柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

『伊集院光とらじおと』終了

覚悟はしていたが……

私の大好きなラジオ番組の一つ『伊集院光とらじおと』が今年3月に終わることが正式に今日の『伊集院光とらじおと』で伊集院さんの口から発表されました。6年前、大沢悠里さんの『ゆうゆうワイド』を継いで始まった大好きな伊集院さんのラジオが終わってしまうのは、高校時代からの32年のファンの一人として、とてもとても残念です。

それも、昨年から流れている不穏な記事が発端になっていたことが、私には悔しくて、残念で悲しく思いました。伊集院さんのラジオに対する真摯な姿勢、真面目で周囲に気を配る優しさをラジオから感じていた私には、番組終了のきっかけとして記事で書かれていたことは、とても信じられないことでした。

好きな人を理想化していると言われてしまえばそれまでですが、仕事に対する厳しさがパワハラとして受け取られ、その仕事に対する取り組みを一緒に仕事をするスタッフが揶揄するLINEが流れてたというのは、気に入らない人を陥れるには、相手を否定して悪者に仕立て上げるのも厭わない人が存在するのだという絶望と悲しみを感じました。

確かに伊集院さんはきつい言葉を後輩芸人やアシスタントの方にかけることもありますが、ラジオを聞いていると、その言葉に愛情というか、面倒を見てやらないといけないというか、いじりながらも面白く引き立てるという気持ちがあるように私は感じていました。時々、言い過ぎだよおって思う時もあったりもしましたが、伊集院さん自身が道化を演じて自分を下げたりして、バランスをとっていると感じていました。

文字で書くと、きつく冷たい言葉に思えても、ラジオで声を聴くと、文字だけでは分からない温かさがあることが分かります。月曜日から木曜日まで毎朝、毎週月曜日にラジオを聞いているリスナーとしては、伊集院さんのラジオを聞くことなく、切り抜きの記事の文字だけで伊集院さんを批判されるのがとても辛かったです。

ラジオリスナーだった人でも、伊集院さんの過度な後輩芸人いじりやアシスタントへの突っ込みに嫌気がさして離れた方もいるとは思いますが、私も含め、そうではないファンの人達がいて、伊集院さんのラジオに日々を救われて、1日、1日を生きている人達がたくさんいるんだなって、Twitterの『伊集院光とらじおと』のハッシュタグ#ij954  を見ているとよく分かります。

今日の発表の時に伊集院さんが番組のパラスポーツのコーナーで出会った選手の方々と出会ったことに触れて、話されたことが心に響きました。

「人生で思い描いていた未来像が事故や病気で絶たれてしまった時に、不貞腐れるのでなく、自暴自棄になるのでもなく、良い人生にするためにどうするっていう切り替えの心強さを教わりました」

私は伊集院さんのラジオ、伊集院さんが体験したこと、考えたこと、感じたことを話す話が大好きです。私もまた「伊集院さんのラジオ」じゃないとダメな人の一人です。伊集院さんはTBSラジオで『らじおと』以前から『深夜の馬鹿力』も放送されていますが、こちらは長く(現在のTBSラジオで出来るかどうか不安はありますが)続いて欲しいと願っています。