柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

初めてのときめき

はいからさんが通る

私がこれまで読んできた少女漫画の中で一番好きなのが大和和紀先生の『はいからさんが通る』です。『はいからさんが通る』はこれまで、テレビアニメ化、実写映画化、宝塚歌劇団による舞台化、アニメ映画化、テレビドラマ化がされ、漫画以外のメディアでも、多く作品が生まれました。

私が一番好きなのは、小学生の時に本屋さんで立ち読みで読んだ漫画の『はいからさんが通る』。大人になってから、コミックスを全巻揃えました。

男性キャラクターにときめかない

私は、とにかく主人公の紅緒が大好きで、ファンの人達が騒ぐ、紅緒の周囲にいる男性キャラクターには、あまりときめくことはありませんでした。紅緒以外にときめいた登場人物は、紅緒の女学校からの親友の環だけ。

そんな私ですから、男性キャラクターにときめく人達の気持ちは、よく分からないものでした。だから、アニメや実写でどれだけ、二枚目の方が演じても、ときめくことはなかったのです。

ウタコさん

ウタコさんとは、宝塚歌劇団月組トップスターの剣幸さんのことです。ウタコとは、剣幸さんの愛称。京唄子さんに似てるとのことで、ついた愛称だとか。剣幸さんは1974年に宝塚歌劇団に入団した60期生。

この、剣幸さんが宝塚歌劇団の新人時代の1979年に関西テレビ宝塚歌劇団で、『はいからさんが通る』をやった時に、ウタコさんが主人公紅緒が務める冗談社の編集長青江冬星を演じました。この番組は1979年当時関西地区では、『俺はあばれはっちゃく』の裏番組だったそうです。

当時、この『はいからさんが通る』を見たことはなかったのですが、YouTubeで43年前にそれを録画されてた方がUPされていて、見ることが出来て、それを見て、私は初めて『はいからさんが通る』の男性キャラクター、剣幸さん演じる編集長に胸をときめかせたのです。

本当にウタコさんが演じる編集長は、人柄の温かさが滲み出ていて、包容力に溢れ、お茶目でありながら、凛々しくカッコ良くて、それでいてそこ儚い寂しさも感じさせて、とてもとても魅力的でした。

宝塚歌劇団の人材の豊富さ

ウタコさんは当時研6(入団6年目)の新人でしたが、(宝塚歌劇団では入団7年目まで新人扱いです)とても魅力的でした。宝塚テレビロマンは、当時の新人、下級生の若手が多く起用されていて、テレビを通じて宝塚歌劇団を広く認知させ、新人育成の一環の場だったのだと思います。

新人だけでなく、重要な役には専科のベテランが脇を支えていて、また、こんなコミカルでとんでもないキャラクターをタカラジェンヌが演じるの!というような役もしっかり演じられてるので、宝塚歌劇団の人材の豊富さと演技の幅広さにも驚かされました。

はいからさんが通る』は2017年、2020年にも宝塚歌劇団花組で公演されてます。ただこの時は、編集長の婚約者の大柄なツメ子や紅緒が牢屋に入れられた時の牢名主は登場していません。ですが、週一で連載ドラマのように放送されていた43年前の宝塚テレビロマンでは登場し、タカラジェンヌがその二役も演じていて、見事嵌まってました。

ツメ子は水穂葉子さん(38期生)、牢名主ことお定を演じたのは月城千晴さん(55期生)でした。どちらも、タカラジェンヌが演じるとは思えないキャラクターでしたが、見事に演じられてました。素晴らしかったです。私の宝塚歌劇団の偏見を壊し、役者の役を演じる力を見せられた気持ちでした。

男役の底力

ウタコさんだけでなく、平みちさん、モサクさん(59期生元雪組トップスター)が演じた紅緒の許嫁の伊集院忍少尉も品があって、スタイルが良くて素敵でした。また、瀬川佳英さん、ピノさん(62期生元花組男役スター)が演じた蘭丸も感情豊かで、日向薫さん、ネッシーさん(62期生元星組トップスター)も背が高くカッコよかったです。

また、専科から紅緒の父親を演じた沖ゆき子さん(25期生元月組組長・最終所属専科)も、とても素敵でした。沖ゆき子さんは、『はいからさんが通る』以外の舞台でも、その演技を見てましたが、とても演技の素晴らしい方で、この方が舞台にいると、安心感を感じる方でした。さらに『はいからさんが通る』では僅かな出番でしたが、紅緒の祖父役で1979年当時雪組二番手だった麻実れいさん(56期生元雪組トップスター)もとても素敵でした。また、車引きの牛五郎を演じた美吉野一也さん(42期生)の演技もコミカルで面白く楽しかったです。

私がこれまで、恋愛対象としては見てこれなかった、『はいからさんが通る』の男性陣達を43年前のタカラジェンヌの人達が演じたのを見たら、初めてときめいてしまって、漫画やアニメ、実写映画、舞台を見て、男性キャラクターに胸をときめかせたファンの人達の気持ちを理解することが出来たのです。

恋愛対象としては、意識したことはありませんが、人間的な魅力は男性キャラクター達からも感じてはいました。

しかし、男性キャラクターに対して、恋愛に近い感情は43年前の宝塚テレビロマンの『はいからさんが通る』を見るまでなかったので、そんな気持ちを抱かせる宝塚歌劇団の男役スターに改めて凄いなって思いました。

その中でも、私が一番心惹かれたのは、ウタコさんの青江冬星で、ウタコさんって素敵だなって思いました。

宝塚歌劇団の魅力

私に限ってですが、これまでどんなに素敵な男性の方達が演じても、ときめかなかった男性キャラクター達にときめきを持たせてくれたのは、宝塚歌劇団の男役スターの人達で、一時でも浮世の辛さを忘れさせ、心を癒す時間を与えてくれる夢の世界は宝塚歌劇団の魅力なんだなって思います。