柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

私の好きな次回予告

 第20話は正彦が気の毒だった。音楽の先生に頼まれた事なのにヒトミちゃんからは軽蔑され、肝心の本番の時に風邪を引いて寝込んでしまい、おいしい所は長太郎に持っていかれて、まさに踏んだり蹴ったりで可哀相だった。私は長太郎派なのですが、この回は正彦が可哀相であまり好きではありません。あの後、皆でお見舞いに行ったと思うのですが、そうでないとあまりにも酷すぎます。

さて、好きな話については既に書きましたが、私が一番好きな次回予告は第34話「飛ばせヒコーキ○秘作戦」です。
これは、まず正彦が模型ヒコーキのプロペラを回している所へ長太郎がかぶさってきて、長太郎を隠すようにヒトミちゃんが言ったところで、公一がきて、プロペラを回し終えた正彦がヒコーキを飛ばして、その飛んだ模型ヒコーキを歓声をあげて拍手で見送るというもので、私はこの次回予告が全ての予告の中で一番好きなのです。

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長太郎「飛ばせヒコーキ」
ヒトミ「○秘作戦」
公一「見てね」

 でも、この予告の長太郎は何故か気弱に見えてしまいます。気弱とは、ちょっと違うかな。それまでの長太郎に比べると大人しいというか、普通の男の子に見えると言うか、この第34話に限らずこの話数の辺りの長太郎は、作品の中で一番気弱な印象を受けます。この辺りの話が長太郎に身に覚えのない事や、長太郎の責任じゃない事で責められたりする事が多く、皆に強く責められて意気消沈する事が多かったせいでしょうか?

 本来長太郎は精神的に強く自分に対して何故か強い自信がある子です。それは、次の言葉からも分かります。
第11話で佐々木先生に自分の悪い所はと聞かれて

「勉強出来ないのは親譲りだろ?後、欠点なんて全然ないな」

第12話では、母ちゃんの言葉に

「俺より優しい男がいるか!?」

といい、第48話では

「俺、どこも悪くないよ、脚も長いし」

と言うほど自信に溢れていて、気弱に見える事はないのですが、この時期はそうみえてしまします。

 第34話の予告編に話を戻すと、この予告の長太郎はクラスの仲間と一緒に遊ぶけれど中心的な存在になるのではなく、皆といる楽しい雰囲気が好きという性格の大人しい子に見えてしまします。その分、正彦がお兄さんに見えると言うか、しっかり者のヒトミちゃんとお調子者で楽しい公一とそこに恵子と小百合と明子がいて、そんな楽しい仲間の中にいれて良かったと思っている長太郎。そんな風に私の眼には見えるのです。
飛んでいく模型ヒコーキを見送って、いつまでも拍手をしている姿。あの仲間たちの姿とその空間と空気がとてもいじらしく感じて、だから私はこの次回予告が好きなのかもしれません。

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