柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

4代目あばれはっちゃくの誕生日

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『痛快あばれはっちゃく』OPより

4代目長太郎49歳

毎年、恒例の記事になりますが、今日、4月1日は『痛快あばれはっちゃく』の主人公、桜間長太郎、4代目あばれはっちゃくの誕生日です。『痛快あばれはっちゃく』は、小学5年生から始まり、1983年4月2日~1985年2月23日まで放送されました。4代目の長太郎と長太郎の同級生の年齢設定は、1972年4月2日~1973年4月1日生まれになります。長太郎は早生まれの最後、1973年4月1日生まれですから、今日で49歳ということですね。

ちなみに明日4月2日は『痛快あばれはっちゃく』の放送が39年前に始まった日。そして、奇しくも明日は土曜日という。曜日が39年前と同じなんですね。来年は40周年。とうとう、4代目『痛快あばれはっちゃく』も40周年の大台の手前まで来てしまいました。そして、明日は明日で、長太郎の親友である、清の50歳の誕生日でもあります。

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『痛快あばれはっちゃく』1話より

うーん、子どもの頃から知っている作品で、ついこの間の感覚があるというのに、そんなに月日が経っていたのかと。子どもの頃に、両親の小学生時代とかって、すごい大昔だと思っていたのに、その親と同じ年齢になっていくと、そんなに大昔でもないんだなって思ったりします。一方で、4代目が始まった時に生まれた赤ちゃん達が、もう39歳になっていると知ると、39年の時の長さに驚いてます。

私は、今年で48歳になるんですが、私の生まれた年の1974年に公演された宝塚歌劇団月組の『ベルサイユのばら』や放送開始された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ)『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ)『電人ザボーガー』(フジテレビ)『仮面ライダーアマゾン』(TBS)『ウルトラマンレオ』(TBS)『傷だらけの天使』(日本テレビ)『日本沈没』(TBS)『猿の軍団』(TBS)を1974年当時に楽しんで見ていた方達は、その年に生まれた子が、もうそんな年齢に!って驚いているのでしょうか。

なんで隼人さん?

さて、4代目長太郎の誕生日は、過去の記事でも書いていますが、1話の夕食の場面で父ちゃんの口から出てきます。四月バカの早生まれで、体も小さく、勉強もびりっけつと。この夕食の場面に家族とサクラマクリーニングの従業員のマリちゃんと一緒に登場するのが隼人さん。演じるのは『俺はあばれはっちゃく』(1979年2月3日~1980年3月8日)初代長太郎を演じた吉田友紀さん。

母ちゃんの口から、小さい長太郎を隼人さんにお願いして鍛えてもらったということが話されます。で、この場面を見て、母ちゃんの話を聞いた時に、どうして隼人さんにお願いをしたんだろう?って疑問に思ったんですよね。近所の親しいお兄さんだからお願いしたのかなとか、勝手に補完しちゃったんですが、特に長太郎がなぜ隼人さんにレスリングで鍛えてもらうことになったか、という経緯は描かれないので、今、思うと不思議ですね。

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『痛快あばれはっちゃく』1話より

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『痛快あばれはっちゃく』1話より

テコ入れと原点回帰

初代長太郎を演じた吉田友紀さんを島津隼人役として、『あばれはっちゃく』シリーズに戻したのは、ある種の原点回帰というところもあったのかなって、それから、長太郎の親友の清の家が『俺はあばれはっちゃく』の長太郎の親友の公一の家と同じ八百屋で店の屋号も同じ「八百勝」になっているのも、4代目は初代を踏襲しているのかなって思いました。違うのは清のとこは両親が健在で、公一のとこは母子家庭というとこかな。

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『痛快あばれはっちゃく』3話より

それでいて、4代目はひらめきのポーズを変えたり、オープニングソングは変えず、エンディングソングは各代で変えているものの、歌手はずっと堀江美都子さんだったのが、4代目では、オープニングはそのままでも、エンディング歌手が松下丸子さんに変わっていたりと、少しずつシリーズの定番を変更しています。

また、初代『俺はあばれはっちゃく』から3代目『熱血あばれはっちゃく』まで『あばれはっちゃく』シリーズの脚本家は5人、山根優一郎さん、三宅直子さん、田口成光さん、市川靖さん、安藤豊弘さんだけだったのが、4代目の後半から、新たな脚本家名倉勲さん等を迎え入れています。

そういう意味では、4代目『痛快あばれはっちゃく』は新旧が入り混じった、シリーズの分岐点、転換期の作品だったのでは?と思ったりもします。