柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

やきもち

長太郎はよくやきもちを妬いていた。長太郎だけでなく、母ちゃんもてるほも、ヒトミちゃんもやきもちを妬いていたように思う。長太郎は主に正彦に対して、これは言うまでもなくヒトミちゃん関係。でも、なぜかヒトミちゃんと正彦が一緒に伊豆に旅行へ行く事を聞いた時は、別に何ともなかったなぁ。転校初日で正彦に勉強や運動が出来る事を見せつけられた時は面白くなくて不貞腐れて絡んでいたけど、あれも正彦に対する嫉妬みたいなものかな。原作の長太郎は公一とヒトミちゃんが仲良くしていてやきもちを妬いていた。ヒトミちゃん関係のやきもちといえば、第26話で登場したヒトミちゃんの従弟のサトル君に対しても、これは正彦も同じように妬いていて二人揃って、ヒトミちゃんと仲のいいサトル君に妬いていた。

不思議なのは、正彦も長太郎も意外とヒトミちゃん関係では互いにあまりやきもちを妬くのが少ない事。前述したように長太郎は正彦がヒトミちゃんと伊豆にいく事を知っても怒りもしなければやきもちを妬いてもいない。正彦も同じで長太郎が夏休みにヒトミちゃんを江の島へデートに誘った事を知ってもやきもちを妬くどころか「長太郎君、ヒトミちゃんと江の島に行くんだったら、交通費や食事代が必要だよ。君、お金持っているのかい?」とアドバイスしている。この二人、どうも途中からきた新参者に対しては敵対心を持つようだが、そうではない気心が知れた相手だとそれが薄くなるようだ。考えてみると、長太郎が正彦に対して敵対心を強く持っていたのは正彦が転校してきた最初の頃で、もちろん、長太郎はヒトミちゃんが大好きなので、ヒトミちゃんの関心が自分よりも正彦に向けられていると少しやきもちを妬いたりしてはいるが、それ以降になるとそうでもない。

母ちゃんが妬いたやきもちは第41話の千代さんに対して。父ちゃんの初恋の人の千代さんの事を聞いて母ちゃんはやきもちを妬いていた。てるほのやきもちは山口百恵さんに対して、これはてるほが三浦友和さんのファンだから。この事は第50話で長太郎が暴露している。「うちの姉貴は三浦友和のファンでファンレターを書いたり、山口百恵にやきもちを妬いたりしているんです」とテープに吹き込まれて校内放送で流れされてしまった。「俺はあばれはっちゃく」の中ではヒトミちゃんも三浦友和さんからのサインボールを宝物と言っていたりするので、あの世界では三浦友和さんはてるほとヒトミちゃんの二人にとってのアイドルだったのだと思う(現実の世界でも人気のあった人でしたけど)

ヒトミちゃんは長太郎が他の女の子と仲良くしているとよくやきもちを妬いていた。最初の頃は「長太郎君なんて」と相手にしなかったヒトミちゃんなのに、第3話で恵子ちゃんとじゃれている長太郎を見て怒るし、第17話でタマエが来た時も、第41話で長太郎の気持ちがノリコちゃんへ移った時の怒りも凄かった。それでいて、正彦と伊豆へ旅行へ行くし、スケート場ではヒトミちゃんと滑りたがる長太郎に対して「私も片手で間に合っているの」と正彦と一緒に滑っていってしまう。そうかと思えば最終回で空港へ一人見送りにこない長太郎を必死で目で探して見つけられずに、飛行機の中で泣いている。ヒトミちゃんは長太郎が好きだったのかなぁ…。長太郎は長太郎らしい別れのメッセージを送ったけれど、私がヒトミちゃんだったら空港で直にあって手を触れて別れたいと思っただろう。あの、メッセージは飛行機から見えるかどうか怪しいし…。幸いヒトミちゃんの目が良かったから見えたけれど…。(ああ、夢のない事をかいてしまった)

原作のヒトミちゃんも長太郎がてるほの同級生のマユミさんと仲良くしているのを見て、やきもちを妬いていたっけ。原作のヒトミちゃんはドラマのヒトミちゃんと違ってツンデレではなくて意外と素直に長太郎への好意を表していた。先生や父ちゃんの前で「私、桜間長太郎君が好きです!」と宣言したり、長太郎の為にいろんな作戦を考えて長太郎を助けたり、父ちゃんや朝比奈の爺さんのところへ乗り込んで行ったり、前にも書いたけど原作のヒトミちゃんはドラマの長太郎と少し性格的に重なる部分があると思う。

やきもちを妬くというのは相手の事が好きで、独占したいという気持ちがあるから起きるもの。自分だけを見て欲しい大事にして欲しいという思いが嫉妬心を生み出しているんだなと思う。