柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。

アバンタイトルにヒトミちゃん

アバンタイトル

第10話。4月の放送ですが、アバンタイトルの川原の草は枯れていますね、まだ寒い時期の撮影だと分かります。

本編

今回は、第1話に登場した朝比奈のじいさんの再登場です。朝比奈のじいさんは、原作にも登場し、この10話も原作の話があります。とはいっても、朝比奈のじいさんの孫の話だけが共通点で、内容は殆どオリジナルです。
原作の話をドラマでいい具合に織り交ぜているので、原作を読むと、ああ、ここの部分とここの部分を混ぜたのだな、ここは変更したんだなって分かります。一番わかるのは、朝比奈のじいさんの孫が娘から、小さい男兄弟に変更になっていることです。

しかし、第1話ですっかり長太郎を気に入って、息子家族とうまくいってないからと、自分の孫がいるのに長太郎を孫にしたい、杯を交わしたいところから、立会人にヒトミちゃんを選ぶとか、結婚とかまで発展する長太郎って想像力が豊か過ぎます。
ここで、長太郎が初めて剣道の防具と竹刀を持っていて、後に3代目の前に『あばれはっちゃく』のスペシャルで剣道をしていた姿を思うと、感慨深いですね。

息子夫婦と頑固じじいの朝比奈じいさん、そのじいさんに遠慮して息子家族に会うことを我慢していたおあばさんも、長太郎の加勢も合わせて、日ごろの我慢を吐き出しています。
朝比奈のじいさんが息子と仲が悪くなった理由が、女性の下着会社に就職したからというもの。
それに対して、

「女の下着がなきゃ、ヒトミちゃんが風邪をひいてしまうわ」

っていう長太郎が前回の女性の下着に興味なし、あくまで実用品として必要なものとして下着を捉えているところが徹底していますね。
この10話の脚本が紅一点の三宅直子さん、女性蔑視の古い考えの朝比奈のじいさんと、女性が必要なものを大事にすることが笑いの中で、しっかり示されているなって感じます。
朝比奈のじいさんは、顎を外しますが、これは母ちゃんの定番。このおかげで治し方をしっている長太郎が朝比奈のじいさんより優位に立ちます。第1話の怖い印象の朝比奈のじいさんと比べると、頑固ではあるけど腰は低いですね。
長太郎に相談して口髭を切って、孫達に愛想を振りまく朝比奈のじいさんですが、孫達は父親をいじめた祖父である朝比奈のじいさんを嫌います。にこにこ顔で接しろとのアドバイスにかなり無理な笑顔作りをしていて、健気だなって思います。
長太郎が孫達の気を引くために、コマ回しをしますが、このあたりも、まだ古い遊びが現役で生きているなって感じます。

朝比奈家の問題の中でも、長太郎の正彦へのヒトミちゃんの仲を嫉妬して気にするところも外さず、それを公一がからかうところも『俺はあばれはっちゃく』の恋の物語をしっかりやっていますね。それまでは、公一は長太郎と恵子ちゃんを付き合わせようとしていましたが、ここで長太郎の気持ちに気がついたようです。
長太郎の活躍で、息子家族と和解して、最後のオチに長太郎のヒトミちゃんとの婚約の杯をさせようと騙して連れてきた長太郎ですが、あっさりふられてしまいます。
和装の結婚、婚約をイメージするところも、これまでの一張羅の着物と同じく和風だなって感じます。日本人なので、当然かな。
それにしても、ヒトミちゃんの青い、水色かなのワンピースは綺麗で可愛くてとても似合っているなって思います。

『俺はあばれはっちゃく』はこの10話で視聴率が10%に届いたそうです。(DVDBOX2吉田友紀さんインタビューより)
第1話が5.4%だったと考えると、2ヶ月で二桁の数字になり、後に20%を裏に強力な番組を持ちながら達成したのですから、すごいことだと思います。1979年、当時、東京では、TBSの『大橋巨泉クイズダービー』が30%超え、日テレの巨人戦は新人江川の入団で視聴率がたかった時代でした。