柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

桜間家

長太郎は父ちゃんの事を尊敬していて自慢に思ってます。長太郎が父ちゃんを最初に自慢するのは第2話のヒトミちゃんに対してで、それ以後も事あるごとに長太郎は父ちゃんを自慢してます。第14話でも、大熊先生から父ちゃんの子供の頃を聞いて皆に笑われた時も、皆が帰ったあとで大熊先生に

「いくら子供の時の成績が悪かったっていい父ちゃんだ」

と言い切ってる程です。

第4話でも作文で父ちゃんの事をとても自慢していてその自慢は他の人が聞いても、なるほど、長太郎は父ちゃんが好きで尊敬しているんだなと納得できる自慢になっているのですが、これが母ちゃんになると長太郎の自慢は他の人と少し感覚がズレてしまいます。第15話の母親参観日の時に佐々木先生に皆のお母さんはどんなお母さんか?と聞かれてヒトミちゃん達がそれぞれに無難に母親の事を褒める中、長太郎は自信満々に

「俺の母ちゃんには誰の母ちゃんにも真似のできない、顎外しの特技があります!」

と自慢し、その後、家でこの事で父ちゃんとてるほから長太郎は散々に怒られます。父ちゃんには

「この馬鹿野郎!人前で母ちゃんに恥をかかせやがって」

と言われて頭は叩かれるし、てるほからは

「お料理が上手とかなんとか言いようがあるでしょ?」

と呆れられます。でも、長太郎は母ちゃんを自慢したのにどうして怒られているのか分からず、母ちゃんのその時の気持ちを聞いても

「なんで顎外しが恥さらしなんだよ?俺は本当の事を言っただけじゃないか?」

と言ってしまいます。翌日学校でヒトミちゃんからも

「授業参観の事で叱られたんでしょ?やっぱりそうね。お母さんをあんな風に言えば当り前よ」

と言われた時にも驚いた所を見ると、長太郎の中では本当に自慢をしたと思っていて、恥をかかせとは思ってないようです。

でも、長太郎はヒトミちゃんのママたちと付き合って品良くなろうとした母ちゃんを見て

「あの連中が母ちゃんより偉いっていうのかよ!」

と腹を立てたり、第29話でも嫌な役目を押し付けられた母ちゃんを見て怒っている長太郎を見ると、長太郎はやはり母ちゃんの事も好きで父ちゃんと同じくらい尊敬していると思うのですが、どうも、長太郎が一番自慢したい母ちゃんの特技は他の人たちからはとても自慢の範疇に入らないために否定されてしまうようです。

父ちゃんも母ちゃんも長太郎の事は可愛いと思っているようですが、どちらかというと父ちゃんはてるほ贔屓に対して母ちゃんは比較的平等で、父ちゃんが過剰にてるほの方を心配する姿が表に出ている分、平等にしている母ちゃんの長太郎に対する態度が父ちゃんよりも優しく見えたりします。(と言っても父ちゃんが長太郎に対して愛情がないという訳ではない。それだったら長太郎自身が父ちゃんを尊敬するという事がありえない)母ちゃんの方が長太郎に優しいのに(長太郎の中では同じくらい自慢している)傍から見ると父ちゃんはちゃんと自慢するのに母ちゃんには恥をかかせてしまっているように見えるのは、なんだか母ちゃんが少し可哀想だなと思ったりします。

長太郎に関しても、父ちゃんをあれだけ自慢していて大好きなのに、父ちゃんの気持ちはてるほの方に大きく関心があるように見えるので、これも少し可哀想だなと思ったり、父ちゃんも凄く一人娘のてるほの事を心配しているのに、第40話で厄介扱いされてきつい一言をてるほから言われてショックを受けてしまう姿を見てしまうと気の毒に思います。てるほもまた弟の長太郎の事をとても大切に思っているのに、第50話でてるほの吹き込んだテープを聞いて早とちりをした長太郎に酷い事を言われてしまって可哀想だなと思います。

桜間家の人々は互いに互いを大好きでいるように見えるのですが、それぞれに少しだけその思いの大きさが少しずつだけ違っていて自分が思うよりも相手は自分の事を思ってくれていない…ようにも見え、その思いのバランスの不釣り合いがちょっとだけ切なく感じてしまうのです。それでも、やはり基本はお互いが大好きな家族同志だから誤解したりして、喧嘩をしたりすることもあるけれど、誤解が解けて和解すれば、改めて互いに大切な家族としての絆を深めていたなと思います。