柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

佐々木先生のピンチ

 

アバンタイトル

天照大神の話ですね。何故か、ハワイアンのような踊りがあります。長太郎が岩戸を開くと、中から出てきたのはヒトミちゃん。

短くて落ちの読めるアバンですが、ヒトミちゃんを見る長太郎たちが和みます。

本編

休日にドンペイを連れて、山芋掘りにきた長太郎は、発掘をしている佐々木先生の出会います。佐々木先生の専門は地質学なので、休日に発掘をしているようです。

山芋掘りをしている長太郎の横で、何かを掘り出しているドンペイ。

長太郎はガラクタだと思って投げてしまいますが、長太郎が帰った後で、佐々木先生がそれを拾います。

これが歴史的価値のあるもので、考古学者のカワグチさんまで出てきて新聞記事になります。

このカワグチを演じたのが、岸田森さん。

今回のカワグチは嫌味なインテリの考古学者です。

佐々木先生が見つけた埴輪や刀は先に、ドンペイと長太郎が見つけたもので、長太郎がガラクタだと判断して、佐々木先生に手柄を取られたことを父ちゃんは嘆き、てるほに長太郎の勉強をみるようにいいつけます。
翌日、学校では佐々木先生が発見したものが展示されて、カワグチにも取材が来ています。
取材にきた記者たちに、なんのことはないと言っていたカワグチですが、ある物を見て目の色が変わります。

それを「大事に扱いなさい」と言っていたカワグチの雑な扱いが、大事にしないといけない物を紛失して、この話の事件を大きくしていくのですが、その紛失してしまった重要なものが小さな銀の8の字の銀環。
この銀環の行方がさりげなく、しっかりと写されていくので、視聴者はどこで、銀環が外れたか、どこへ移動して行ったかが分かるようになっています。

国宝級の銀環がなくなり、佐々木先生のせいにして焦っているカワグチ。
本人も自分がなくしたことを知らないので、佐々木先生のせいにするのは分からなくはないのですが、「七度探して人を疑え」という言葉あるように、まず、自分の行動を振り返ってみるべきです。

佐々木先生がなくしたと怒鳴り込んできたカワグチは佐々木先生に見つけるように言い渡します。
佐々木先生の探している姿を見てられなくて、一緒に探す長太郎とクラスメイト達。
ここに佐々木先生が児童たちに、どれだけ愛されているかが分かります。

それでも見つからず、いつものメンバーが長太郎の部屋に集まり、どうしようかと相談していると、ドンペイが庭にあるタヌキの置物を割ってしまって、みんなが来て、これまで視聴者が見てきた銀環が出てきます。

これも、視聴者には長太郎のせいではないと分かるのですが、長太郎のせいになり、銀環を長太郎が返すことになり、長太郎が学校に行きますが、責任をとって辞めるという佐々木先生を責めているカワグチに腹を立てた長太郎が、ちょっとした仕掛けでカワグチに銀環を返します。

ここで、久々の逆立ちです。

なんというか、大事なものをなくして、人の責任にして責めるのは楽ですが、責めていた自分に問題があった時の人の態度が滑稽で面白いです。
カワグチが自分の記憶を辿って、自分に非があると分かった時の、珍妙な表情がなんとも言えずに絶妙で、さすが岸田森さんだと思いました。

また、カワグチが誤魔化すことまで、見越して準備をして、とぼけてカワグチを問いただす長太郎も、また憎たらしい。
何も知らない校長先生が余計に面白さを誘います。
佐々木先生も責任を取って学校を辞めることなく、発見者として展示品と並んで名前が出て本当に良かったですね。

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