許さない
私は、元TBSアナウンサーで現在フリーアナウンサーの竹内香苗さんが大好きです。
好きになったきっかけは、大好きな伊集院光さんのラジオ番組『伊集院光の日曜日の秘密基地』のアシスタントをしていたのを聞いたからでした。
明るくて可愛くてお茶目で親しみやすい声で元気な竹内さんが好きになり、彼女が結婚して旦那様の仕事の都合でブラジルに住むことになり、TBSを退社した時はとても悲しかったけど、現在は日本に戻ってきて、伊集院さんの朝のTBSラジオ番組『伊集院光とらじおと』(月曜日~木曜日午前8時半~11時)の火曜日アシスタントになっていて、とても楽しみに毎朝、朝の支度(ゴミ出し、食事の用意、その他いろいろ)をしながら聞いています。
昨日、いつものように大好きな竹内さんの火曜日を聞いていると、アシスタントの声が木曜日担当のTBSアナウンサーの伊東楓さん。
え?あれ、今日は木曜日だっけか?と、スマホで曜日確認。
続いて伊集院さんの説明が入り、竹内さんが舞台で新型コロナに感染した人と仕事をしていたので、大事をとって自宅待機。竹内さんと連絡を取っていて、本人は元気という報告。
ニュースで知っていたけど、まさか、竹内さんがその集団感染した人とお仕事されていたなんて!と驚き、どうか、竹内さんに感染していませんようにと祈り、あ、竹内さんには小さいお子さんがいるし、大きくなったとはいえ他に2人の子どもさんもいるし、旦那さんも!皆さん無事だといいんだけどって思った後に、もしも竹内さんが感染していたら、集団感染した舞台関係者、全員、許さないだから!っていきりたっていました。
ちょっと待て!自分。
新宿であった舞台で新型コロナの集団感染があったニュースは耳にしていて、その杜撰でいい加減な新型コロナ対策に眉をひそめていましたが、大好きな人がそういう人と仕事であっていたことを知ると、私の中に怒りと憎しみが舞台関係者の人達に対して持ちました。
その後、一呼吸おいて、ふと、これが逆の立場だったらどうだろうって考えたんです。
もしも、新型コロナのクラスターが舞台関係者ではなく、『らじおと』の関係者だったら、私は『らじおと』の出演者、スタッフを全力で擁護して、許さないっていう人達に対して悲しみと怒りと恐怖を感じていたかもしれないって。
『らじおと』の出演者もスタッフも新型コロナにならないように細心の注意をして番組を作ってくれていることを知っている。
それで万が一に誰かが新型コロナになったとしても、決して責められるものではないし、もしもそこで別の仕事で接触のあった人が新型コロナの疑いになっていたら、きっと心を痛めているだろうから、責めないで、だって、新型コロナになってしまって病気で苦しんでいるんだから、これ以上責めないでってきっと思う。
私は、一瞬でも新型コロナに感染した人を、私が大好きな人を感染させた可能性のある人だと決めつけ、「許さない!」って心の中で責め立ててしまった。
逆の立場だったら、擁護するのに!なんてこと!って恥ずかしくなりました。
新型コロナに対する安易な考えは許せないけど
新型コロナ、コビット19に対する安易な対応や考えを許すことは出来ませんが、感染して苦しんでいる人をそれ以上に追い詰め、人格批判することは許されません。
私はそれを一瞬でもしてしまいました。本当に情けなく恥ずかしいです。
幸い竹内さんはTwitterでも元気であることをファンや関係者にツイートで知らせてくれていて、お元気そうなので現在は安心しています。
一日でも早い復帰を願っています。
これだけ、コビット19が蔓延していて、しっかりした予防をしていても感染する人も出ていると、いつ何時自分が自分の周囲が感染するか分かりません。
感染することが悪になっていて、まるで魔女狩りのように感染者を追い詰める。
コビット19に対する恐怖が必要以上に人の心を蝕み、差別を生み出していて怖いです。
なんとか、感染した方々の早い回復を祈り、また、竹内さんが完全に大丈夫になって再びラジオに復帰して欲しいと一人のラジオリスナーとして祈っています。