柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

キーパーソンは公一(ドラマを見て分かる設定67)

「泣いている長太郎君は嫌いよ」
第41話、ノリコちゃんを見送って泣く長太郎にハンカチを差し出すヒトミちゃん。なんで、こうもタイミング良くヒトミちゃんは長太郎の前に現れたのだろう?単純に考えてお話の都合?でも、それではつまらないから別の理由を考える。ヒトミちゃんは長太郎の事を気にしていたのではないだろうか?長太郎が公一と一緒に借金取りの中村をやり込めたとき、公一は長太郎から中村がどんな人間かを聞いたように思う。そうした描写はドラマの中では描かれていないが、公一がバイクに乗ってきた中村をひっかける為に長太郎に協力するのなら、その理由を知るはずだ。長太郎のやった事はそれだけ危ない事だったし、公一はちゃんと自分の意見を持っていて、自分の意思で行動する人間でただで長太郎のいいなりになる人間ではないという事は、それ以前の話を見ていれば分かるからだ。

中村の事を話すと言う事は必然的にノリコちゃんの家の事も話す事になる。公一は既に第41話の中で長太郎が話をしていなくても、ノリコちゃんの事を嗅ぎつけてヒトミちゃんに話している。公一の情報収集能力を持ってすれば、ノリコちゃんが家を引っ越す事も分かるのではないか?公一はその事も含めてヒトミちゃんに話したのだと思う。何故、公一がヒトミちゃんにその事を話すのか?それは、ヒトミちゃんが元気がなくて長太郎の事を気にしていたからだと思うのだ。

ヒトミちゃんがノリコちゃんに捨て台詞を吐いた後、学校での長太郎達の様子はドラマの中では描かれない。だが、公一の言葉からヒトミちゃんが元気がないという事は分かる。長太郎がノリコちゃんの方ばかりに関心がいっていて公一とも遊んでいない事も分かる。それまで、自分の事が好きだと言って、積極的にかまってきた長太郎が自分に関心がなくなり、相手にされなくなった時のヒトミちゃんの心情はどうだったのだろう?ヒトミちゃんは長太郎を相手にしていなかったが、それでも長太郎に対してはこの頃は好感を持っていたはずだし、好かれている事にまんざらでもなかったはずだ。ヒトミちゃんは言葉とは裏腹に長太郎の事が気になって彼を見ていたのではないかと思う。そんなヒトミちゃんに公一は長太郎の事を話していたのではないか?第18話で正彦の引っ越しの話を仕入れて長太郎に話した時のように。

ヒトミちゃんが元気のない理由は長太郎がヒトミちゃんを相手にしなくなった事にある。公一はそう思っていたと思う。それなら、その原因を取り除くことの出来る情報を持っている公一はヒトミちゃんにその事を話すはずだ。現にヒトミちゃんの口から「ノリコちゃんの事、全部公一君から聞いたのよ」と出ている。公一からノリコちゃんの事を聞いて引っ越しをするノリコちゃんの事を知った長太郎が落ち込んでいないか、泣いていないか、ヒトミちゃんは心配したんじゃないかな?それで、長太郎の家に行ったんじゃないかなと思う。その時、丁度、ノリコちゃんを見送る為にタクシーを追いかけていった長太郎を見たのではないかな?ヒトミちゃんはタクシーを追いかける長太郎をノリコちゃんと別れの言葉を交わす長太郎を見ていたのではないか?そして、泣いている長太郎を見てハンカチを差し出したと私は思う。

それまでは長太郎の片思いで常に守ってきたのは長太郎の方だったけど、この時はヒトミちゃんの方が長太郎に片思いをしていて、見守っていたんだろうなと少なくとも、長太郎がノリコちゃんと別れるところだけは…と感じる。一時、長太郎の心がヒトミちゃんから離れた事によってヒトミちゃんの中で長太郎という存在が大きくなっていったんだとそう思う。思うに第41話で長太郎とヒトミちゃんの二人の関係が壊れてしまったのも修復したのも、情報屋の公一のお陰だったのかもしれない。