柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

親譲り(ドラマを見て分かる設定32)

「長太郎、優等生だもんな。体育だけは」

長太郎は運動神経がいい。第2話で正彦に張り合って跳び箱ではっちゃく垂直飛びをやってしくじってしまったが、基本的には運動は全てこなす事が出来る。高校生のハンドボールのエースであるオカダさんのシュートをいくつか止めたし、マラソンは5年連続一番。スキーもスケートも水泳もサッカーもこなすし、キックベースも野球も出来るし、ドッジボールも得意。勿論、逆立ちだってできる。姉のてるほも勉強だけでなく運動も出来て、この二人の姉弟は共に運動神経がいい。

長太郎は勉強が出来ないのは親譲りで、てるほが勉強が出来るのは「一生に一度の大まぐれだよ」と父ちゃんと母ちゃんに言っている。それに対して父ちゃんと母ちゃんは反論するが、母ちゃんが子供の頃に勉強が出来たかどうかは分からないが、父ちゃんがそれに対して「父ちゃんだってな、小学生の頃は優等生だったんだぞ、優等生」と反論していたが、その実態は第14話の大熊先生によって嘘である事が判明する。この点では長太郎の勉強が出来ないのは親譲りという主張は正しいという事になる。

勉強以外でも大熊先生から聞いた父ちゃんの小学生時代は長太郎と重なる所が多く、皆から「そっくり」と言われてしまう。勉強が苦手でガキ大将でいたずら好き、大食らいな所は父ちゃんと長太郎はそっくりだが、父ちゃんが怒られて大声で泣いてついた仇名が「泣きの長」なのは「あばれはっちゃく」と呼ばれている長太郎とは違う所。長太郎が少し不器用な所は器用で腕のいい大工の父ちゃんと違う所。(もっとも、後半になると長太郎も猿の操り人形などを器用に作っていたりしたが)

頭の方は長太郎の言うとおり親譲りというか父ちゃん譲りかもしれないが、どうも運動神経の方はてるほも長太郎も父ちゃん譲りではないようだ。(とすると母ちゃん譲りか?)父ちゃんが運動音痴だという場面はあまり見ないが、第34話で父ちゃんの幼馴染の田中さんが登場した時に父ちゃんが金槌だと分かる。てるほが「金槌だったの?」と驚いているから、今は泳げるのだろう。しかし溺れた経験のある父ちゃんが泳げるようになったのは、それなりに練習したからだろう。父ちゃんは泳げるようになったから全く運動神経がない訳ではないが、苦手ではあったのではないかと思う。

私自身が小学2年生まで金槌で泳ぎを覚えるのに苦労をしたから、父ちゃんも泳ぎを覚えたのも苦労したのではないかと想像する。跳び箱にしても縄跳びの二重跳びにしても、人の二倍、三倍の練習と努力をしてどうにかこうにか出来るようになってきた私はそう思う。私の場合を引き合いに出して恐縮だが、やはりなかなか出来ないものを何度も失敗しながら、出来るようになった嬉しさは格別なものでその達成感は忘れられないものだ。だから、父ちゃんもそうだったのではないかと想像する。

父ちゃんの運動神経は長太郎やてるほと比べてないかもしれないし、勉強も出来なかったかもしれないが、父ちゃんは金槌から泳げるようになったし、勉強だって大工として立派に仕事をしている父ちゃんは頭だって悪くないはずで、サラリーマンとしてもちゃんと勤めている。長太郎は父ちゃんに「人間なせばなる」と言われた事があると言っている。それは、父ちゃんの経験から出た言葉だろう。

元々の才能とかの差や長太郎の言うとおり遺伝なものもあるかもしれないが、努力によって運動だって勉強だってある程度は人並みにする事、もしくはそれ以上にする事が出来るのかもしれない。だからこそ、父ちゃんと母ちゃんは長太郎に言うのだろう。

「そうだよ、だから頑張っておくれよ」

一部勘違いがあったので訂正。