柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

大人の建前と子どもの本音

アバンタイトル

今回は、侍の格好をした長太郎とその小姓の公一が弓矢の練習をしています。なかなか的に当たらず、どんどんとその距離を縮めて、最後には的に正彦の似顔絵を使っています。正彦に対する感情から、的に当てるのですが、ここで落ち。

現代設定ではなく、時代劇設定でのアバンタイトルは今回が初めてかな。また、場所も時代劇で使うようなところですね。

本編

長太郎が竹箒を振り回して走っています。

どうやら、長太郎が班長で公園の掃除をするようになっているようです。

場面が変わり、母親達が会議をしているのを公一と一緒になって覗いています。

どうやら、保護者で何かのスポーツの親睦会を開くというか、隣町の美良町婦人会からキックベースで親睦会をするためのメンバー集めなどの話し合いをしているようなんですが、長太郎の母ちゃんが引き受けないかという発言をすると、恵子ちゃんのお母さんが嫌味を言い、ヒトミちゃんのお母さんが、母ちゃんに面倒なまとめ役を押し付けています。

それを見た長太郎が母ちゃんを庇うのですが、母ちゃんは引き受けてしまいます。母ちゃんにまとめ役を押し付けておきながら、母ちゃんが協力を仰ぐと誰もが理由をつけて断ってしまいます。

公一の母ちゃんは仕事が忙しいとか(公一の家は母子家庭で八百屋の自営業)、ヒトミちゃんのママはキックベースなんて柄でもないと目を吊り上げて怒る。

面倒なことを人に押し付け、キックベースをやりたくないって子どもですか?長太郎が貧乏くじを引いてしまった母ちゃんを庇ってくれたことが母ちゃんは嬉しいといいますが、長太郎の余計な一言が母ちゃんの立場を悪くしたと、父ちゃんもてるほも言います。それで、長太郎は母ちゃんに謝るのですが、長太郎は今回は何も悪くないんですよね。

それでも、あばれはっちゃくの母親だから、運動神経はいいだろうし、キックベースも出来るだろうって、母親達のほうがどうかしているんだよね。

こういう、大人の建前というか、空気を読むこと、本音を隠す、相手に合わせることで社会をうまく渡っていくのと、長太郎のように立場の弱い人が我慢をしないように配慮して、本当のことを言うことの難しさを感じます。

長太郎は、佐々木先生にお願いしてキックベースのコーチを佐々木先生がやることを皆に伝えて、みんなのお母さん達にキックベースのチームに参加するようにします。

佐々木先生目当てで、キックベースの練習に参加してくるいやらしい母親達。

しかし、練習試合でまともに試合が出来ていないのを見て、長太郎が母親達を非難します。これに怒って、キックベースのチームを辞退すると代表してヒトミちゃんのママが不参加を伝えに長太郎の家にやってきます。

母ちゃんがそれまで腰を痛めても、やってきたことが無駄になり、長太郎はまた父ちゃんに怒られます。確かに長太郎の言葉は過ぎていて、大勢の前で恥をかかされて、心を傷つけれたヒトミちゃんのママ達の悔しさや怒りは分かるのですが、自分達のプライドを優先して子どもの長太郎の言葉にむきになるのもどうかと思うのと、子どもの言葉だとしても、人を傷つける言葉というのはあるのだなって思います。

弾みで出てしまうこともありますが、長太郎はそれを詫びて、キックベースのチームに戻ってきて欲しいとヒトミちゃんの家に行き、公一の家にも行って頭を下げます。

ここで、いいなって思うのは、ヒトミちゃんも、公一も長太郎の側に立って、長太郎を援護しているところです。

ヒトミちゃんはドラマの最初の頃は意地悪でしたが、この29話までくると、原作のヒトミちゃんと同じく、人を良く見ていて悪くない人に対しては、しっかりと自分の価値基準で味方をして、ちゃんと公平であることです。

例え、自分が母親と違う意見でも、母親のほうに「非」があれば、闇雲に長太郎が「あばれはっちゃく」だからという理由だけで責めないし、母親の傷ついた気持ちを理解した上で悪い部分、正す部分を怯むことなく、しっかりと言葉で面と向かって伝えています。

このヒトミちゃんの潔さというのは、原作のヒトミちゃんがもつ最大の長所の一つだと私は思っていて、ドラマでは18話からその長所が強くなってきたと個人的には感じています。

今回はキックベースでの親睦会で、キックベースのルールが野球に近いのですが、ヒトミちゃんのママたちは野球のルールも知らないのが、問題を大きくしてしまいました。

今よりも野球人気が高い時代の話ですが、興味のない人には分からないのがスポーツのルールで、これはスポーツのルールに限らないんだなって思います。

ちなみに、『俺はあばれはっちゃく』が放送されていた1979年2月~1980年3月は、江川卓投手が巨人に入団した年でもあり、『俺はあばれはっちゃく』の裏番組で巨人戦のナイター中継があると、『俺はあばれはっちゃく』の視聴率が下がったりもしたので、主演の吉田友紀さんは、DVDBOXの解説書のインタビューで、

