柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

名言の文末を過去形にすると深みが増す

ツイッターで日本語のハッシュタグが使えるようになって、表題のハッシュタグを見ているうちに面白いなと思って、「俺はあばれはっちゃく」のアバンタイトルで毎回長太郎が言っていた自己紹介を過去形にしてみました。(初代の自己紹介は3パターンありましたが、まずは一番最初の第1話から第8回まで使われたもの)過去形にしたアバンタイトルの自己紹介の文が下の文です。

「俺は桜間長太郎だった。美玉市立第一小学校の5年生だった。成績はクラスで1番ビリだったけど悪戯と喧嘩なら誰にも負けやしなかった。だから、皆、俺の事をあばれはっちゃくって呼んでいた。手に負えない暴れ坊って意味だった。俺はカッコいいと思っていた」

実際に過去形にして読んでみると、なんだかしみじみときてしまいました。考えてみると、長太郎はいつまでも桜間長太郎で「桜間長太郎だった」と過去形で言うのは変な気がしますが、これが桜間長太郎の自己紹介ではなく、演じていた吉田友紀さんの自己紹介として捉えたら、この過去形の自己紹介は深みが増しているなと思うのです。「あばれはっちゃく」のアバンタイトルでの自己紹介は初代は多少のマイナーチェンジはあったものの第1回から最終回まであり、2代目でも途中まで使われていました。そして、第24回までは「美玉第一小学校の5年生だ」という言葉があり、この自己紹介を使えるのは歴代の5人の長太郎達の中でも初代長太郎だけでした。そして、初代長太郎を演じたのは吉田友紀さん一人でした。

吉田さんは長太郎以前から色々とドラマに出ていて(ゲストやレギュラーなど)、長太郎役の前から既に有名だったようですが、やはりその名前と人気を押し上げたのは、初主演の「俺はあばれはっちゃく」の長太郎だったと思います。今でも、吉田さんの事を「はっちゃく」と呼んだり、思いだしたりする人はいるんじゃないかなと思います。吉田さんが長太郎だったのは1年ほどでしたが、吉田さんは確かに桜間長太郎でした。そして、皆「はっちゃく」と呼んでいたりしたんじゃないかな…って思います。吉田さんが長太郎だった事も、「はっちゃく」と呼ばれていた事も、通り過ぎていった過去。吉田さんは長太郎だったけれど長太郎ではない。長太郎以外の別の人間も演じていった俳優で、長太郎を演じた後も吉田さんの人生は続いている。それでも、長太郎を演じていた時代が確かにあり、皆が「あばれはっちゃく」と呼んでいた時代があった。吉田さんの人気と知名度を長太郎が押し上げていた時代があった。アバンタイトルの自己紹介を過去形にする事で、その事がはっきりと分かり、あの時代がくっきりとして、同時に既に過去になってしまった日々をしみじみと懐かしく思い出せてくれました。それが、どことなく今の私には何故か寂しく感じてしまうのです。

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