柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

公一と正彦

公一と長太郎が喧嘩をした時、(第26話)周りはなんとか二人を仲直りさせようとします。二人は意外と両方とも素直じゃないので、皮肉を言ったり、意地を張ったり、そっちがその気ならもういいよ!という感じですんなり仲直りしてくれません。それで、周りが逆にドギマギして、なだめたり、良心に訴えかけたりして仲直りするように促していました。特にてるほは長太郎のプライドと言うか、仲直りしないという意地よりも、長太郎が大事にしたい義理というか人情の方を刺激していたように思います。

公一も長太郎と気まずくなって他人行儀のような態度をとりますが、やはり、自分が悪いという思いがあり、それでも長太郎に対して許せない気持ちもあって、素直になる事がなかなか出来ないのですが、やはり全く無視できるほどには長太郎の事をなんとも思っていなかったりします。長太郎にしても公一にしてもこの二人は互いにどちらかがいなければ何も出来ないという訳ではないのですが、喧嘩をすると何とも思っていないという態度を取りながらも、気になって仕方がない。という間柄のように見えます。周りも長太郎や公一の仲を元に戻そうと働きかけようとするのは、二人の仲が普段通りでないと何かしっくりこない違和感を感じてしまって、居心地が悪いせいなのかもしれません。

ドラマでは親友の二人ですが、原作では特に親友と言う感じではありません。原作の公一はどちらかと言うとドラマの正彦のような感じで、色白で女の子みたいにおとなしくおっとりとした子でクラスメイトの一人として登場してきます。長太郎は公一を押し倒してキスをしまくり「お前は男じゃねぇよ!」と言った事があり、(第18話)公一はそれに対して「僕の事女の子だと思っているのかしら?気持ち悪い。僕だって女の子大好き」と反論しています。時々長太郎が公一の事を「女の子」と呼んだりしていたのは、原作の公一が女の子みたいというのがあったせいなのかな?と思ったりしました。

勿論、原作にも正彦は登場していてこちらの正彦も運動神経も勉強も抜群。ただ、色白ではなく眉毛は凛々しく浅黒い肌をしています。ドラマでは公一がいろんな情報を頼みもしないのに掻き集めては長太郎やヒトミちゃん達に報告しまくっていましたが、原作だと正彦が情報を集めてくれます。と言っても一回だけ。タマエの弱点を知りたがった長太郎が正彦にタマエの事を頼んで調べてもらった時です。(ちなみにタマエの弱点は豆腐と百合でした)

原作ではおとなしく穏やかで優しい公一というより沢田君を何故、あのような性格にし長太郎の親友にしたのかは分かりませんが、原作を見ていると原作の正彦の要素を少し原作の沢田君に加えてドラマでおなじみの公一にしたような気がしてきます。また、原作の沢田君のおっとりとした優しさを原作の正彦に加えて原作では比較的ワイルドな正彦をあのドラマの正彦にしたような感じがします。(原作のワイルドで気障な正彦も実は見かけ倒しで少し情けない所はあるのですが)

ドラマでは原作に近い性格の登場人物もいましたが、私が読んで感じた限り(実は違うかもしれませんが)長太郎やヒトミちゃん、公一や正彦の性格を混ぜたり、足したりして新たな原作とは違う(名前は同じでも)性格を作り上げ、また演じた役者の外見や個性も加わって原作とは違うドラマの世界の人物を作り上げていたなと思うのです。