柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

2代目の父ちゃんと母ちゃんの企画段階の設定

母ちゃんの名前が違う父ちゃんも理容師?

 2代目『男!あばれはっちゃく』のDVD解説書を読むと、当時のドラマ設定が書かれています。そこには、放送されたのと違う設定が見て取れます。『あばれはっちゃく』は、担任の先生の名前は変化していきましたが、全シリーズを山内賢さんが演じました。

父ちゃんと母ちゃんも同じく全シリーズを東野英心さんと久里千春さんが演じました。

父ちゃんと母ちゃんの名前は全シリーズ、長治と和子でしたが、母ちゃんの方は2代目の企画段階の設定では「愛子」という名前でした。

また、父ちゃんの職業も大工ではなくて、母ちゃんと同じ理容師で二人の出会いは理容学校で、そこの先輩後輩で恋愛結婚したというのが、2代目の父ちゃんと母ちゃんの設定でした。

年齢は父ちゃんが40歳、母ちゃんが38歳。

母ちゃんの方が2歳年下の設定です。

実際に演じた東野さんと久里さんは、久里さんの方が年上でした。

初代では、父ちゃんと母ちゃんの年齢設定が明確に分からないのですが、ドラマを見ていくと、実際に演じていた東野さんと久里さんの年齢に近いか、もしくは同じ年齢だったと推測が出来ます。

初代6話で母ちゃんが

「父ちゃんは午年だろ」

 と言っていて、25話で旅館の案内係募集30~45才までの臨時募集の時にに雇われているので、1979年当時において父ちゃんが1942年の午年生まれの37歳だと推測出来ます。

演じた東野さんも1942年1月31日生まれでした。

初代と原作の母ちゃんは、笑い上戸で笑いすぎて顎を外し、それがドラマでは長太郎の自慢でしたが、2代目の母ちゃんは企画段階の設定では、酔えば泣き上戸になる設定だと、DVDの解説書に書いてありました。

笑いの逆の泣きを持ってくるのは単純ですが、分かりやすい差別化だなと思います。

 また、2代目は群馬県から東京へ転校してきますが、父ちゃんの設定は東京生まれなので、江戸っ子なのでしょう。

母ちゃんの方が群馬出身で、群馬県の「上州名物カカア天下」という設定で、父ちゃんを尻に敷くという気の強い設定だったようです。

設定だけを見ると、初代と逆張りな夫婦関係にしたかったようです。

ちなみに、初代だけは長太郎は転校生ではなく、舞台も東京ではなくて神奈川県でした。

 私は、初代の長太郎の姉、てるほが好きなのですが、結果的にてるほ以外の桜間家の名前が変わらず、姉だけが兄に代わったのが不思議でした。

でも、企画段階の設定を見てみると、少しずつ初代と逆にいこうというのが、父ちゃんと母ちゃんの設定の関係から見て取れるので、姉を兄にして女から男へ変更することで、初代との違いと変化を試みた結果だったのかもしれません。

5代目で姉に戻りますが、名前は「てるほ」から「カオル」に変わっています。

兄設定は4代目まで続きました。(当初は、3代目の兄役も2代目と同じ須田庄治さんが演じる予定だったようですが、身長の関係で交代したというネットの書き込みを読んだことがあります)

 実際の2代目のドラマでは、企画段階の設定はかなり消えたなと読みながら思いましたが、少しは消えた設定、ドラマでは見えない設定を作り手も意識されていたのではないかなって思います。

見てる方も、父ちゃんと母ちゃん、担任の先生はスピンオフで同じでも、それ以外の環境や登場人物はシリーズごとに違う俳優の方々が演じ、微妙に設定が違うことで、同じだけど違うという意識が持つことが出来て、シリーズ作品として楽しめていたのでは?と思います。

 

男! あばれはっちゃく DVD-BOX 1 デジタルリマスター版【昭和の名作ライブラリー 第4集】

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2016-03-01 14:19:29