柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

人を大切にしないのは、事件の種をつくること

アバンタイトル

サーフィンをしている長太郎から。夏ですね。背景の海の絵を引いていくと、「夏のバーゲンセール」という文字とヨットを引いている公一の姿が。
ヨットは簡単な作りですが、長太郎の宝物のヨットを思わせますね。

本編

今回は、長太郎を騙して佐々木先生のところに遊びにいくといいつつ、勉強をさせることにしています。
みんなに騙されて長太郎のショック。
今回は、長太郎を騙したことで、正彦、ヒトミちゃん、公一、恵子ちゃん、明子、小百合が怒られます。
ヒトミちゃんという弱みを使って、勉強だと分かった途端に長太郎を上から目線で見下している明子と恵子ちゃん。
長太郎に勉強をさせるのなら、騙してもいいと思っているところが、良くないですよね。

怒りで帰ってきて、ドンベイにクレヨンで描いたみんなの顔を見せてますが、それぞれの特徴が出ていて似てますね。この後にドンペイにいう、友達のキャッチフレーズ?が酷いんですが、こちらも的を得ています。
その後で、母ちゃんに頼まれて父ちゃんの会社にお使いにいく長太郎ですが、正彦の父親に「遅い」と怒られて、嫌な気分になります。
そこへ業者の人が来て、正彦の父親に怒られています。

この業者のおじさんが今回の話の騒動を起こすゲスト人物です。
長太郎は、みんなに騙されたこと、お使いをして届け物を届けて正彦の父親に怒られたことで、自分の気持ちを踏み握られたことで、騒動を起こして、父ちゃんたちに怒られて、正彦の家に謝りにいくことになり、正彦に間違えられて誘拐されるのですが、その誘拐した正彦の父親に怒れた人も、本人が悪くないのに一方的に悪いこと、間違っていないのに間違っていると言われて、気持ちを踏みにじられたことが事件をする動機になっています。

相手が間違っている、時間までに来てくれない、自分が正しくて相手が間違っている、自分が間違っている可能性を考えないという、絶対的に自分は正しいところにいるから、相手を見下したり、罵倒してもいいという考えが、長太郎と誘拐犯になった業者を傷つけた長太郎の友達や正彦の父親に共通した考えにあり、相手を傷つけているという共通点があります。
15話と21話でもありましたが、今回も電話口で長太郎が声真似をしていて、長太郎の声真似の特技を聞くことが出来ます。

誘拐されて、長太郎のいたずら電話だと見抜かれて、父ちゃんが山本さんと長太郎をとっちめると誘拐犯に指示された場所へ行きますが、誘拐犯がやはり出来ないと戻ってしまったのを、誘拐犯の犯行動機を聞いた長太郎が再挑戦をするように説得します。
誘拐というのは、当然悪いことですが、今回は人を傷つける可能性を認識していても、それは相手のためだったり、自分が正しければ正当化されるという人の気持ちを考えない、上位主義が長太郎のいたずら電話や誘拐という事件を引き起こしているように感じます。

理由なき犯罪もありますが、相手にいたずら電話させる、誘拐させる原因を作っているのは、正しく間違っていないと思って人を傷つけている人達の心無い行動が原因にあるように感じます。
誘拐を長太郎のいたずらだと思い込んでいて、長太郎が誘拐される訳がないと、ヒトミちゃんの目撃も一笑に付した父ちゃんや正彦、公一ですが、本当に誘拐されたのを知って、父ちゃんは慌ててしまいます。この時は、気が気ではなかったでしょうね。

今回は、途中でヒトミちゃんが、本当に長太郎が誘拐されたと知り、心配したところは、ヒトミちゃんが可哀相でしたが、冒頭の長太郎を佐々木先生の家に誘い出すヒトミちゃんの言葉とあわせて、話の最後のヒトミちゃんの言葉を聞くと、冒頭のヒトミちゃんの言葉が実は本心だったんじゃないかな?って思えてきます。

「わたし、あなたがこないとさみしいわ」「わたし、本当に心配したんだから」

相手が悪くて自分が正しい、だから、騙しても、傷つけて自分の職権、立場をつかって仕事を辞めさせても、いいんだと相手の心や社会的立場を奪ってもいいというのは、傲慢な考えだということ、その踏みにじられた相手の悲しく悔しい気持ちが事件を起こすことを見て、人を大切にする心を感じた話でした。