オレ今でも江川嫌いですもん 

 と答えています。DVDは2005年発売なので、今から12年前の話です。

さて、この話を先週の予告で紹介する時に、西条八十の詩をアレンジしたので紹介しています。

あの「麦わら帽子」ですよ。たぶん、これは『俺はあばれはっちゃく』(1979年)よりも2年前の1977年に公開された映画『野生の証明』からの影響があったのでしょうね。 

 

ヒトミちゃんのペンフレンドがやってきた

アバンタイトル

長太郎がマンホールで金魚を釣っていて通行人の人達から注目を浴びていてます。

不思議そうに見られてご満悦な長太郎。そこで、種明かし。公一がマンホールの中で仕掛けていたのですね。

本編

恵子ちゃんとヒトミちゃんが写生をしています。

ここでヒトミちゃんが恵子ちゃんに中学生のペンフレンドの山川信如からの手紙と同封されていた写真を見せます。

この信如が使った封筒が白い縦長で筆であて先を書いているので、落ち着いた大人からの手紙の印象を受けます。少しですが、ヒトミちゃんへの住所もこの封筒から、読み取れて、「神奈川県」という文字を確認できます。

前回の浜降祭と合わせて考えても、『俺はあばれはっちゃく』の舞台は神奈川県であると考えられます。

信如の書いた詩といいますか、短歌?ポエムの朗読が入って、写真の中の信如が浜辺を走っているんですが、ヒトミちゃんも恵子ちゃんも、ちょっと発想が古風な感じがします。恵子ちゃんに、口止めをしたヒトミちゃんですが、木の上から公一の声が!

いつからそこにいたんだ!公一ってわけで、長太郎に報告へ行きます。

頼まれてもいないのに……。

しかも、長太郎がヤキモチを妬くように、尾ひれをつけてからかうように話すものだから、ホースで水をかけられてしまいます。

さて、場面は変わって一人の男の子がバスで降りてきて、そこにきた長太郎に道を尋ねます。

この男の子がヒトミちゃんの家への道順を聞いてきたもんだから、長太郎は慌てて一緒に案内も兼ねて一緒にヒトミちゃんの家に行くんですが、ここでこの男の子がヒトミちゃんのペンフレンドの信如だと判明します。

中学生だと思っていた信如は、長太郎たちよりも1学年下の小学4年生。

写真の信如に夢を抱いていたヒトミちゃんは、写真が違う人であったことにショック。

恵子ちゃんになんて言おうと困ってしまいます。一方で、長太郎は安心しているのですが、年齢が近い方が心配にならないのかなあ。ヒトミちゃんの好みが年上の人であるのは、これまでの佐々木先生の恋愛騒動でも判明しているので、長太郎の中では年下はヒトミちゃんの恋愛対象外だから安心しているのでしょうかね。

信如からヒトミちゃんとの関係を聞かれた時にも、ボーイフレンドと言い掛けて、クラスメイトと言いなおしたりして、長太郎の動揺や心の揺れを感じます。

夏休みを利用して、ペンフレンドのヒトミちゃんの家に来た信如ですが、ヒトミちゃんの飼っていた金魚が死んだので、ヒトミちゃんの玄関先でお経をあげて、ヒトミちゃんのお母さんから怒られて追い出されてしまいます。

この信如はお寺の子で、写経も書いているから、筆で達筆な字も隠し、お経もあげてしまいます。礼儀正しく真面目なんですが、少しずれているんですね。

追い出されて行くあてがないから、旅館に泊まると言い出すから、長太郎が家出少年って騒がれたらどうする!常識を考えろ!と信如に言い出します。

年下の子に振り回されて長太郎が常識を言い出すのは、これまでも、また、この話の後もあるのですが、いつもとは違う感じがして面白いですね。

今回の話は、定番の台詞に対しての崩しが入って突っ込みがあります。

信如を自分の家に連れてきた長太郎。夕食の席で父ちゃんと大喧嘩。

「父ちゃん、情けなくてな…」

「何が出てくるんだ」 

 信如の父親の和尚さんが迎えに来て、ヒトミちゃんと長太郎と公一が信如の家に行くことになりますが、信如の父親の弁慶さんからこき使われて、長太郎がとっちめてやろうと逆立ちしてアイディアを閃こうとするまえに、公一が

「ひらめいた!」

「公一、それ俺のセリフ」

弁慶さんが40を過ぎて生まれた信如に対して、めちゃくちゃ甘く育ているので、長太郎たちは文句をいうんですが、信如は甘やかされることが大嫌いで、悪いことをしたら怒ってほしくて、いろいろしても弁慶さんは怒らない。

長太郎の家で父ちゃんが長太郎に怒っているも羨ましがるくらいです。

この話を見ると、親が子どもを大事にするのってどんなことなんだろうって思うんですよね。弁慶さんのように欲しいものを買い与え、何でも許して、何でもしてあげることが大事にすることなのか、長太郎の父ちゃんのように子どもにちゃんとした人間になって欲しくて、怒ったり手をあげることがいいのか。

父ちゃんも時々、八つ当たりで長太郎に叱るのではなくて、怒りをぶつけるだけの時がありますからね。

子どもの成長のために叱るのと、怒りをぶつけるのは、似て非なるものであるし、この感情の違いというか、コントロールは大人だって難しいなって感じます。

本当の父親なら、子どもが悪いことをしていれば本気で叱る、怒るのが本当の父親だとこの話の中で、長太郎も信如もいいますが、よその子をこき使い、自分の子どもした悪いことをちゃんと見ないで甘やかすのは、確かに、どうよって思いますね。

