柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

配役テロップの並び順

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『男!あばれはっちゃく』36話オープニングより

順番

kakinoha.hatenadiary.com

上記の記事で『男!あばれはっちゃく』の新オープニング映像と35話から新たに加わった加納章(かのう あきら)役の阿部行雄さんの配役順について書きました。配役の順番は役柄が関係するのか、出演参加順なのかと思いを巡らせたのですが、この後、36話、37話、38話と見ていくと、阿部行雄さんは立花弘子ちゃんやくの戸川絵夢さん、秋山和美ちゃん役の伊藤月子さんの後に表示されていました。

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『男!あばれはっちゃく』37話より

こうして見ていくと、章の初登場以外では、この順番なので、登場順での配役表示になっているのかなって思います。また、『男!あばれはっちゃく』は、長太郎達が6年生の進級をすることによって、みゆきちゃんと章以外の同級生がリセットされるので、オープニング映像もレギュラー同級生の配役表示も、また、いったんリセットされています。

子どもの頃って、映像はともかくとして、オープニングの配役表示やその順番なんて気にも留めないから、何にも注意を払って見ていなかったんですけれども、こうして大人になってDVDで見返すと、配役が気になって、どんな人が出演していたのかなあとか、レギュラーの配役順ってどうなっていたのだろうって見るようになりましたね。

すると、ドラマでの役の重要度が分かってきますし、また、ゲスト出演した俳優の人達の格というか、どれだけのクラスの人が出演されていたのかが分かって、作品を見る楽しみに広がりが生まれました。

ちょっと離れて、単独テロップになっていたりとか、『あばれはっちゃく』ではめったにない桜間一家や先生以外に役名のテロップがある場合なんかは、その俳優が話の重要なゲストキャラだったり、ゲスト俳優の中でも、大物の人だったんだなっていうのがありますね。オープニングもエンディングもそうなんですが、映像にはたくさんの情報が詰まっています。

それを見つけるのが私はとても楽しいです。私のようにドラマの情報を集めて推測して楽しむ人っていうのは、あんまりいないみたいで、こいう話で盛り上がることが出来ないのが寂しいなって思ったりしています。だから、ブログに書いてたりするわけなんですけれどもね。

ヒロインの後に来るのは長太郎の親友かライバルか

後で改めて確認しますが、たぶん、2年目からは邦彦の代わりに来た克彦役の織田真早彦さんが章役の阿部行雄さんの後に表示されているんだと思います。そうなれば、登場順番になるし、配役順にもなるからです。

また、こちらも確認が必要ですが、初代『俺はあばれはっちゃく』、3代目『熱血あばれはっちゃく』、4代目『痛快あばれはっちゃく』、5代目『逆転あばれはっちゃく』の配役表示についても、桜間一家と2代目からは従業員の後の同級生の並び順はヒロインの後に誰がきているのか、長太郎の親友か、長太郎のライバルかというのにも注目して見直したいなって思いました。

簡単にいえば、初代の場合はヒトミちゃんの次が公一か正彦か。3代目はあけみちゃんの後は実か輝彦か。4代目は清か信彦か、5代目はワタルか秀彦か問題ですね。5代目の場合はこれまでの登場人物とはちょっと違っているので、見極めが難しいなって思っています。

おまけ・宝塚歌劇団の配役順

ちなみに、聞いた話なんですが、宝塚歌劇団の場合配役の順番がトップスター、トップ娘役以外では、役に関係なく成績順、学年順にパンフレットに書かれているそうなんですね。役が付く生徒さんはもちろん成績が良い人が多いんですけれども。また、宝塚歌劇団では、入団3年目と入団5年目にもテストがあって、成績がつけられ、入団5年目の最終テストの成績が一番人事に影響すると聞きます。

それを聞いて、過去の舞台の配役順を調べてみると、確かに成績順に配役が並べられているんですね。だから、誰が成績がいいかが一目瞭然で分かってしまうという。後は、誰が誰よりも上級生で下級生かも分かるようになっている。

そういえば、以前テレビ番組にゲスト出演した元花組トップスターの真矢みきさんが在団中に受けるテストについて話していて、真矢さんは成績が悪い方だったんですけど、段々と成績が上がってきて喜んでいたら、劇団の先生から「それはあなたよりも成績の良かった同期生が退団したから、相対的に上がっただけ」と言われて、しょんぼりしちゃったって話していて、それを真矢さんがとてもあっけらかんと楽しく話していて、真矢さんって強いなあ、面白いなあって思いました。

真矢さんは1981年に宝塚歌劇団に入団した67期生。中学卒業後に宝塚音楽学校に入学。真矢さんは1月の早生まれなので、中学卒業後から高校卒業後まで入学資格のある宝塚音楽学校生の同期の中では一番若かったんじゃないかなって思います。

同期生には元月組トップスターの涼風真世さん(入団成績9番・1993年退団)、元月組トップ娘役の黒木瞳さん(入団成績3番・1985年退団)、元星組トップ娘役の毬藻えりさん(入団成績7番・1992年退団)、Sexy Zoneのマリウス葉さんの母親である元星組男役スターの耀明さん(入団成績1番・1988年退団)、日航機墜落事故で亡くなってしまわれた元雪組娘役の北原遥子さん(入団成績8番・1984年退団)、現在も専科で活躍している梨花ますみさん(入団成績20番・現在在団中)達がいます。

真矢さんは元宝塚音楽学校に入学後の成績は39人中37番、入団した時の成績は39人中21番だったのですが、自身の努力と頑張りで良い役を掴んでいき花組トップスターに登り詰めた人。

真矢さんは1998年まで在籍していたので、現在も在籍中の梨花ますみさんを除けば、67期生の中では、かなり長く宝塚歌劇団に在籍されていました。花組トップ就任も同期生の涼風さんより4年遅く就任しています。そういう意味では遅咲きのトップスターの一人だと言えます。(涼風さんが1991年トップスター就任、真矢さんが1995年トップスター就任)

ちなみに涼風さんは高校卒業後に宝塚音楽学校に入学して宝塚歌劇団に入団しているので、同期生とはいっても真矢さんより3学年、年齢では4歳年上です。真矢さんが1964年1月31日生まれ、涼風さんが1960年9月11日生まれです。

真矢さんと涼風さんはそれぞれに組替えがなく、真矢さんは生粋の花組生、涼風さんは生粋の月組生。配属した組の違いもあって、トップスター就任時期は重なることはなかったわけですが、それでも2人ともに人気のあるトップスターとして今も語られることが多いので、なんていうか成績も大事だけだども、その後での活躍や頑張りも大事なんだなって、真矢さんの生きざまを見て思いましたね。