柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

長太郎の気持ち

長太郎は常に自信に溢れていた。ヒトミちゃんに冷たくあしらわれていても、落ち込む事はあったが、ヒトミちゃんと釣り合いが取れないと悩んだ事はなかったと思う。学校の成績は悪かったが、それでもそれだけで自分が駄目な人間だと考えた事は一度もない自分の事が大好きだった人間だったと思う。

そんな自信に溢れた元気のあった長太郎だったが、実は心の奥底ではヒトミちゃんに対しては不安な気持ちを抱えていたと思う。長太郎が第41話でみた夢ではヒトミ姫を悪い王子の正彦から救う寸前で後ろからピストルで背中を撃たれて倒れてしまう。第7話でみた夢もやはり長太郎は痴漢からヒトミちゃんを守る事が出来なかった。夢ではないが、第17話でタマエに嫌われる作戦を考えた時に、正彦の顔が浮かびヒトミちゃんと仲良くするのを想像して、打ち消そうとしていた。

こうした夢や妄想の中で必ずハッピーエンドにならないのは、長太郎の心の中に常に不安な気持ちを抱えていたからではないか?と思う。以前にも書いたが、長太郎はヒトミちゃんに対しては安心よりも不安な気持ちの方が強かったのではないかと思う。あれだけ、強い長太郎が不安な顔になるのは、いつだってヒトミちゃんに冷たくされ、絶交宣言をされたり、無視をされたりした時が殆どだった。

第28話で信如から道を聞かれ「良かったヒトミさんの知り合いですか?」と言われた時も、「なんて言ったってヒトミちゃんは俺のこ、」と言いかけて「同級生」と言いなおしていた。第5話の事を思い出したのか、それとも、その前の公一の話を思い出して本当は「恋人」と言いたかったのが急に恥ずかしくなって、「同級生」と言ったのか。

長太郎にとってヒトミちゃんに対する好きという感情は誰にも負けない自信があり、その気持ちに対しては確かなものだと感じていたと思うが、その思いがヒトミちゃんに届いていて報われる思いであるかという事に関しては不安があり、揺れていたように思う。