柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

人として立場として(ドラマを見て分かる設定35)

父ちゃんは人間関係や大人の立場を理解していて頭を下げる事もありましたが、通りに合わない時や筋が通らない事、義理人情を欠いた場合は、相手が誰いであろうとビシッと怒ってました。父ちゃんが重視するのは社会的地位よりも人としての心の方だったと思います。

特に初代の父ちゃんはその傾向が強かったと思います。第9話でマサミの母親が乗り込んできた時、あまりに失礼な態度に長太郎が切れて「汚いとはなんだ!父ちゃんの寝巻だ!」とマサミの母親に怒鳴り散らしましたが、この時の父ちゃんは長太郎を怒らず、マサミの母親の方を怒鳴りました。PTAでマサミの母親と顔を合わせなければいけない母ちゃんにしてみればとんでもない事をしてくれた訳で、この事で父ちゃんと母ちゃんは喧嘩をしてしまいます。

家の事、子供の学校の事は母ちゃん任せ、父ちゃんにしてみればここで感情的に怒っても後の事を考えずに済むから、母ちゃんよりは気楽だったのでしょう。もし、父ちゃんの仕事の関係の人だったら怒鳴りたくても我慢したかもしれません。でも、第37話で正彦の父親のあまりの無理解に切れて会社を辞めてしまったから、人としてあまりに礼儀知らずな態度を見たら後先考えずに怒鳴ってしまいそうです。(実際、怒鳴っていたし)

しかし、父ちゃんもシリーズが進んでいくと段々と自分より立場的に上の人に対して弱くなっていったように思います。なんというかすぐに上の人の言葉を信じて長太郎の言い分を聞く前に張り倒す事が多くなっていったように感じました。勿論、シリーズを通して父ちゃんは義理や筋を重んじていましたが、それでもそんな印象を持ってしまいました。

ちなみに初代第9話に登場したマサミの母親を演じていたのが藤江リカさん。藤江さんは二代目でミユキちゃんのお母さんを演じています。二代目ではミユキちゃんのお母さんとしてよく桜間家に怒鳴りこんでいましたね。父ちゃんもこの時は初代第9話の時のように怒鳴る事は出来ずに(立場や状況の違いもあって)、平身低頭で謝っていた事が多かった気がします。