それを子どもの信如が良しとしないで、不満に感じて何度も父親の弁慶さんを試すというのは、やや非常識に見えていた信如がまともな神経を持っていたと思えます。

信如は母方の祖父母と一緒に暮らしていて、祖父母が亡くなって弁慶さんに引き取られたので、弁慶さんと一緒に暮らすまでの間に、過保護すぎるのはよくないという価値観が培われたのだと思います。

長太郎や信如からの弁慶さんの態度に対しての拒否は、弁慶さんの考えを変えていきます。

ヒトミちゃんのペンフレンド騒動で始まった話で、ヒトミちゃんと信如から迷惑をかけられた長太郎ですが、長太郎が信如を引き取ったあたりから、ヒトミちゃんと長太郎の立場が逆転したようで、信如の家でヒトミちゃんもこき使われることに謝る長太郎に人の良さを感じます。

今日は吉田友紀さんの誕生日

アバンタイトル

クラスメイトが出てきて、人間インベーダーゲームをしてます。

正彦、明子、恵子ちゃん、ヒトミちゃんも登場してくるのは珍しいです。

たぶん、長太郎のクラスメイトがアバンタイトルに登場した最初かと思います。

本編

第27話は茅ヶ崎浜降祭の風景から始まります。

このブログでは映像から分かる手がかりで、初代『俺はあばれはっちゃく』の舞台を神奈川県だと推測していますが、この祭りの風景もその手がかりの一つです。

また、この祭りが行われるのが、かつては7月15日と固定されていたことから(現在は海の日になっている)撮影された日の推測も可能です。

話の上では長太郎達は夏休みに入っていて、長太郎、公一、正彦、ヒトミちゃん、恵子ちゃんの5人でお祭りにきています。

浜降祭の神輿担ぎに割って入ってきた威勢のいい男の子。

それがヒトミちゃんの従弟で今回の話のゲストキャラのサトル君です。

このサトルを演じる長野昇一さんが、2代目『男!あばれはっちゃく』で長太郎のライバル役でレギュラーの邦彦役を演じます。

2代目の邦彦は初代の正彦にあたるポジションですが、今回のサトルは祭り好きな威勢の良い初代長太郎に近い性格の男の子です。

ここにきて、原作にいないヒトミちゃんの従弟という長太郎に近い性格のドラマオリジナルキャラを登場させ、珍しくオープニングでも役名を出してサトルを出してきて、このサトルを演じた長野さんを2代目のレギュラーとして出演させていたことを考えると、前回のご褒美の箱根ロケに引き続き、番組延長、続編の準備に入って、2代目長太郎役を探していたのだと推測出来ます。

実際に、DVDの解説書にある初代長太郎役吉田友紀さんのインタビューでは、長野さんの出演はテスト出演だと語っています。

この話は長太郎と正彦が従弟ということでヒトミちゃんと仲の良いサトル君に嫉妬するのに加えて、浜降祭で感化されて長太郎達が地元の美玉神社のお神輿を大工の長太郎の父ちゃんに直してもらって祭りをすることになって、祭り太鼓の練習をするのですが、祭りのプロのサトル君に馬鹿にされたことで、長太郎と正彦でサトル君を祭りから締め出すのですが、長太郎が正彦とサトルのことで協力をする珍しさと長太郎らしくない嫉妬が話を運びます。

この長太郎らしくないところは、姉てるほ、父ちゃん、ヒトミちゃんから責められます。

よそ者だから仕方ないと、お神輿を神主さんの許可を得て少しだけ担がせてもらったサトル君が寂しそうに我慢すること、その姿を見て、父ちゃんやてるほに怒られて、ヒトミちゃんの気持ちを聞いて考えを変える長太郎がいいなって思います。

よそ者のサトルを祭りに参加させないために揃いのはんてんを着ていないサトルを追い出したのですが、長太郎が自分のはんてんをサトルに渡すことで、参加をさせます。

長太郎は父ちゃんのはんてんを着て参加をするのですが、正彦から参加を拒否されているところでサトルが受け取れないとはんてんを返しにくるのです。

長太郎もサトルも互いに意地を張っていて、正彦も二人を祭りに参加させないと言い出します。

それにしても、みんなで決めたルールを守るために参加させないという正彦ですが、なんで、あなたはそんなに偉いんですか?

でも、長太郎とサトルが出した解決策が同時で同じなのはいいですね。

神輿ははんてんで担ぐんじゃないもんな。

はんてんを祭りの正装だと考えていたサトルがそこに拘らなくなって、ヒトミちゃんのこと、祭りのことで嫉妬したりしたサトルとの垣根を越えて最終的には皆で祭りを楽しむ。

それが一番だと思います。

今では有名ですが、すでにこのブログでも紹介してあるように、ノンクレジットですがエキストラで高橋ジョージさんが出演されています。

また、今日8月4日は初代長太郎役吉田友紀さんの誕生日です。

この話が初めて放送された日に吉田友紀さんは13歳になりました。

その吉田さんも今年の誕生日で51歳。

月日の流れを感じます。

吉田友紀さんお誕生日おめでとうございます。

島田歌穂さんラジオ生出演

今日、放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の生放送に島田歌穂さんがゲスト出演されています。

毎回、島田歌穂さんがゲストの時は子役時代の経歴も紹介されるのですが、いつも『がんばれ!ロボコン』のロビンちゃんだけだったのが、この間、同じくTBSラジオの生放送番組『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』でも、ロビンちゃんだけしか紹介されていなかったので、今回もそうだろうなって思っていたら、パーソナリティのはなわさんから、

「『俺はあばれはっちゃく』にも出演」

って紹介されていて、嬉しかった!

