柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

年上の人(ドラマを見て分かる設定52)

ヒトミちゃんを見ていると年上の人が好きなのかなと思います。第13話で佐々木先生の家に行った時、「佐々木先生って綺麗好きなのね、部屋もちゃんと片付いているし、洗濯ものもたまっていないものね」と恵子ちゃんに言っています。この時、ヒトミちゃんが佐々木先生に憧れをもっているんだろうなというのが分かるのですが、この時一緒にいた長太郎はそんなヒトミちゃんの信号に気付かず、佐々木先生と岩崎先生がお似合いだなと思って、ニヤニヤしています。

同じ場面にいながらヒトミちゃんの注目して関心があるのは綺麗に片付いた佐々木先生の部屋の方で、長太郎の方は佐々木先生と岩崎先生の方。この時の長太郎は二人の仲の方に関心があり、その場にいたヒトミちゃんもそんな二人を見ているはずだから、きっとヒトミちゃんも佐々木先生と岩崎先生がお似合いだと思っているだろうな、と考えていたと思うのです。

だから、長太郎はヒトミちゃんに「やっぱり二人は愛し合っているんだよな」と言ってしまったのだと思うのです。ところが、ヒトミちゃんはそっちに関心がなかったから「嘘!」と言い、泣きだしてしまうのです。それを不思議がる長太郎にたまたまあ通りかかったてるほがその理由を長太郎に教えてくれます。フェミニストの正彦と鈍感な長太郎 - 柿の葉日記

ヒトミちゃんは佐々木先生に憧れた他にも、好きな芸能人が三浦友和さんだったり、文通相手が高校生だったり(実際は信如で年下の小学4年生でしたが)して、同級生の男の子よりも年上の男性に対して関心があったのではないかな?と思ったりします。文通相手に年上を選んで文通したのも(実際は違ったけど)その現れなのかなと思うのです。長太郎は正彦がヒトミちゃんに近づくのを嫌がってたりして第35話で正彦の父親の見合い話をぶっ壊す条件に「ヒトミちゃんとベタベタするなよ」と出したりしているけれど、ヒトミちゃんは正彦の事は仲のいい同級生の一人にしか思っていなくて、長太郎が心配する事はなかったんじゃないかなと思うのです。

正彦の方はヒトミちゃんに関心があって最初の頃は博物館に誘っていたり(第4話)、サトル君を仲間外れにしてヒトミちゃんから嫌われた時や(第27話)、西遊記の台本を事前に貰っていた事を知られた時にヒトミちゃんにきつく叱られて落ち込んだりしたけれど(第20話)、それでもやはり正彦も友人としての気持ちの方が強いような気がします。第39話でヒトミちゃんの写真の時の反応を長太郎と比較してみても正彦の関心は自分の写真の腕の方で、あまりヒトミちゃんやその写真から起きたヒトミちゃんの人気や騒動の方には関心がなかったのを見ても、正彦はヒトミちゃんも好きだけど自分の方に関心があったんじゃないかなと思ったりします。それでも、ナルシストと言うほどではないと思うけれど。

ヒトミちゃんは正彦も長太郎も同じ同級生の友人として好きだったと思うけれど、異性としてはあまり意識していなかったんじゃないかなと。(特に最初の頃は)それは、ヒトミちゃんの関心が年上にあったからじゃないかと思ったりします。しっかり者のヒトミちゃんには同い年は少し子供っぽく感じていたのかもしれません。ヒトミちゃんのお父さんは紳士的で素敵なのですが、それもヒトミちゃんの年上好みもそれが影響してるんじゃないかなと(ファザコンという描写は全くないし、これはどちらかというと2代目のミユキちゃんの方が大きいかも)思ったりします。

ちなみに原作の長太郎は朝比奈の爺さんの孫の(原作では孫は女の子)写真を見てヒトミちゃんより美人だと思って仲良くなろうと思ってたのですが、その写真が昔の写真で既に女子大生になっているのを知ってがっかりしています。(クレヨンしんちゃんだったら、逆に喜びそうですが)ヒトミちゃんと違って長太郎は原作でもドラマでも同年代の女の子の方がいいようですね。