柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

酒井一圭さんってすごいなあ

酒井一圭さん

コメント欄でシンバルさんから教えて頂いた酒井一圭さんがゲスト出演した『ショッカーO野の秘密基地へようこそ!!』2014年2月27日放送第77回放送分を聴きました。

聴いてみて既に知っていた事、新たに知った事があってとても楽しく、興味深く聴くことが出来ました。

シンバルさん、改めて教えてくださり、ありがとうございました。

酒井さんが子役になるきっかけ、酒井さんのお母さんが歌手を志していた事、児童劇団に入った経緯、オーディションに落ち続けた事、『事件記者チャボ』(1983年11月5日~1984年5月5日)のエキストラに選ばれて親戚がVHSで録画しようとしたら、出演シーンがなかった事、パンのCMのオーディションで自分で考えて選んだ方の演技をして受かった事、子役の仕事で忙しく学校に通えないので通知表が評価不可とされ、ショックを受けて、子役の仕事をやめようかどうか、ロス五輪を見ながら考えていた事、中学生で競馬が好きになった事、高校生でバイトをしながら一人暮らしをして千葉の高校に通っていた事、北区の劇団に入り、俳優復帰をした事、長太郎を演じた事でヤンキーが家にきて絡まれた事、自転車を燃やされたり、窓ガラスを割られたりした事、その時の酒井さんの肝の座った対応、『百獣戦隊ガオレンジャー』(2001年)のプロデューサーの日笠さんとの縁の巡り合わせ等々、他にも話が盛りだくさんでした。

意外だったのは、3歳で大阪から東京にきて保育園にいられて言葉の違いなどから、いじめられていると感じていた酒井さんがいつも泣いていて泣き虫だったこと。

年長になって背が大きくなり、力も強くなってからは、女の子にももて始め、お遊戯会で長い台詞の王様の家来の役を見事に演じて称賛を浴び、鼓笛隊で大太鼓だったのが、指揮者の子ががに股だったために、指揮者の次に並んでいた酒井さんと変わる事になり、常に練習で指揮者の動きを見て覚えていた酒井さんが見事に指揮者の役を務めて再び称賛を浴びて、それがきっかけで児童劇団に入る事になり、一番安かった東京宝映(現・宝映テレビプロダクション)に入団されたとのこと。

酒井さんがお遊戯会や指揮者をしっかり出来て称賛されたのは、酒井さんのお母さんが歌手を目指していて、酒井さんを産むか歌手になるか悩んだお母さんから受け継いだ能力、血筋ではないかと番組内で話されていました。

歌手を目指していたお母さんを持つ、酒井さんが昨年『紅白歌合戦』出場されたことは本当に親孝行だったんだなって、酒井さんが純烈を作った時に紅白出場は親孝行という言葉を思い出して一人納得しました。

芸事に関しては、お母さんの血筋を受け継いだ酒井さんですが、後に長太郎役に抜擢される体格の良さはお父さん譲り。酒井さんのお父さんは186cmの酒井さんよりも2cmも背が高いんだそうです。ちなみに酒井さんのお子さん特に次男の方も大きく、体が大きいのは酒井家の特徴のようです。

ご両親から受け継いだものもありますが、話を聞いたり、これまでの酒井さんの活動を見てきて思うことは、酒井さん自身が努力をされる事に加えて、たいへん物覚えが良く、見た動きを体でアウトプットする能力、運動神経の良さが酒井さんが芸能界で活躍される力の元になってたんだなってことでした。

5代目に選ばれたわけ

さて、番組内では酒井さんは、体の大きさのお陰で小学3年生で小学6年生の長太郎役を演じる事が出来たと話されていましたが、5代目『逆転あばれはっちゃく』の長太郎は歴代長太郎の中で唯一、小学4年生から話が始まっています。

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逆転あばれはっちゃく 1話より

確かに酒井さんの実年齢より年上設定の長太郎役を演じているのですが、この辺りは、失礼を承知で書きますが、共演した子役の実年齢とドラマの設定年齢などが、ごちゃ混ぜになっているのかなって思いました。

ところで、5代目長太郎はオーディションで選ばれたわけですが、長太郎のオーディションに行く前に所属していた劇団でそのオーディションに行くためのオーディションがあったとのこと。

酒井さんは友達役、エキストラのクラスメイトの役でもいいからとオーディションに出向いた結果、主役の長太郎役を射止めたのですが、この長太郎役になったのは、体が大きいからという理由だけでなく、もう一つ理由があったのです。

それは『あばれはっちゃく』について初代から5代目まで資料を集めている淡路島に住む『あばれはっちゃく』ファンの人からもらったテレビ朝日側のプロデューサー宇都宮恭三さんが書いた一枚のペラに書いてありました。