ナイツの二人とアナウンサーの出水アナウンサーが、少しだけ『ロボコン』の世代から離れていて、『あばれはっちゃく』は見ていた記憶があるって話だったんですけれども、

島田さんの

「初代のはっちゃくのお姉ちゃんだったんですね」

って言葉にも、いまいちピンと来てないようで、Twitterでも『あばれはっちゃく』を見ていても、島田さんのてるほを思い浮かべる人が少なくて、『あばれはっちゃく』は5シリーズ、6年も続いたからどの代の『あばれはっちゃく』を見ていたかで反応が違うのだと思います。

また、『あばれはっちゃく』は山中恒先生の原作と初代『俺はあばれはっちゃく』と最終作5代目『逆転あばれはっちゃく』だけ、桜間家の長子が姉ですが、他の2代目『男!あばれはっちゃく』3代目『熱血あばれはっちゃく』4代目『痛快あばれはっちゃく』は兄で、2代目が一番長く2年近く放送されていたので、こちらの記憶を強く思い出に持っている人達が多くいるので、『あばれはっちゃく』のはっちゃく長太郎にお姉ちゃんが存在していることを知っている人が、悲しいですが少ないのではないでしょうか。

私が初代『俺はあばれはっちゃく』を本放送で見ていた年齢が4歳から5歳の頃ですから、私よりも年齢の下のナイツの二人なら、『あばれはっちゃく』を見ていたといっても、2代目からの『男!あばれはっちゃく』だったと思います。

それでも、ラジオの生放送から『俺はあばれはっちゃく』の名前と島田さんから、てるほのことを少しでも聞けたのは嬉しかったです。

ラジコのタイムフリーで1週間だけ、島田さんが出演されたラジオを聴くことが出来ます。

島田さんが出演されたのは、11時のゲストコーナーです。

radiko.jp

 

島田さんは公演中のミュージカル『ビリー・エリオット』のことも話していました。

10月まで続くとのことで、とても力の入った舞台になっているのでお近くで時間のある方はぜひ観劇してみてはいかがでしょうか。

友情

アバンタイトル

風鈴から、長太郎が小さなプールに入ってますね、お風呂のように。

赤ふんどしまでして、てるほが熱いお湯をいれて突っ込みをいれています。

本編

脚本は安藤豊弘さん、監督は山際監督です。

この話は、長太郎と公一の友情にクローズアップした話で、大好きな話の一つです。

公一のてるほへの仄かな恋心はこれまでにも、少しずつ見せてきましたが、今回はかなりはっきりと描かれています。

てるほへのスカートめくりをする悪ガキ達が登場してくるのですが、公一の目の前でやられたことに助けにきた長太郎が怒るんですね。

公一のひ弱さが出ていて、公一が「モヤシ」って言われているところが出ています。

この後で公一が家の配達をしていところで、悪ガキのリーダーの五郎にまた嫌がらせを受けています。

そこにヒトミちゃんが奥から駆けつけてきてくれていますね。

こういう、さりげなく長太郎が知らないところで、公一の周りに起きた出来事を他のみんなが分かっていることが、長太郎と公一の二人で起きた問題を周囲が理解して見守っているという構図が出来上がっています。

また、父ちゃんが帰ってきて、てるほから公一と長太郎の喧嘩のことを聞いた父ちゃんが、割れた皿を例えに出して公一との仲が割れた皿と同じになる前に謝って来いと言われます。

素直に長太郎は謝りに行く途中で、柔道道場の稽古を見て、五郎の強い兄を見るのですが、ここで五郎の兄が礼儀正しい柔道の少年だというのが分かるのですね。

五郎が強い兄を賞賛している姿も同時に見せて、五郎が兄を尊敬して慕っているのも分かります。

公一は五郎達に歯向かえない理由として、柔道の強い兄がいることを挙げているのですが、ここでも公一の情報屋としての情報収集能力の高さがあることが分かります。

素直に謝りに来た長太郎ですが、公一は母親にも気弱な性格を死んだ父親の比較されて責められたのもあって、謝りにきた長太郎に対して許さない態度をとります。

ここから、すぐに仲直り出来ると思っている長太郎と、許さないと決めた公一との温度差が生まれてきます。

だんだんと公一に感化されて長太郎も公一を許せないという気持ちになってきます。

決定的なのが、公一がヒトミちゃん達に頼まれていた長太郎への伝言を言わなかったことです。

長太郎が公一の店に来て、ヒトミちゃんの家への配達物を見て配達したことで、公一が黙っていたことが分かって、長太郎が公一がその気ならと絶交を言い放ちます。

その前に公一があまりの悔しさに悶えていると、五郎たちが目に入り、公一は石を投げて五郎の頭に当ててしまっています。

石を当てることはいけないことですが、公一のどうしようもない何処にもぶつけられない悔しさ、自分に対する惨めさはかなり大きく伝わってくるのです。

公一と長太郎の仲を心配する正彦とヒトミちゃん。

五郎に石をぶつけたことで五郎の兄が落とし前をつけるというので、公一が自分がしたことだからと一人で解決にいくといいますが、正彦とヒトミちゃん、てるほは長太郎に助けに行くことを促します。

