柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

佐々木先生と長太郎(ドラマを見て分かる設定30)


「先生は大勢いるけど長太郎の事を褒めてくれたのは佐々木先生だけだもの」

長太郎は美玉第一小学校に入学してからずっと美玉第一小学校に通っている。幼稚園の先生が第51話で長太郎の手に噛みついた二郎を「幼稚園の頃の長太郎君みたい」と言ってたから、長太郎は既に幼稚園の頃から、いや、幼稚園に入る前から「あばれはっちゃく」として近所でも有名で、当然小学校入学の時には既に手に負えない暴れん坊だったのだと思う。

母ちゃんの言葉からすると、長太郎は小学校に入学してから佐々木先生が担任になるまでの間に褒められた事が一度もなかったのだろう。だから、佐々木先生が一年生の頃から長太郎の担任だったとは思えない。佐々木先生がいつから長太郎に担任になったかは分からないが、単純に考えて五年生の時だとしたら、一年生〜四年生の時の歴代の担任は、さぞ、手を焼いたと思う。

佐々木先生はてるほが小学1年生の時に赴任してきた先生だから、長太郎が入学した時には既に美玉第一小学校にいて、担任になる前から長太郎の事を知っていたと思う。美玉第一小学校の先生達の間では長太郎の担任の先生になるのは厄介で嫌がった先生が多かったのではないか?と思ったりする。(第20話に登場した音楽の五十嵐先生みたいな人は特に嫌がったのではないか)他の先生が長太郎の担任になる事を嫌がる話も場面もないが、唯一長太郎を褒め、認めてくれたのが佐々木先生だけというのを聞くとそう思う。

「おたくの長太郎君は気骨のある、いい子だって」

そう佐々木先生が褒めてくれたと母ちゃんは嬉しそうに言った。佐々木先生はクラスのどの子も大事で長所を見てきた先生だと思うが、特に「あばれはっちゃく」として目立つ長太郎は目を惹かずにはいられない存在だったのかもしれない。

佐々木先生にとって長太郎は自分が理想とする生き方をしている子供で、生徒でありながら、ひょっとしたら憧れのヒーローを見るような眼差しで見ていたのかもしれない。佐々木先生にとって憧れのヒーローだったから、佐々木先生は長太郎に対して好意的で、だからこそ、長太郎の良さが分かりどの先生も褒めた事のない長太郎を褒める事が出来たのだと思う。そして、佐々木先生は本当に長太郎が大好きだったんだろうな。好きじゃなければ褒めることなんて出来ない。

佐々木先生は長太郎とはそれ程言葉を交わさなくても自分の言いたい事や気持ちを感じてくれるという信頼と安心感を持っていたと思うけど、時に長太郎がそれを分かってくれなかったり、佐々木先生にとって期待はずれな事をすると、佐々木先生にしては珍しく手をあげてしまったり、怒鳴ったり、きつく叱ってしまったりした。

長太郎の事を唯一褒めてくれた佐々木先生。長太郎が校長先生に非難された時にかばってくれた佐々木先生。佐々木先生のお嫁さんを探してあげるという長太郎に

「宮村なんかいいな」

と言って長太郎をからかった佐々木先生、お蕎麦屋のバイトをするはめになった長太郎の代わりに自分がバイトをした佐々木先生。

本当にこれだけの先生は父ちゃんが言うように

「あれだけの先生はな、鐘や太鼓で探したってそう見つかるもんじゃねぇ」

と思う。