柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

赤ひげ4

地震

『赤ひげ4』を見ています。昨日、見た3話は途中から泣きながら見ていました。ドラマの中で地震になる場面があるのですが、その時は、この地震の揺れの表現はどんなふうにして撮影したんだろうと、不思議に感じました。

相手を思う心

泣いてしまったのは、義理の娘を思う姑の心と姑のことが大好きなのに夫(姑の息子)が亡くなったことで追い出されてしまった娘が、小石川で盲目になった義母と再会して、その義母のお世話をすることになり、少しは自分の事を覚えていて、自分のことを思って追い出したのかなという期待が期待外れだったのが、そうではなかったと分かった瞬間でした。

なんか、上手く説明できませんが、嫁を追い出したと言われた姑はとても穏やかで優しい人でそんな嫁を追い出した人に見えなかったこと。最初は仲の良い嫁と姑の関係で目が見えなくなっても、声で分かるはずなのに、地震の時までそんなそぶりを見せなかったことは、ずっと疑問で見ていて、そうした細かい違和感が、見ていくうちにちゃんと回収されて、ああ、やっぱりそうだったのか、と納得していく感じがとても良かったです。

姑が大事にしていた鈴も印象的に登場してきて、最初は目が悪いから音のなる鈴が必要だったのかなって思ってたんですけど、それだけではなかったし、鈴が最後の小道具として光っていて、そういう細かい部分も丁寧に見せていていいなって思いました。

なんか、こう相手を思う気持ちが相手を傷つけていたというのは悲しくて、でも、ちゃんと誤解が解けて、お互いが相手を大事にしていたことが分かって、心が通い合ったのが良かったなって。

嫁は実の両親との縁が薄く、結婚したことで義母が自分を実の娘のように可愛がってくれて、浴衣を作ってくれたことが嬉しかったこと、義母と夫暮らす日々がとても幸せであったから、ちゃんと最期の最期で互いが大事な存在であると心が通ったのがとても良かったなって。

赤ひげは体だけではなく、心の治療もしているそんなところに思います。