柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

『男!あばれはっちゃく』24、25、26話小ネタ

母ちゃんの服

あばれはっちゃく』の衣装は、国際放映の衣装部の衣装を使っているため、シリーズを通してみると同じ衣装が登場しています。このブログ記事でも子役達が着ている衣装を中心にお下がりの衣装に注目して、『あばれはっちゃく』に限らず、他の国際放映の作品から同じ服などを見てきました。

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そんなわけで『あばれはっちゃく』では、過去に着ていた衣装、服が再登場してくることがあって、上記の過去記事で取り扱った服以外にも出てくる服はたくさんありました。

そんな中で『男!あばれはっちゃく』24話で着ていた母ちゃんの服は、『俺はあばれはっちゃく』33話で着ていた母ちゃんの服と一瞬、同じに見えたのです。よくよく見比べると微妙にデザインが違うのですが、色や模様などがよく似ていることや同じ母ちゃん(久里千春さん)が着ているので、最初は母ちゃんも同じ服を着まわしているのかと思いました。

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左『俺はあばれはっちゃく』33話より、右『男!あばれはっちゃく』24話より

今回、母ちゃんの服がきっかけで、母ちゃん以外の大人の衣装もシリーズ通して同じ服が出てくるのだろうということに、気づくことが出来ました。考えてみれば、大人達の衣装だって衣装部で用意するものなのだから、当たり前といえば当たり前なのですね。それにしても、こうして引用画像を並べてみると『俺はあばれはっちゃく』33話と『男!あばれはっちゃく』24話の母ちゃんの服は違うデザインだって分かりますが、ドラマの中で見ると、同じ服だって錯覚しませんか。

パトカーのランプ・回転灯

『男!あばれはっちゃく』25話で、寺山先生が男が置き忘れた段ボールに爆弾が入っているかもと警戒して、警察に連絡してパトカーが出動する騒ぎがありました。この時に、来たパトカーに注目。パトカーの回転灯が散光式蛍光灯(バーライト)になっているのです。

1970年代になると、高度成長期に合わせマイカーが増えて、筒状一つだけの回転灯では目立たなくなったこともあり、日本よりも既に交通量が激しかったアメリカではバータイプの警察車両用の回転灯、散光式蛍光灯が採用されていたのもあって、これを警視庁に提案したのが映画評論家でも有名だった警察マニアでもある水野晴朗さんだったとか。ちなみに1977年には散光式蛍光灯が作られているそうです。そこから、1996年にはブーメラン式になったのだそう。パトカーや救急車、消防車の回転灯は株式会社パトライト(旧・佐々木電機製作所)が製作しているのだそうです。

www.patlite.co.jp

ちなみに初代『俺はあばれはっちゃく』(1979年2月3日~1980年3月8日)にも、パトカーは登場してきますが、後期の話51話「帰れ!鬼っ子」(本放送・1980年2月2日放送)の話でも、まだ筒状の回転灯で散光式蛍光灯を見ることが出来ません。『あばれはっちゃく』以外のテレビドラマや現実の歴史と照らし合わせる必要もありますが、散光式蛍光灯のパトカーの回転灯が定着してきたのは、『男!あばれはっちゃく』25話が放送、収録された1980年の夏ごろだったのではないかなって、ドラマを見ていて思いました。

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『男!あばれはっちゃく』25話より

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『男!あばれはっちゃく』25話より

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『俺はあばれはっちゃく』51話より

水戸黄門ネタ

以前も、『あばれはっちゃく』に出てくる水戸黄門ネタを紹介しましたが、2代目『男!あばれはっちゃく』でも見つけたので紹介します。多分、後からまた紹介していくことになりますが、現時点で気づいたものまでということで。

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『男!あばれはっちゃく』26話で出てきた水戸黄門様ネタは、父ちゃんが長太郎に家に訪問してきた、オザキ ギンノスケ先生を長太郎に紹介する場面です。

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『男!あばれはっちゃく』25話より

「この馬鹿、下がりおろう!」
「なにするんだよ!」

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『男!あばれはっちゃく』25話より

「このお方をどのたと心得る!」

「そんなこと、知るか!」

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『男!あばれはっちゃく』25話より

「このお方はお前の命の恩人、オザキ ギンノスケ先生だ」

これも、また『水戸黄門』を知っていれば、ニヤリとする場面ですね。このオザキ先生が登場した26話は、見ていてちょっと納得いかない部分があるので、それについては26話の感想で触れていきます。