意地を張っていた長太郎にてるほが言う言葉が長太郎の意地よりも義理を呼び起こします。

長太郎も公一も相手に腹を立てて、喧嘩をしたり、意地悪をしたりしても、相手が本当にピンチになって大変な場面に立たされると、いてもたってもいられなくなって自分の身よりも相手の身のことを思って、怖さよりも助けたいという気持ちが強くなって助けに行くところが、二人の仲の良さを感じます。

長太郎が自分がやってないことを一言も言い訳もせずに認め、相手の気が済むまで殴ることを受け入れ、公一がそれを見て自分がしたことを言って、長太郎の代わりに殴られると言う。

臆病で、気弱な「モヤシ」と言われてる公一が、それまで自分の弱さに悔しさを感じていたモヤシ、公一が長太郎のために殴られるのを覚悟で、出てくることがどれだけの勇気が必要だったかと思うと、公一の勇気と強さに「すごい」と感じてしまいます。

それまで、弟を傷つけて逃げた長太郎を卑怯者と呼んでいた五郎の兄が、

 五郎は黙ってろ。二人とも、もういい。謝ってくれればそれでいい。見ろよ、お前のへなちょこの腕じゃたいした怪我してないよ。もう、いいんだよ。いい友達持っているな。羨ましいぜ。おい、見ろ。この二人は立派じゃないか。本当は悪いのはお前たちじゃないのか?

五郎の兄がむやみな乱暴者ではなく、ちゃんとした人であるのは、長太郎がみた柔道の稽古の様子からも分かりましたが、それがここの最後の結末でちゃんと生きているんですね。

物分りのいい年配者が出てきて、急速に平和に解決するというのは、安直に見える人もいるかもしれませんが、五郎の兄が急にいい人として出てきたのではなくて、ちゃんとその前に礼儀正しい面を少しでも出しているところが話に説得力を持たせています。

五郎の兄が出てくる場面は少ないのですが、その少ない中でも結末に納得させるだけの人物をしっかり出しているのですね。

公一の気持ちを中心にその気持ちに影響されて変化する長太郎の心と、父ちゃんの登場は少しだけでしたが、友情が割れた皿のように修復不可能になる前に、長太郎も公一も勇気を出して一番大事な友達を守ったのを見て、心配して駆けつけた公一の母ちゃんと同じくホッとしました。

帰り道の二人はいつもの二人に戻っていて、お互いに好きな女の子について、からかわれていました。

ここで、長太郎は公一が姉のてるほが好きなんだってことに気がついたようですね。

長太郎にからかわれて、公一も長太郎をヒトミちゃんのことでからかっています。

でも、相手を傷つけるものではないもので、二人の相手の気持ちを図る匙加減が心地いいラストです。

今回は、完全に夏の暑い日の撮影だったのだなって感じたのが、公一や長太郎の汗ですね。

また、正彦の髪の毛がすっきりしていたこと。

思い出深い夏の日の出来事の話だったなって思います。

夏休み

アバンタイトル

長太郎の蕎麦屋の出前から。

何段も重ねて、倒れそうで倒れないバランスで公道を自転車に乗って配達しています。途中で自転車を降りてヨタヨタと。

後ろでは公一がいて道を案内している感じです。

車の運転している人も巻き込んで、ちょっとしたドッキリの仕上げになっています。

本編

アイスを食べてドンペイの散歩をしている長太郎が本屋で地図を見ているヒトミちゃんと正彦を見つけて声をかけます。

夏休みに伊豆にヒトミちゃんと正彦が遊びにいくというのを聞いて、「自分も伊豆に行くから向こうで会える」っていう長太郎。

しかし、喜ぶ長太郎とは裏腹にヒトミちゃんと正彦は戸惑い顔。

長太郎が去った後で、正彦が言うですが、伊豆と言っても広いから必ず会えるわけでもないんですよね。

でも、ドラマだから会えちゃう。

で、ヒトミちゃんと正彦と別れた後で、公一に会って夏休みのうさぎ当番を変わってって言われて変わって上げるんですが、明日から伊豆に旅行に行くのに、なんで明日からの当番を変わるのよって、家で旅行の仕度をしているてるほと母ちゃんに言われてしまうんですよね。

さっき、公一に会う直前にヒトミちゃんと正彦に、自分も伊豆に旅行しに行くって言っていたくせに、困っている親友を見て、煽てられると自分の都合も考えずに引き受けてしまう長太郎は、馬鹿なのか、お人よしなのか。

