柿の葉日記

主にドラマ『あばれはっちゃく』について語る個人ブログです。国際放映、テレビ朝日とは一切関係がありません。

正反対な二人

「気まぐれ本格派」の新ちゃんのお父さんの利昌さんは第2話で交通事故で死んでしまいます。新ちゃんはその原因を作った叔父の一貫の事を嫌いますが、二人はやがて和解をして元通り仲良くなって行きます。実は新ちゃんは亡くなった一貫の兄、利昌さんの実の子供ではなかったのですが、そんなのは乗り越えて二人の絆は深くなっていきます。そんな折、新ちゃんの学校で父親参観が行われる事になります。一貫は死んだ利昌さんの代わりに参観日に行ってやると夕食の席で新ちゃんに言うのですが、新ちゃんはそこでは一旦断ります。「僕にも体面ってもんがあるんだ」その言葉にキョトンとする一貫に妹の霧子が言います。「中兄ちゃん、新ちゃんの年くらいになるとね、いろいろ言われるのよね」と。

でも、新ちゃんは後になって一貫に改めて参観日に来て欲しいと頼むのです。袖子さん達にはそれを内緒にしてね。と約束して、なぜ内緒にするのか?と聞くと、「だって、お父さんを欲しがっているみたいでかっこ悪いんだもん」と新ちゃんは答えます。それを聞いて、一貫は新ちゃんと参観日にいく約束を内緒でするのです。この時の新ちゃんがすごく可愛い。絶対、新ちゃんは自分の可愛さを知っていて武器にしてると思えるほど。

ところが、一貫は日曜日に参観日がある事を忘れて川崎に行き友人の結婚式の為に衣装を貸し出してそのまま式に出てしまいます。その事を知った新ちゃんは「中叔父ちゃん、嘘つきだ!今日、中叔父ちゃんが学校来てくれるって約束したんだ!いいかげんなんだから、嫌いだ!もう!」と叫んで学校へ行きます。事情を知った小太郎と楓さんが一貫に参観日の事を伝えて、一貫は川崎から神楽坂まで慌てて帰っていきます。

休み時間。新ちゃんは一貫がいつきてくれるか気になって、校門に一貫の姿を探します。でも、一貫の姿は見えず、視線を移すとそこには参観日に来てくれたお父さんと楽しそうにおしゃべりをしている級友たちの姿が。それを見た新ちゃんはとても悲しそうなつまらなそうな顔してうなだれます。授業が始まってからも来ていないか気になって新ちゃんは後ろを振り返り、一貫の姿を探します。一貫は最後の最後、ギリギリになって白バイのお巡りさんの協力を経て新ちゃんの教室に入ってきます。丁度、新ちゃんが宿題に出されていた作文を読んでいた所でした。作文の課題は「ぼくのお父さん」新ちゃんは亡くなってしまった父親の利昌さんの代わりに参観日に来てくれるはずだった一貫の事を作文に書いていました。

「僕にはお父さんがいません。だから、大好きな中叔父さんの事を書きます。中叔父さんはお父さんが死んだ時、大好きな海を捨てて帰ってきてくれました。僕や僕のお母さんの事が心配で心配でたまらなかったのです。自分の命だと言っていた海を捨てるなんて、そう、簡単に出来る事ではありません。中叔父さんは本当に心の優しい人なのです。中叔父さんは今までとは全然違う貸衣装屋という慣れない仕事を一生懸命やってくれています。だから、うちの店は潰れないで済んだし、僕や僕のお母さんも寂しい思いをしなくていられるのです。『新太、叔父さんの御恩を忘れてはいけませんよ』と、お母さんはいつも言っています。僕も、本当にそう思うのです。大きくなったら、叔父さんのように心の優しい大人になりたいと思います」

新ちゃんが、ここまで作文を読んだ時こっそりベランダから教室に入ってきてその内容を聞いていて感極まって叫んだ一貫の「新太!」声に新ちゃんは驚いて後ろを振り返ります。その時、一貫を見つけて一瞬でた新ちゃんの安心した嬉しそうな顔。一貫は嬉しくなって「新太、お前、そんなふうに思っていたのか」と授業中だという事も忘れて新ちゃんの所まできて話しかけると先生に注意されるのですが、注意された一貫は先生に対して「うるせぇんだよ!馬鹿野郎」怒鳴るので、新ちゃんは恥ずかしくなってしまいます。新ちゃんが「中叔父ちゃん」小声で注意してようやく一貫は周りに謝るのですが、この謝り方がまた恥ずかしい謝り方で、新ちゃんは肩を竦めてしまいます。一貫が後ろの父親たちの列に戻ると新ちゃんは作文の続きを読み始めます。

「ただ、中叔父さんは怒りっぽいのが玉に傷です。誰かれの見境なくすぐ喧嘩をしてしまいます。ついこの間も神楽坂に遊びにきたジャイアント馬場に喧嘩を売ったので、これからは喧嘩をしないで、言葉使いももう少し気をつけて、いつまでも僕達と一緒にいて下さい。大好きな中叔父さん。4年A組、清水新太」

帰り道、一貫は新ちゃんに先生を怒鳴った事、参観日を忘れて川崎に行った事を謝ると、新ちゃんは「上手くいった?お友達の結婚式」といい、一貫の「怒ってないのか?」の質問に「怒ってなんかいないよ。だって、中叔父ちゃん、ちゃんと来てくれたじゃない。すごい遅刻だったけど」と答えてくれます。

新ちゃんは、利昌さんが一貫のせいで死んでしまった時に悲しい思いをしたり、第25話で一貫の行動のせいで嫌な思いをすることが多かったのですが、最終的には新ちゃんが大人になって一貫を許してあげる事が多かったですね。それを見ながら、つくづく出来のいい子供、悪い言い方をすれば、大人に都合のいい子供だなと思ったりしました。新ちゃんと長太郎は運動神経の良さと優しさ以外は本当に考え方から性格から正反対の人物でした。どちらも私の目から見たら魅力的でしたけど、新太と長太郎どっちの性格がより吉田友紀さんに近かったのでしょうか?それとも、どちらも遠かったりするのかな?