柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

私は信じるわ、だから喧嘩はしないで約束よ

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第18話で正彦にカンニングの疑いをかけられた長太郎が正彦と喧嘩をした時に、ヒトミちゃんが言った言葉。この時のヒトミちゃんの存在は何故だか妙にホッとする存在だった。ヒトミちゃんは最初の方は長太郎に対してあまり優しくはなかったが、段々と長太郎に対して優しさや温かさをみせていく。

ヒトミちゃんは最初の頃はまだ長太郎を単なる暴れん坊に見ていて否定的だったが、ヒトミちゃんが長太郎を認め始めると、明らかに正彦が悪い時(第20話)や長太郎が必要以上に責められた時(第19話)長太郎が濡れ衣をかけられた時(第53話)には、ちゃんと長太郎の事をかばったし、守ってくれた。ヒトミちゃんは自分が認めた相手に対しては、その人をとても大切にする人物で、その相手を守るのが当たり前という考えの持ち主だったように思う。そうでない時もあったりしたが、基本的にはそうだったと思う。その分、自分を裏切るような真似をすると容赦しないようにも見えた。(第41話を見るとそう思う)

そうした価値観はヒトミちゃんという人物の存在感をしっかりとさせ、そこにゆるぎない安心感を与えていた。私は、ヒトミちゃんと長太郎を見た時にヒトミちゃんがお姉さんに見える事があったが、それは私がヒトミちゃんに対して、てるほに似ていると感じている所があるからかもしれない。(ドラマには登場しないが、原作にはヒトミちゃんにヒロシという弟がいる。そうしたドラマで省かれた設定であっても、初代の場合は原作を後のシリーズよりは踏襲してるのでドラマでは一人っ子のヒトミちゃんでも原作にある姉的な要素が入っていたのかもしれない)

第4話で長太郎に着て行く服装を尋ねた時もそうだったが、時々、ふと何処かホッとする温かさをヒトミちゃんは持っていた。長太郎がヒトミちゃんを好きになったのは、そうしたヒトミちゃんの優しい温かさもあったのかもしれない。例えばヒトミちゃんがいなかったら、ヒトミちゃんが長太郎を認めていかなかったら、長太郎はクラスで少し浮いた存在になっていたように思う。第11話のような状態がずっと続いていた可能性だってあったかもしれないのだ。長太郎がクラスで浮くことがなかったのは勿論、佐々木先生の力も大きいが男女ともにクラスの信頼の厚かったヒトミちゃんが長太郎を友人として認めていた事もあったのではないか?と私は思う。

2代目の「男!あばれはっちゃく」に登場した吉田友紀さんが演じた隼人さんは転校した先の中学校で孤立した存在だったみたいだが、彼には「俺はあばれはっちゃく」の長太郎のような佐々木先生やヒトミちゃんのような存在がいなかったのかもしれない。一歩、間違えれば長太郎も隼人さんのようになっていた可能性はあったのだろう。少しのボタンの掛け違いで人の運命は変わるのかもしれない。

中学へ進学する長太郎にもヒトミちゃんと佐々木先生の存在はない。でも、きっと「俺はあばれはっちゃく」の長太郎は大丈夫だった思う。彼には最終回でしたヒトミちゃんとの約束がある。それをきっと長太郎は心の中でずっと大切にしてヒトミちゃんと別れた後もずっと生きていったと私は思う。