柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

原作と違う長太郎の容姿について

2年前に可愛らしい絵柄で、原作が角川から出ましたが、その表紙に描かれた長太郎は手足が長く、細い男の子でした。原作の中で描写されている長太郎の姿と違いますので、初めて手にしたドラマを知らない今の子どもは戸惑わなかったか?と思ってしまいます。その絵柄は、失礼ながら、『あばれはっちゃく』には似合わない絵柄だと私は思いましたが、その描かれた長太郎に対して、手足が長く、細いかっこいい男の子では駄目なのだ、というブログ記事を見かけて、私はそうだろうか?と思ってしまいました。

確かにその記事を書いた人の気持ちは分かります。でも、手足が長く、細いかっこいい男の子の長太郎を否定することは、吉田友紀さんの長太郎を否定することに繋がります。吉田さんの外見は、原作の長太郎の容姿の描写からすれば、正反対です。しかし、2年前に山際監督にインタビューした時にも、監督が話していましたが、吉田さんには筋肉があります。弾けるバイタリティ、躊躇いなく、振り切れる勢いの良さ、身軽さ、溢れるエネルギーの爆発力は、歴代の長太郎達の中で、私見になりますが、一番だと思います。吉田友紀さんの長太郎は生命力の強さを感じるのです。

それは、原作の長太郎と正反対の容姿を補って余りある、あばれはっちゃく、長太郎でした。確かに2年前の文庫の絵柄は、本当に失礼ですが、『あばれはっちゃく』の世界観にはあってないと思いますが、しかし、だからといって、一概に、原作と同じ容姿の長太郎でなければ、駄目ということはないと私は思います。それは、『俺はあばれはっちゃく』を見た人達なら、きっと、分かってくれると私は信じています。

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