長太郎は連絡網で電話をかけて、自分の代わりの飼育当番をしてくれるクラスメイトを探しますが、夏休みで留守の家が多くてつかまりません。

連絡網、懐かしいですね。

今の小学生の子達は知らない存在になっているのではないでしょうか?連絡網。

何年か前に小、中学校の連絡網が廃止されたことを耳にして、時代は変わっていったんだなって感じたことがあります。

馬鹿なのは長太郎だけではなくて、帰ってきた父ちゃんも仕事を引き受けてしまって、母ちゃんとてるほに怒れてしまいます。

いきなり旅行は延期だって言って、てるほはこの日程でないと夏期講習が始まって夏休みに旅行は出来なくなるし、母ちゃんは新婚旅行以来の旅行で楽しみにしていたのにって。

しかも、この旅行は父ちゃんの独断で、父ちゃんが大好きな鮎釣りも出来るからって決めた旅行なので、またまた父ちゃんの勝手な判断で延期なんてされたらたまったもんじゃないのです。

しかし、会社も明日から誰も職場にいなくなってしまうから、みんな夏休みの家族との予定があるからって、父ちゃんが休みの予定を変えて職場に出てくるっていうのも、そこで即時に判断して出勤することもあったのは分かるのですが、父ちゃんにも予定があって、それも家族と一緒なのに勝手に決めるのは、いくらなんでも勝手だなって思います。

ただ、私も仕事をするようなって分かったのですが、他の人達が休みたいという希望を優先して自分を後回しにして、仕事のシフトに入ったり、休みの日に急に休んだ人の代わりに仕事に入ることがあって、父ちゃんはデパートに勤めているので、カレンダーの祝休日通りに休めなくて、シフト勤務だと思うのですが、職場を回すために誰かが出勤してないと駄目ってことがあるのは仕方がないとも思うんです。

ただね、みんなの休みが集中してしまうところは、シフトを立てるのが難しいっていうのは分かるんですが、これはシフト表を作った人のミスだと思うんですよ。

部長がな、自分が休むことを計算にいれてなかったって、言うんでぃ

冒頭で、正彦も長太郎と同じ日に旅行に行くって会話をしていますが、正彦の父親は父ちゃんの上司の部長。

正彦の父親がシフトを作って自分が休むことを忘れてシフトを作った結果が父ちゃんに降りかかってきたんでしょうね。

普通だったら、職場の責任者で作った人が責任をとって出勤するもんだと思うんですが、父ちゃんのお人よしが出て、

「旅行を中止してしまったら正彦おぼっちゃんが可哀相です。あっしが代わりに出やしょう」

って引き受けてしまったんじゃないかなって、ドラマにはないけれどそんな父ちゃんの会社での姿が目に浮かびます。

翌日、うさぎの餌やりに学校へ行った長太郎。

佐々木先生は長太郎の話を聞いて長太郎を褒め、うさぎ当番を代わってくれるといってくれます。

父ちゃんも代わりに仕事をしてくれる人が出来て、二人は明日から伊豆に行くことに。

さあ、伊豆にやってきましたよ。

伊豆のロケは、当時、新聞の取材が来てロケの様子が記事になってました。

新聞の記事の切り抜きを『あばれはっちゃくデーター』さんのファンサイトで紹介されていたのを見て知ったのですが、夜中まで続いた収録の様子や子ども達のファンの様子が写真付で紹介されていて、『俺はあばれはっちゃく』の人気の高さ、注目度を改めて知りました。

『俺はあばれはっちゃく』は、元々全26話、2クールで終わる予定のドラマだったのです。

これは、DVD特典の解説書にある長太郎役の吉田友紀さんがインタビューで話されています。

ロケでは伊豆(25話)が印象に残っていますね。はっちゃくはもともと26本だったんです。子供ながらに視聴率を気にしてまして、1話目が5.4%で第2話が5.0%で…それが10話を超えるあたりから10%に届いて、20話の頃には20%をうかがえる位置に来たんです。何しろ「クイズダービー」が36%あった時代だし、江川が巨人に入団した年でしたから…オレ今でも江川嫌いですもん(笑)江川が登板すると数字がガクッと下がるんです。

それでも10%を切ることはなかったんですね。それで番組延長が決まって、そのご褒美が伊豆のロケだったんです。このときは旅館にファンの方が多く集まってくれて嬉しかったですね。 

 

激戦区の土曜日の夜の時間帯で、強力な裏番組を持ちながら高視聴率を出し始めて、人気が高まり、番組延長が決まっての伊豆のロケだったんですね。

新聞記事にもなって、ファンの人達がきて、『俺はあばれはっちゃく』が1年間のドラマになって、さらにシリーズ化されて、その後子役達を代替わりさせながら、この後1985年までの6年間も続く作品となっていった『あばれはっちゃく』ですが、この25話の伊豆でのロケ決定が今後も『あばれはっちゃく』のドラマを続けていく決断の決定でもあったんだなってことが分かります。

それは、上で紹介した吉田さんの言葉でも分かりますが、この後にドラマを見ていくと、後に続く2代目『男!あばれはっちゃく』の下準備期間に入っていったことが分かってくるのです。

