柿の葉日記

主にテレビドラマ「あばれはっちゃく」について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

昨日はもう昔だし 明日はまだ先

最近、「なつかしのファミリードラマ主題歌」を買いました。昔、子供の頃にもっていたカセットに入っていた歌。今はもうこのカセットテープはなくて、このカセットとほぼ同じ曲が入っているそのCDを買いました。私が幼稚園の頃から小学校低学年の頃、1970年代後半から1980年代前半の番組が中心で、勿論、その中には「あばれはっちゃく」シリーズもあります。初代から5代目まで、挿入歌も全てオリジナル歌手の堀江美都子さんと山野さと子さんの声で収録されています。他にも「レッドビッキーズ」「透明ドリちゃん」「コメットさん」など懐かしい歌と世代が少しずれていて初めて聞く歌などもありましたが、その初めて聴く歌もそのメロディーはどこか懐かしく、あの時代を知っている人間からすれば、あの時代の空気を思い出すようでした。

その初めて聞く歌の中で私が特に気に入ったのは「刑事犬カール」の主題歌「走れ風のように」です。この歌に出てくる「昨日はもう昔だし 明日はまだ先 大事な事は今日が二度と来ないこと」という歌詞が特に気に入ってしまって。私が色々と過去に拘る性格なので、なんというかあまり過ぎたどうしようもない過去を考えても、また、まだ来ない未来にどうしよう、どうしようと思うよりも、今、この一瞬を大事にしないといけない事を気付かせてくれる。今の連続が過去になり、未来になっていくんだなという事を気付かせてくれて、元気が出ました。私は考え過ぎて何も出来なくなる所があるのでそういうのをふっ切らせてくれた感じです。まあ、だからと言ってすぐに性格が変わる訳ではないのですが、そうなりそうな時はこの歌詞が過去に拘る自分を止めてくれるかな?とは思います。

この「走れ風のように」を歌っていたのは木之内みどりさんです。木之内さんと言えば私の中では「野球狂の詩」の水原勇気を演じた人という知識しかなかったのですが、「すぐやる一家青春記」を見てからは麗子さんの印象が強くあります。麗子さんは「すぐやる一家青春記」の中で吉田友紀さんが演じた智之の次に好きな人物です。理由は可愛いから。麗子さんは智之の兄、瞳の恋人なのですが、その瞳に対する態度が意地っ張りでちょっと素直じゃなくて、一途で可愛いのです。智之も「あんなおかちめんこ(もう一人の兄一郎さんが好きな紀子さんの事)なんかよりも、麗子さんの方がずっと綺麗だよねぇ」というくらいです。(でも、紀子さん(夏目雅子さん)もすごく綺麗なんですよ。だけど、智之は紀子さんの事は嫌いなので、こう言うのです。一郎さんは紀子さんが好きですから「あんな綺麗な人に向かってなんてこと言うんだ!」と智之の事を怒りますが。

麗子さんが可愛かったので、木之内さんの事を色々と調べてみたら、歌手としていろんな歌を歌っていて、その中で私が好きになったのは「走れ風のように」の他に「硝子坂」でした。この歌は高田みづえさんの歌として知っていたのですが、木之内さんがその前に歌っていた事を知りました。高田さんの「硝子坂」も好きですが、木之内さんの「硝子坂」もいいですね。歌は同じ歌でも歌い手が代わると印象も変わり新鮮に聞こえます。木之内さんは「すぐやる一家青春記」の中でも、ドラマの中で一郎さんが作詞作曲した盆踊りの「お元気ですか」も歌っていて、その歌声をドラマの中で披露しています。後は、相馬家の皆で「われは海の子」を歌う場面でも。歌っていいですよね。

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