『あばれはっちゃく』シリーズのイラスト
5代目を除く『あばれはっちゃく』では、オープニング、アイキャッチ、サブタイトルにイラストが使われていました。
このイラストを描いたのが誰なのか、長年の疑問でした。
この人かな?
とろろいもさんのブログでも話題になり、ログイン アメンバー|Ameba by CyberAgent [アメブロ] この時は、中山正美さんが挿絵を描いた吉田足日先生の『大きい1年生と小さな2年生』(偕成社1970年)の挿絵を見て、中山正美さんの可能性が高いのではないかということなりました。
私もコメント欄で、中山さんは『あばれはっちゃく』の原作者山中恒先生の『おばけのうた』(偕成社 1974年)に挿絵を描いてる接点があり、中山さんの絵が『あばれはっちゃく』の長太郎の絵に似ていると書き込みました。
コメント欄には、間違えて1978年発行と書き込んでしまいましたが、今回、これを書くにあたり再度調べたところ、1974年の方が正しいと確認しました。
おばけのうた (偕成社): 1974|書誌詳細|国立国会図書館サーチiss.ndl.go.jp
ただ、やはり決定打に欠け、中山正美さんだと断定出来るのは難しかったです。
もう一人の候補
いったい、誰が描いたのかは疑問のまま、月日は流れていきました。
先日、このブログの過去記事を整理してた時に、過去記事で紹介した『俺はあばれはっちゃく』のドラマ内で使われた本『白い川の白い町』の表紙を見てみて、この表紙のイラストが『あばれはっちゃく』シリーズで使われたオープニング、アイキャッチ、サブタイトルのイラストに似ている感じました。
俺はあばれはっちゃくに登場した本や歌(ドラマを見て分かる設定13) - 柿の葉日記d.hatena.ne.jp
『白い川の白い町』の表紙イラストを描かれたのは、北島新平さん。
北島新平さんは、1926年福島県生まれ、1944年に長野県に移り住み、1971年で上京するまで、伊那谷の中学校で教師をされました。
東京で画家として活躍された後、長野県に里帰りされ、信州を代表する画家として活躍されています。
児童出版美術家連盟会員です。
参照リンク。
なんとなく、似ているという私の個人的な判断で確かな情報ではないのですが、中山正美さん以外の一人の候補として、北島新平さんの名前を挙げておきます。
もしかしたら、中山正美さんでもなく、北島新平さんでもない別の誰か、例えば『あばれはっちゃく』の美術スタッフの可能性もあるかもしれません。
2015-11-09 17:01:41