柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

『俺はあばれはっちゃく』第7話感想

第7話。夜、てるほが塾帰りに変質者に襲われたとこから始まる話。父ちゃんのてるほ贔屓が目立つ話ですね。巡査の山本さんに来てもらって犯人の特徴を話している桜間一家
山本さんに、犯人の特徴を聞かれて、必死で説明をする父ちゃんと長太郎。襲われたてるほは深刻な顔をしているものの、

「可愛い子ちゃん」

と言われて、ちょっと嬉しそう。
小学生の女の子も狙われていると聞いて、ヒトミちゃんのことを心配しはじめる長太郎を見ていると、自分達の年齢まで被害対象者となるのかという警戒心が働いたのか、それよりも長太郎が小学生、可愛い女の子で真っ先にヒトミちゃんを思い浮かべて、夢にまでみたのだなって感じます。

この話は、山本さんを長太郎が

「夜(よ)まわりさん」

とか、恵子ちゃんが長太郎を

「馬と鹿のストリップ」

と言ったりして、ちょっと捻った駄洒落が多くでてくる話ですね。
この話は、マラソンおじさんと呼ばれるマキタゴロウさんがゲスト出演してきて、あからさまに怪しくて、冒頭のてるほを襲った犯人だと分かりやすいのですが、昼間の顔と夜の顔が違っていて、昼間のマラソンと子ども好きの好青年の姿から、痴漢の下着泥棒ではないとマキタさんと親しいヒトミちゃんと恵子ちゃん、マキタさんの親切な人柄を知っている山本さんが否定します。

長太郎は、人の特徴を体の動きなどでも覚えていて、マスクをしていて人相が分からなくても、犯人の動きの特徴を覚えている。山本さんに目撃した時にも、まあ、分かりやすい派手ないでたちから服装などの証言をしていますが、あの短い間に多くの情報を掴み取っているんだなって感じます。
確かに長太郎の覚えている特徴や勘だけでは、マキタさんを犯人だと決め付けて逮捕できませんが、人間の思い込みで犯人の可能性のある人を除外してしまうのも、危険だと思います。

しかし、長太郎の下着泥棒をおびき寄せるために母ちゃんとてるほの下着を持ち出して、

「下着なんかに興味がない」

っていうのは、タンスから出している態度でその言葉が本当なのが分かりますね。長太郎はヒトミちゃんの言葉で、女装してまで犯人探しをするんですが、犯人を逮捕した後でも女言葉を使って、しなを作るところなんて少々誇張されてはいても女を見ているなって感じがします。

長太郎の痴漢退治がメインの話ですが、この話は佐々木先生と長太郎のかけあいも楽しい話でした。
てるほが襲われてから一晩空けての学校の登校時に馬とびをしていって、佐々木先生が馬になった時に公一と入れ替わったり、職員室で痴漢が出てきてヒトミちゃんが心配だと佐々木先生に打ち明けて、

「犯人逮捕は警察人に任せて、お前は勉強や読書に身をいれるんだ、約束するか?」

って本を渡されると、

「面白い本は勉強に身が入らなくなりますから、いいです。失礼します」

と返してしまう、断る言葉も他人行儀というか、気さくな感じから丁寧な言葉で先生と児童生徒の立場に早変わり。話のラストでは、手柄を立てた長太郎が女の子達から、チヤホヤされているところに少し怖い顔をして佐々木先生が登場。

佐々木先生が怖い顔をしていたのは、長太郎が職員室での約束を破ったからというのと、長太郎が危険なことに手を出したから。
長太郎の活躍、冒険はカッコイイと感じますが、大人の佐々木先生から見たら危険極まりない行動で無事だから良かったものの、結果オーライという問題だけではなくて、佐々木先生が長太郎を心配していたことが分かって、ああ、佐々木先生っていい先生だなってやっぱり思います。
もう、この第7話の話だけでも長太郎と佐々木先生の信頼関係の深さがあることが分って、第33話や第43話で佐々木先生が先生を辞める話、特に第33話がグッときますね。もちろん、第7話以降にも二人の信頼関係が築かれていってこそもあるんですが、初期の方からそういうのがちゃんとあるんですね。

長太郎の1人活躍が目立ちますが、地味なところで公一がサポートをしていて、こちらの長太郎と公一の関係も第1話からしっかりとあって、地味な公一のサポートが長太郎の活躍を支えているの分かります。第1話ではナポレオンの注意を惹きつけるために釣竿で肉を垂らしたり、今回は公一の母親のカツラを長太郎の女装のために提供したり、山本さんにパトロールしないように伝えたりと、第三者として観察者になりながらも、長太郎の手助けをしている公一は、まさに影の功労者、縁の下の力持ちです。公一のサポートはさりげないのがいいのです。

しかし、タンスから出てきたふんどしを被って匂いが気になるってことは、母ちゃん、それってつまりは……。なんて思ったりもしました。短い中にギュッと中身の詰まった話です。
人を見かけで判断してはいけないですよね。