柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

正彦と長太郎の関係

 

アバンタイトル

道路にチョークで相合傘を描いた長太郎、ヒトミちゃんの名前を書いて、横に寝ていますが、雨が降ってきて、車に轢かれるというちょっと怖いですね。

本編

今回は、正彦と長太郎の友情が主役?というか、正彦の死んだお母さんの話です。回想シーンですが、正彦のお母さんの姿が初登場してくる話です。

正彦の母親の思い出の作文を皆の前で朗読するのですが、そこで、正彦の母親は3年前に亡くなっていることが分かります。

長太郎達は小学5年生の設定ですから、正彦は小学2年生でお母さんと死別したと分かります。

正彦のお母さんは、正彦の作文によると美人でフランス語が得意とのことですが、実際は、正彦の見栄が入っていてます。

正彦の作文で正しいのは、美人で優しいお母さんの所だけです。学校の場面から、桜間家の夕食の場面へ。そこへ父ちゃんが家に帰ってきて、父ちゃんの上司で部長の正彦の父親に怒れて、荒れていて、母ちゃんも

「奥さんがいればね」

って言って、長太郎が授業での正彦の母親の作文の話を持ち出し、母ちゃんの知り合いの女性を紹介してみたらと話が発展して、正彦の父親のお見合いの段取りを取り付けます。

この秋山左知子さんを演じている一谷伸江さんは、4代目『痛快あばれはっちゃく』で『俺はあばれはっちゃく』の正彦に当たる信彦の母親役でレギュラー出演されます。

正彦が父親の為に、新しい父親の結婚相手を迎えるのを自分に言い聞かせるようにして、自分の気持ちを抑えながらも、左知子さんの失礼な正彦の母親の思い出を壊すようなことを言う為に、正彦の我慢していた感情が爆発してしまいます。

普段、冷静な正彦だけに、正彦の我慢と亡くなった母親への思慕が伝わってきます。正彦の父親を思う気持ちも大きくあるだけに、正彦が母親への思いと父親への思いの間での板ばさみになっていて、父親の再婚で正彦が実母のことを忘れてしまうことを言われてしまうのが、正彦には一番辛いと言います。

お見合いで、正彦が飛び出してしまったので、長太郎が気にして正彦を追いかけて、正彦の思いを聞きます。

長太郎に本当の母親の写真を見せて、母親の本当の姿を長太郎に明かします。普段は、ヒトミちゃんを巡って、いがみ合うことも多い二人ですが、長太郎に作文で書いたことが嘘で本当の母親の姿をはなし、父親のお見合いに対して嫌な気持ちを語る姿は、正彦の中で長太郎を友達だと思っているからかなって思ったりもします。

さて、長太郎は正彦の気持ちを聞いて、アイディアを閃きます。しかし、正彦のために出したアイディアで信頼して話したのに、長太郎ってばあっさり正彦を裏切ってしまうんですよね。

正彦を助ける為に知恵を貸す代わりに

優等生面するなよ、ヒトミちゃんと仲良くするなよ。 

 って、条件出したくせに。でも、これが最後の落ちに繋がっていくんですよね。

長太郎の裏切りで、家出していた場所から高所恐怖症なのに、廃墟のビルの上へと逃げていく正彦。

長太郎が助けに行くんですが、正彦がかなり危ない場所で宙吊りみたいになるんですが、これ、本当に高所恐怖症の人だったら、倒れてしまいます。

父ちゃんや正彦の父親も助けにきて、正彦の場所に行く途中で出会ったヒトミちゃんや恵子ちゃん、公一も見守る中、正彦が助け出されて、一件落着。

左知子さんにお断りをいれたことを報告に来た、父ちゃんと母ちゃん。正彦の父親のご機嫌をとる算段もこれで露と消えてしまい、返って恨みを買ってしまいました。

左知子さんは、正彦みたいな神経質な子どもがいるなら、だめってことで断るつもりだだったとケロッとしています。

正彦と正彦の父親が和解して、より強い絆が出来たようです。

学校に戻ってきた正彦はいつも通り。みんなに勉強を教えて得意顔。ヒトミちゃんも尊敬の眼差しです。

面白くないのは、長太郎。

優等生面するなよ、ヒトミちゃんとベタベタするなよ

 って、約束したのにと正彦に怒りますが、

君だって約束を破ったじゃないか 

 とあっさり。高所恐怖症を助けてやったのにと長太郎が食い下がっても、

君、過ぎたことは忘れようよ 

って返します。今回は正彦の弱みを掴んで、長太郎が優位にたったり、正彦が長太郎を頼ったりといつもの長太郎と正彦の関係とは違うものがありましたが、最後には、いつもの調子の二人の関係に落ち着きましたね。

長太郎と正彦。佐々木先生が言うには、二人は友人関係なんですが、なんといいますか、同じ友人でも公一とは、また違う友人関係になっていて、面白いですね。 

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