柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

心地いい

新しくなったドラえもんは、未だに声(特にドラえもんのび太)に違和感があるけれど抵抗なく見られる。ドラえもんのび太の声も決して嫌いではない。高校の辺りから、ドラえもんを見ることを咎められ、短大の寮で見る機会がなくなり、独り暮らしをする頃にドラえもんを再び見るようになった頃には、すでに昔見ていた楽しさは消え、わざとらしい偽善的で表面だけをなぞった薄さを感じ、あまりのつまならさに今度は自ら進んで見ることを辞めてしまった。(それでも、時々見てたけど)この頃に、大長編しか買ってなく、従兄弟のお兄ちゃん達に貸りて見たことしかなかった単行本(てんとう虫コミックス)を買い始め、アニメは見なくなったが原作を読み込んでいった。

こうなると、ますますアニメと原作に対する印象はかけ離れ、アニメには嫌悪感しか感じなくなってしまった。私はアニメのドラえもんも好きだったから、それは残念と一言では言い切れない、複雑なモヤモヤを感じていた。声優交代のニュースを聞いた時は、そこまでして醜態を晒しながら続けなくても、こんなままのアニメなら、やめてしまえと思った。私は、作品に嫌悪感を持ち始めていても、声優達の個人的なファンでもあった。ドラえもん達の声がこれからの子供達にとって、あの人たちでなくなるというのが嫌だった。ドラえもんの声はこんなのじゃなくて、これだよ。とされるのが、日テレ版があったことは知っていても、あの声と共に歩んだドラえもんとの思い出が新しい記憶に駆逐され消え去り、誰もがそれを忘れ去った未来が来るのが嫌だった。新しい世代が私の思い出を土足で踏みちらし、かつての声に違和感を感じるのを恐れていた

だが今のドラえもんを見ていると、それがいらぬ心配であったと気づく。新しいドラえもんは私が絶望した頃のドラえもんと比べると、実に心地よく素直に楽しめるから。新しいドラえもんのび太には、まだ、少し違和感を覚えるが、嫌いではないので、後は時間の問題だと思う。(私の抵抗が)ドラえもんを見るだけの楽な身分の年寄りのファンがこんなことを思うのは製作者の方々に失礼だと思うが、ドラえもんを立て直してくれた、現製作者の方々にとても感謝している。