そのことに関しては、またそれが分かる話が来たときに。

では、25話の話に戻ります。

伊豆に来た父ちゃんと長太郎ですが、物取りにあって文無しに。

一応、警察には届けるものの、さて小銭しか持ってない状態で今日の宿をどうするか?となりホテルの案内係仕募集の張り紙見て、仕事をすることに。

ここで、父ちゃんの年齢の見当がつきます。

「案内係募集」

年令三〇~四五才男子

パート可

条件運転免許他本細面談

 ホテルサンバレー

父ちゃんは6話で午年なのは分かっているので、仕事募集の張り紙の年齢条件と照らし合わせると、37歳ってことになります。

『俺はあばれはっちゃく』は1979年の話ですから、1979年で午年の人で小学生と中学生の子どもがいる年齢を考えると、1942年生まれの37歳か、1930年生まれの49歳の可能性が高くなるのですが、募集の年齢の枠に入るのが1942年生まれの37歳だけなので、父ちゃんの年齢は演じた東野英心さんと同じ1942年生まれの37歳になるんですね。

私は『俺はあばれはっちゃく』の年齢設定資料は持っていないのですが、ドラマの中にある情報である程度の推測を立てることで、見えてくることがあります。

なんというか、今回の話は長太郎と父ちゃんの人の良さが裏目に出て、二人が辛い思いをすることが多くあって、ホテルの案内係で仕事をする長太郎と父ちゃんがそのホテルに宿泊することになった母ちゃんやてるほ、ヒトミちゃん家族と正彦親子に悔しい思いをさせられるのが、面白さよりも可哀相だなって感じてしまいました。

仕事でヒトミちゃん達を案内しながら、正彦と仲良くしているヒトミちゃんを見るしかないのって辛いですよね。

母ちゃん達は民宿をキャンセルしてホテルの一番いい部屋に泊まることになって、父ちゃんも長太郎もまさか自分達が働いているホテルに母ちゃんとてるほが泊まっているとは思ってなかっただろうし、二人が家にいると思っている母ちゃんとてるほも二人が夕食を運んできて驚いたでしょうね。

母ちゃんの言い訳も、豪華な夕食を運んできた父ちゃんと長太郎には言い訳にしか聞こえなくても仕方がないかなって思ったりして、みんなが同じホテルに集まってくるのも、このホテルでロケをしたからってことが、新聞記事を読んで分かりました。

このホテルでロケすることが決まっていたからの、張り紙仕事募集、その仕事をするための盗難被害にあうってことだったんですね。

長太郎と父ちゃんのお金と荷物を盗んだ泥棒を演じたのは、久里みのるさん。

母ちゃん役の久里千春さんの実弟です。

佐々木先生と公一はロケの伊豆には行きませんでしたが、桜間家、ヒトミちゃん一家、正彦親子が伊豆にやってきて、夏休み近くのその日の伊豆はファンの子供達にとっては、ものすごい日だったんだろうなって思います。

伊豆の風景、父ちゃんが拘った鮎釣りの風景も写り、ホテルの敷地内の池での長太郎と泥棒のアクションシーンでの体を張った夜遅くまでの収録の模様も新聞に取材されていて、夏の日の熱気を感じる話です。

長太郎と父ちゃんを面白く?使うために、父ちゃんと長太郎の人の良さをうまく使って、さらには泥棒を捕まえることの意味を持たせて、長太郎の活躍する見せ場を見せているところの見せ場があるところはいいなって思います。

長太郎と父ちゃんに突っ込みどころは満載にあるんですけれども、ああ、この二人らしいなって思えて、二人がタフなので可哀相だなって思っても、どこかで安心して見ていられるのがあるのが、半年近く長太郎と父ちゃんの強さを見てきた私達視聴者にあったんじゃないかなって思います。

父ちゃんと長太郎が気の毒だった分、後半の活躍で面目躍如になったのは嬉しく感じましたし、それまでのストレスが解消されて良かったなって思いました。

デート

アバンタイトル

今回はドンペイと一緒。

これは、長太郎以外に仕掛け人がいるタイプの珍しいパターンですね。

ドンペイをつれて、宝探しです。

本編

 さて、本編はてるほの中学の登校風景から始まる24話。

今回はゲストにてるほの同級生役で親友役で高見知佳さんが出演しています。

役名も「タカギ チカ」で、一文字違い。

てるほに見惚れている転校生の北野君に声をかけてます。

てるほに恋する転校生北野君、その転校生に積極的にアプローチしてくるチカ。

今回は、このてるほの同級生の恋愛関係に長太郎が関わってくる話です。

さて、てるほの中学の登校風景から場面が変わって、長太郎たちの小学校の場面です。

もうすぐ夏休みということで、佐々木先生がみんなに注意喚起をしています。

長太郎は夏休みの宿題を少なくしてとリクエスト。

長太郎らしいですね。

さて、休み時間になって、長太郎がヒトミちゃんを夏休みに江ノ島にいこうと誘っています。

長太郎は夏休みにヒトミちゃんと二人きりでデートするつもりで誘っているんですが、ヒトミちゃんは、正彦、公一、恵子ちゃん達にも話して、みんなで遊びにいくつもりでいます。

