柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

現実とドラマの交差

現実とクロスオーバー

前の記事で『男!あばれはっちゃく』71話の桜井亜子の漫画は、いがらしゆみこ先生がイラスト協力され描かれたものと書き、最初は文字だけの情報でしたが、画像で見てもらった方が分かりやすいと、引用画像を追加しました。

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そこで、このドラマでの桜井亜子の原画展に展示されている、いがらし先生の作品はドラマの為の描きおろしか、それとも既存の作品だったのかと疑問に感じて調べてみたところ、はなえの後ろに見えるイラストが手掛かりになって、展示されているのは既存のいがらしゆみこ先生の作品だと分かりました。原画展の作品が実際のいがらしゆみこ先生の作品だと分かって、ひょっとしたら、ドラマで小田急百貨店でやっていた桜井亜子の原画展は、実際のいがらしゆみこ先生の原画展だったのかもしれないなんて思ったりもしました。

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『男!あばれはっちゃく』71話より

メイミー・エンジェル

前記事でも追加で書いているのですが、はなえの後ろに見えるのは、いがらしゆみこ先生の『メイミー・エンジェル』(『なかよし』1979年4月号~1980年12月号まで連載)。また、上記の引用画像で見える『メイミ―・エンジェル』の絵は『なかよし』1979年4月号の付録の下敷きの絵柄。いがらしゆみこ先生は、1979年『なかよし』3月号まで『キャンディキャンディ』を連載されていたので、『メイミ―・エンジェル』は『キャンディキャンディ』連載終了後、すぐに連載された作品になります。この71話は1981年8月15日に放送されているのですが、この頃は、私はまだ『なかよし』を購読していなかったので、いがらし先生の絵だって分かっても、今回、調べるまで『メイミ―・エンジェル』を知りませんでした。

もう、当時の『なかよし』読者から見たら、一発で分かっていたんだろうな。私が少女漫画雑誌を購読するのが小学2年生の時で、1983年『りぼん』2月号からで、『なかよし』を購読するようになったのは、小学5年生で転校して、転校先の友達二人が『なかよし』読者だった影響で1985年5月号からなので、この時期『メイミー・エンジェル』が連載されていた頃の『なかよし』に疎かったのでした。

はなえとみゆきちゃん達は『なかよし』読者?

『メイミ―・エンジェル』の前に『キャンディキャンディ』で大ヒットを飛ばし、『なかよし』の購買数をあげた、いがらしゆみこ先生と水木杏子先生。今は『キャンディキャンディ』は著作権の問題で漫画を読むことが難しくなってしまいましたが、『男!あばれはっちゃく』が放送されていた頃は、そんなことはなく、アニメも『あばれはっちゃく』と同じテレビ朝日、当時はNETで放送されて、再放送もよくされていて、『なかよし』読者じゃなかった私でもアニメを見て、本屋で単行本を立ち読み出来ていた時代でした。

『キャンディキャンディ』はアニメと漫画連載が同時に終了していますが、『男!あばれはっちゃく』放送時は、まだ『キャンディキャンディ』の人気とそれに伴う、作画を担当されたいがらしゆみこ先生の漫画家としての人気は高く、同じテレビ局で放送されていたのもあって、『男!あばれはっちゃく』にイラスト協力をお願いしたのかしらとか、めっちゃいがらし先生が女の子達に人気があるから、ドラマに使わせてもらおうって思ったのかな、どっちだろうって思いました。

で、そんなこんなから、はなえやみゆきちゃん達は『なかよし』読者なのかもしれない。きっと『キャンディキャンディ』を見て、『なかよし』読者になったのかも、いや、アニメ化前から『なかよし』読者だったのかも、なんて、いろいろと妄想していまいました。

これまでも、『あばれはっちゃく』シリーズには、現実にも存在する本などが登場してきたので、こういうのを見ると、私たちの現実との接点を感じられて、私は嬉しくなってしまいます。

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