人の間に入ってその関係が良いものであるようにと思っていたと思う。

 長太郎、正彦、公一の三人はそれぞれが絶妙にバランス良く3人の中で人間関係が成り立っていて、また、それぞれが過剰に人に頼ることなく、自己が独立していたと思う。あばれはっちゃくの長太郎、優等生の正彦、情報屋の公一。彼ら3人は佐々木先生が言うように、美玉市立第一小学校5年3組を代表する三羽烏だったのだと思う。