箸にも棒にもひっかからない酒井君が泥まみれで入ってきた

 酒井さんは控室でホカロンを投げ合って喧嘩をしていて、頬には前日に家で妹さんと喧嘩した時のひっかき傷があった状態でした。

その時の酒井さんの姿が、まさに求めていた5代目長太郎だったのです。

いくつもの偶然が重なり長太郎になる要素が酒井さんに集まって、長太郎になったというところに運命を感じます。

制作側は新しい長太郎、はっちゃくを求めていた事、酒井さんが長太郎をやる事になった時には、『あばれはっちゃく』シリーズが終わる事が決まっていた事なども知って、新しい長太郎を求めながらも、シリーズの幕を下ろすことも決めていたのか、と不思議な気持ちでその部分を聴きました。

私は、酒井さんが過去に長太郎役に決まった事を伝える新聞記事の切り抜きを、ご自身のTwitterで紹介していたのを見たことがあるのですが、番組を聴きながらこの切り抜きはもしかしたら、物々交換で淡路島の『あばれはっちゃく』のファンの人からもらった物だったりしたのかなって思いました。

時代が新しい時代になり始めた頃だったことも話され、そういう時期だったんだなってしみじみ思いました。

酒井さんは多摩市から千葉県に引っ越すのですが、東京では酒井さんが長太郎になったという認識だったのが、千葉ではあばれはっちゃくがやってきたと騒がれて、先に書いた数多くの嫌がらせを受けたのですが、既に『あばれはっちゃく』の影響力を知って長太郎になった酒井さんはそれだけの事をされる事は覚悟の上で、その騒動に対応されていて、その対応が肝が据わっていて、だから今も心構えがしっかりしているのだなって納得してしまいました。

長太郎は酒井さん以外に先代の4人の長太郎役、吉田友紀さん、栗又厚さん、荒木直也さん、坂詰貴之さんがいらっしゃるわけですが、4人ともに長太郎役を演じていた時は辛く大変だったと言っていたそうです。

国際放映のセットで撮影した時の話、2代目の時代に小林旭さんがウロウロしていて、なんだろうって思ったら、小林さんのお子さんが『あばれはっちゃく』のファンでサインが欲しかった話なども聞けて、なんかこう、改めて『あばれはっちゃく』の人気と影響力の大きさを実感しました。

この時、2014年が酒井一さんのデビュー30周年だったのですが、それから5年経って2019年は酒井さんのデビュー35周年になるんだって気がついて、一時、学業専念で芸能界を離れたけれども、今年デビュー35周年なんだなって、松原愛さんと島田歌穂さんが45周年でなんだか本当に今年は節目の年だって、私は一人で勝手に感慨にふけてしまいました。

酒井さんは話の中で人と人との繋がり、縁や巡り合わせの不思議さも話されていました。『あばれはっちゃく』の国際放映のプロデューサーの鍛治さんが『帰ってきたウルトラマン』(1971年)の監督だったり、山際監督が『ウルトラマンタロウ』(1973年)で監督をしてらしたり、子役時代に日笠さんがプロデューサーのの番組『星雲仮面マシンマン』に落ちたのが、デビュー20年目で受かった『百獣戦隊ガオレンジャー』のプロデューサーが日笠さんだったりしたことなどに縁や繋がりを感じたことを話されていました。

そういうなんというか、私も『あばれはっちゃく』やそれに携わった人達の事を調べていて感じたことなんですが、人が人を呼んで繋がる絆を見る事が出来て、その中に酒井さんは実際に入っていて私よりも体感されているのだと思います。1つの点が広がって、世界が広がっていくのは、知れば知るほど面白いものです。

紅白歌合戦』と『百獣戦隊ガオレンジャー

私はラジオをよく聞くのですが、ラジオCMで純烈が出演するCMをよく聞きます。

テレビCMもあり、YouTubeにそのCM動画があります。


50の恵 オイルin養潤液「純烈・歌う」篇

 10月も終わりに近づき、『紅白歌合戦』の話題も出てくる頃ですが、去年に続いてきっと酒井さんの純烈も出場されるだろうと思っています。また、『紅白』で歌う純烈を見てみたいです。ちなみに現在、東映特撮YouTube Officail では『百獣戦隊ガオレンジャー』が配信中です。酒井さんが主演の『逆転あばれはっちゃく』の発売中なのでそちらもぜひ見てみてください。

追記

『逆転あばれはっちゃく』で長太郎の姉、カオルを演じた今井りえさんについての情報を探しているのですが、その後の消息がまだ掴めていません。『逆転あばれはっちゃく』『新・熱中時代宣言』後の今井さんについて、何かご存知な方はいらっしゃいませんか。

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