長太郎が二人きりでいきたいことが分かると、ヒトミちゃんが誘いを快諾したのを翻して、「考えとく」と言って、恵子ちゃんといってしまいます。

さて、ここで正彦がデートの達人として、長太郎にレクチャーをしています。

東京では女の子とちょくちょくデートしていた正彦。

デートをするなら、費用は全部男持ち、それだけの小遣いがあるのかいって言い切るあたり、正彦のませっぷりが分かります。

長太郎は小遣い出して、地図出して、ヒトミちゃんとのデートプランを立てています。

ビフテキを食べてと、なんだか時代を感じます。

長太郎の積極性、正彦のませっぷりを見ていくと、最初に出てきたてるほに恋する北野君の奥手ぶりが際立ちます。

奥手な北野君は、てるほが好きで桜間家の玄関先でうろちょろしていて、父ちゃんと長太郎に見つかって不審者扱いされています。

家までくるところが積極的なのか、消極的なのか分からない北野君ですが、長太郎と正彦が恋愛に対して、進んでいるんでしょうね。

さて、北野君の登場で父ちゃんが、てるほの身の心配をしています。

父ちゃんはこれまでを見てきても、てるほ贔屓ですし、年頃の娘を持つ父親としては悪い虫がつくことが気が気でなくて心配です。

その父ちゃんの心配を使って、ヒトミちゃんとのデート代を稼ぐことを思いついた長太郎。

さらに、北野君のアプローチに困っているてるほと、北野君に振り向いてほしいチカにも北野君の気持ちを変えるアイディアを提供して、さらにデート代を稼ぐことを思いつく長太郎ですが、これもうまくはいきません。

北野君の立場から見ると、確かに長太郎のアイディアは、酷く北野君の感情を傷つけているんですよね。

作戦が失敗して、落ち込んでいる長太郎に公一がヒトミちゃんが中学生と付き合っていると報告。

さっそく、公一に連れられてその中学生と会っているヒトミちゃんがいる公園に急行。

そこにいたのは、ヒトミちゃんと北野君。

なんと、北野君はヒトミちゃんの親戚。

年下の小学生の親戚の女の子に恋愛相談をしている北野君。

てるほと北野君を仲良くさせてくれたら、江ノ島に行ってあげるって言われて、あっさりとそれを快諾してしまう長太郎の弱さ。

長太郎の打算的な考えが結果、人の気持ちをもてあそぶことになり、アブ蜂とらずで破綻してしまうところが、なかなか物事思い通りにはいかないんだなって思います。

今回は特に恋愛がクローズアップされていて、てるほが弟長太郎の恋心を名前を伏せて学校放送にのせて紹介していたり、ませた小学生の長太郎達の恋愛への積極性と、中学生のてるほ達の恋愛に対してのチカ以外の恋愛感情に対して戸惑っている姿が対比されて書かれているなって思います。

長太郎達小学生の方が、自分達の感情に対してとても正直にはっきりとしているんです。

これは、長太郎に限らなくて、正彦も、ヒトミちゃんも、公一も同じ。

公一は恋愛関係に入ってはこないんですが、もうそういう関係の情報は迷いなく、逐一長太郎に報告して、関係を発展したり、ややこしくするのは第3話からですし、ヒトミちゃんも長太郎への好意を分かった上で、長太郎の気持ちを利用して、親戚の北野君のことをお願いしていたりするし、正彦は長太郎よりも経験の差を見せびらかしていたりして上から目線でデートのアドバイスをしてくるという、そして、長太郎はヒトミちゃんとの夏休みデートの目的のために、見境なく作戦を立てていく。

一方、北野君の気持ちに困っているてるほと、北野君に振り向いて欲しいけれど、自分とタイプの違うてるほが好きな北野君に望みなしと積極的な性格に似合わず、諦めきみなチカと、好きだけどどうやって接していけば分からないでいる北野君が、それぞれに小学生の弟長太郎、親戚のヒトミちゃんに相談をしているところが、小学生の恋愛と中学生の恋愛の違いになっているって感じます。

相手を傷つけないように穏便にすませたいという気持ちが中学生側にあるのに、それが結果的に相手を傷つけることへつながっていく、それは小学生の長太郎の作戦にのったものの、ボロを出している中学生側のてるほとチカにあったりするんですが、結局は誤魔化しや姑息な手段を使った結果なんだなって思います。

「嫌い」「嫌だ」って感情を好意を持っている相手に言うことに対して、抵抗があるというのは、優しさに見えて実は、自分のことを考えているだけなのかな?って思うんです。

ヒトミちゃんの正直に言う言葉のほうが、はっきりしていて、変な誤解を生むことはないんだなって、今回は思いました。

要所、要所で面白いところはありますが、今回は全体的にまとまりが悪いように感じます。

それでも、ヒトミちゃん、てるほ、チカと水着姿が見られるところは、とても可愛いです。

結果的に長太郎のあわよくばという目論見も失敗に終わってしまい、長太郎には散々で、自分の恋路をどうにかするだけでも大変なのに、人の恋路に入り込むのは、難しいってことなんだなって感じます。

人に頼んでおいて、思い通りに行かなくて長太郎に詰め寄るのも、どうなのかなって、てるほや北野君、自分に都合よく考えるチカに対して思ったりもしました。

さて、次回は夏休み。

江ノ島ではなくて、伊豆への旅行、ロケになっています。

このロケは、ご褒美ロケだったんです。

詳しくは来週で。