差し替え
『男!あばれはっちゃく』35話からオープニングの映像が一部変わっています。というのも、ご存じの通りこれまでオープニングに出演していた洋一が34話で転校して、35話から章が転校してきたことによってオープニングのキャストテロップが変わり、これまで洋一が出ていたのが章に変わったからです。
全部通してみると、洋一と邦彦が一緒に登校しているとこへ長太郎がドンペイと一緒に走ってくる場面だけが変わっていて、他は変わりがありません。なので、DVDでゆっくりみていくと、差し変わった部分の長太郎とドンペイと邦彦、変わっていない長太郎とドンペイと邦彦を見ることで、長太郎とドンペイ、邦彦の成長を見て取ることが出来ます。
映像の繋がり
35話からのオープニング映像で変わったのは、洋一の代わりに章が出ている上記で引用した画像の部分だけで、その前後に変わりはなく、最終的に長太郎が学校までいって校庭にある台の上でポーズをとって締めになっているので、新規で撮影した長太郎の服装もこれまでのオープニングと同じ服装になっていますね。しかし、映像の繋がりに関係のない邦彦の服は違う服になっているというのも、面白いなあって思います。
服装で映像の矛盾を解決するのは常套手段だとしても、子どもの成長まではコントロール出来ないというのが、35話からのオープニングを見ていて分かります。一瞬だけ長太郎が少し大人になって、まだ幼さが残っている長太郎に戻るというのが見れるので、なんというか、子どもの成長って早いんだわって、大人になって見返すと思ってしまいますね。
クレジットの順番
これは、35話までしか確認していないのですが、差し変わったオープニング映像の他に新たなオープニングになって気づいた興味深い点はクレジットの順番ですね。これまで、ヒロインのみゆきちゃん役の鈴木輝江さんの次にクレジットされていたのが、長太郎の親友の洋一役の大場利明さんだったのが、邦彦役の長野昇一さんになっていたこと。
クレジットの順番がどういう基準で決まるのかは分からないのですが、役柄の順番で決まっているのかなってとか思っていたのですけれども、役柄の順番なら加納章役の阿部行雄さんが長野昇一さんの前に来るのだろうけれども、そうではないとこを見ると、先に出演されていた順になっているのかななんてことを思いました。
だったら、阿部さんは戸川さん伊藤さんの後になるんだろうけれども、これまでのオープニング映像の都合上、阿部さんと長野さん、栗又さんとドンペイの映像のところで紹介しなくちゃいけないから、こうなったのかなとか、いろいろと考えてしまいますね。
『男!あばれはっちゃく』は、長太郎達が6年生に進級してからも、新しいオープニング映像に切り替わりますが、その前に洋一が転校して、章が新しく来たことで一部映像が変わって新オープニング映像になっているので、都合『男!あばれはっちゃく』のオープニング映像は3種類存在するわけですね。
子役キャストの切り替えで
レギュラー子役のキャスティング変更によってオープニング映像が変わったのは、5作品の『あばれはっちゃく』の中で、この2代目『男!あばれはっちゃく』と4代目『痛快あばれはっちゃく』だけだと思います。初代『俺はあばれはっちゃく』も30話から新オープニング映像に切り替わりますが、レギュラー子役の変更はありませんでした。また、『逆転あばれはっちゃく』も11話からオープニング映像は変わりますが、子役の変更はありません。
ただ、『逆転あばれはっちゃく』は子役の変更はなく、ヒロインやライバル以外のクラスメイトにスポットを当てた話が登場するものの、後半は出演する子役の数を絞ったようで、12話以降から子役のクレジット数が減っています。12話以降でも出演した場合は当然ですがクレジットが明記されています。子役以外にもビューティーサロンさくらまの従業員のケンちゃんの出番もなくなっています。
問題なのは3代目『熱血あばれはっちゃく』の京子ちゃんで、2代目の洋一から章に変わったというような明確な話もなく、京子ちゃんに該当しそうで該当しないクラスメイトは出てきても定着することがなく、特に新規の映像に変わることなく、クレジットのみの対応だったということでしょうか。
『熱血あばれはっちゃく』に関しては、うろ覚えで書いているので、改めて確認する必要があるのですが、京子ちゃんの途中退場に関しては、多分、舞台裏とか役者の契約とか、他のドラマのお仕事の関係とか、役者の都合とかいろいろあって降板されたのだろうなぐらいしか一般視聴者のファンに過ぎない私には分からないですね……。
以前、わらさんが園児の皆さんが、途中で見なくなった京子ちゃんはどうしたの?って質問されていたことをコメントで書きこんでくれた時に、諸事情で仕方がないにしても、京子ちゃんにもなにか退場する理由がドラマの中で描かれたら良かったのになって思いました。それゆえに、前にも記事に書いたのですが、去っていく理由の話を書いてもらえた洋一と邦彦は幸せだったなって思うのです。