柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

あばれなくなったはっちゃく

吉田さんと一緒にお仕事をした方のブログを読みました。(もうだいぶ前の話なんですが)
そこで吉田さんがメイクや衣裳の女の子達から元あばれはっちゃくだと知られると
「あばれなくなったはっちゃく!」
と言われて可愛がれていた事が書かれていました。なんというか、暴れていたのはドラマの世界の中の話で実際の吉田さんが手に負えない暴れん坊という訳ではないのに、吉田さんが長太郎だった事を知った途端にそんな態度を取ってしまうというのは、それだけ吉田さんの長太郎が強烈な印象として残っていたんだろうなと思ったのです。

こうした事は「はっちゃく」以降は多くあった事なのではないかと思います。特に「はっちゃく世代」がドラマの制作の現場に入ってくるようになるとその頻度は高くなってきたりしたのかなと思います。吉田さんは「はっちゃくを売り物にして世にアピールをしたくない」とDVDの付録のインタビューで語っていて、そうした吉田さんにとって「はっちゃくだ!」と現場で騒がれるのは不本意だったりしたのかなと思ってしまいます。でも、可愛がられていたのだから楽しかったりしたのかな?なんだか、一貫に可愛がられて嬉しそうに照れている新ちゃんの顔を思い出してしまった。

島田歌穂さんは同じくDVDの付録のインタビューの中で吉田友紀さんについて次のように語っています。

「本当に心根の優しい子で気遣いもできるんだけど、でも、わざと逆に表現をしたりシャイな面がありましたね」

島田さんの見たシャイな面がある吉田さんにとっては「はっちゃくだ!」と言われる事は少し恥ずかしいというか照れくさい所があったりしたのかなと思ったりもして、多分、身内の中や自分を信頼している人達の前では安心して吉田さんは自分を出せる人なのかもしれないけれど、そうでない場所では大人しくなってしまうのかなって…それは吉田さんだけに限らないか…(・・。)ゞ

その現場で騒がれた時は既に吉田さんの長太郎から随分と時間が経っているんですが、それに吉田さんの長太郎は一年くらいで、栗又さんや坂詰さんの長太郎達に比べたら短いんです。それでも、「はっちゃく」は吉田さんあってのものだったからこそ、吉田さんの長太郎を知っている人達には忘れる事の出来ない「はっちゃく」なんだろうなと思います。島田歌穂さんのインタビューを続けて読んでいくと、更にそれを確信します。
「はっちゃくではトモが本当に生き生きしていて、いわゆる子役としてカッチリ決められたことをやるのでなくどんどん脱線していくんですよ。想像つかない弾け方をするトモの姿を大人の役者さんもしっかりと受けて止めていて、はっちゃくはトモあっての番組でしたね」
ドラマの中の役を好きになっていく事はよくあることだと思いますが、こうして何十年経っても思い出に残り、大人になっても深く心に残り続けているというのはなかなかない事だと思います。その人は5代目の酒井さんとも一緒にお仕事をされていて「ファーストはっちゃくとファイナルはっちゃくと一緒に仕事した」と書かれていてその文からはちょっとした自慢を感じ取りました。私としては羨ましい思いもありましたが、それよりもその人の文章の中で吉田さんや酒井さんに対して一緒に仕事をされて嫌な感情を持ってはいないという事を感じ取れた事が「あばれはっちゃく」のファンとして嬉しく思いました。

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