柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

『熱血あばれはっちゃく』時代に発売されていた本

 

人気のピーク

『熱血あばれはっちゃく』放送当時に、『あばれはっちゃく』に関連する書籍が私が知る限り2冊発売されました。

初代『俺はあばれはっちゃく』が10話を超えたあたりから視聴率が出始め、20話あたりで20%近くの視聴率を出し、2代目『男!あばれはっちゃく』が2年続き、1時間のスペシャル特番があったり、3代目『熱血あばれはっちゃく』が始まる前にスペシャルが放送された『あばれはっちゃく』シリーズは、この3代目が始まる直前が人気が一番高まり、世間の認知度も高くなっていた頃だったと思います。

 このブログでは以前から書いていますが、『あばれはっちゃく』は元々全26話で終わる予定のドラマであり、当初からシリーズ化を目的として制作されていないドラマでした。

kakinoha.hatenadiary.com

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それが初代の途中から資料*1を読むと、10話あたりから人気が出て、20話あたりから人気が盛り上がってきたことで、シリーズ化をしていくことになったことが分かります。

『俺はあばれはっちゃく』が予想外の人気を得た事で、2代目『男!あばれはっちゃく』の制作が決まり、2代目も人気が継続し、1時間のスペシャル版、3代目『熱血あばれはっちゃく』と繋がりシリーズ化されていったのです。

1979年当時は、テレビは一家に一台の時代。『あばれはっちゃく』の裏番組はTBSの『大橋巨泉クイズダービー』があり、さらにプロ野球シーズンには日本テレビの巨人戦があり、『俺はあばれはっちゃく』が始まった1979年は巨人軍に江川卓投手が入団された年でもあったので、巨人戦の視聴率が高かった時代です。その視聴率の煽りを食らって、巨人戦がある時は、『俺はあばれはっちゃく』の視聴率が下がるので、吉田友紀さんは、江川さんの事が嫌いだと、DVDBOX付属のブックレットのインタビューで正直に答えています。

 一家に一台しかないテレビでの家族間でのチャンネル争いがどれだけのものか。また、ネットのない時代に土曜日の夜7時半に裏番組に常に30%前後の番組を持ちながら、当初は5%しかなかった視聴率を20%以上にして、作品をシリーズ化させた『あばれはっちゃく』がいかに勢いのあった人気児童ドラマであったかを当時を知らない人達に理解して欲しいです。

あばれはっちゃく写真集

そんな『あばれはっちゃく』の人気が定着し、安定した3代目『熱血あばれはっちゃく』時代に3代目『熱血あばれはっちゃく』を中心とした写真集『テレビ朝日ゴールデンアルバム 写真集 熱血あばれはっちゃく』が発売されました。

現在は絶版ですが、まんだらけのページで写真集の表紙と一部中身を閲覧することが可能です。

www.mandarake.co.jp

 『熱血あばれはっちゃく』だけでなく、初代長太郎役吉田友紀さん、2代目長太郎役栗又厚さんについての情報や『俺はあばれはっちゃく』『男!あばれはっちゃく』の振り返りなどもあります。

東野英心さんの自伝

また、3代目『熱血あばれはっちゃく』放送当時に、父ちゃん役の東野英心さんが書かれた自伝本『クラブと恋と夢』があります。
この本についても、過去に『柿の葉日記』で本を読んだ私の感想を書いているので、興味がある方は読んでくださると嬉しいです。

これには東野英心さんの半生、父親の東野英治郎さんとの関係、役者を目指した理由、『あばれはっちゃく』の父ちゃん役についての想い、『あばれはっちゃく』のプロデューサーの鍛冶昇さんの作品に対する思いや、父ちゃん役のオーディションでのこと、共演した子役、長太郎役の吉田友紀さん、栗又厚さん、荒木直也さん達への想いや、『あばれはっちゃく』がとんでもない低俗の番組だけど、うちの子が好きなのよと言われた思い出について書かれていて、以前にも記事に書いたのですが、『あばれはっちゃく』ファンの方には、ぜひ、一度でいいから目を通して頂きたい本です。

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*1:『俺はあばれはっちゃく』DVDBOX2付属ブックレット参照